“軌跡”

のんびりまったり推し活。加藤和樹さんが好き。

ほんの少しだけ素直になろうと思った話

この記事は、前提として「最終的に凄く楽しかった。推しの良さも作品の良さもわかった」私が、ほんの少しだけ素直になろうと思ったお話です。
ただの自分語りです。ファントム期間中の私の気持ちをまとめました。

 

 

 


ファントムマイ初日。実は何もハマっていなくて、ひとり虚無に陥っていました。
ファントム大阪公演までに推しのお陰で復活して、そこではちゃんとフラットな気持ちで観れたんですけどね!何なら最終日には楽しすぎて「やばい推し天才」って言いながらフォロワーさんを放置してTwitterに感想投げまくるくらいには復活してたんですけど←
マイ初日、「新機軸」と言われて絶賛されている推しの良さが何もわからなかったんですよ。それどころか、好きで応援してきた和樹さんが何処にもいない。癖もなにもかもなくなっている。それまで積み重ねてきた全てを捨ててしまった、とさえ感じてしまったんです。
ショックでした。というか、半分パニックでした。何も感想が浮かばずに幕間が終わるなんて勿論初めての経験で、わけがわからないままアフタートークが始まったことだけ覚えています。
流石に何も呟かないのはまずいと思い、帰りの新幹線で必死に感想を捻り出して書きました。ここで書いた感想に嘘はないです。思ってもないことを書くくらいなら私はアカウントを削除して消えます(真顔)
でも、テンション高く感想を書くような気分でなかったことは確かで。そこは自分を偽って書いてしまいました。後々考えたら、これがよくなかった。
それから、作品の感想も推しを絶賛する感想も、自分が理解できなかったことを責める材料になってしまって、読めなくなってしまいました。何で私だけ理解できなかったんだろう?って苦しくてつらくて悲しくて。あれだけ舞台上に本人がいないと感じたのはすごい事なのに、どうしてそれを受け入れられないんだろう。これを受け入れられないなんてファン失格なんじゃないのか。もうファンを辞めるべきなんじゃないのか。
そう思っていた私を救ってくれたのは、やっぱり和樹さんでした。
とあるインタビュー記事で、「今までやってきたことを全て捨てて」としろたんから言われたこと。でも「捨てる」というのは全部なくすことではなく、一回忘れること。自分の中にはあるままだけど、それに頼るなということ。観ていただければわかります。と、和樹さんが答えていました。
私が「捨てた」と感じたことは間違いじゃなかったこと。ファンの為に、和樹さんがこうやってインタビューで語ってくれたこと。それに本当に救われました。
ここで「捨てる」という言葉をマイナスなイメージで捉えていたことにも気付かされました。今まで積み重ねてきたことをマイナスな意味で捨てたように感じてしまったから、ショックを受けてしまったんだなと。でもそれはちゃんと和樹さんの中にあるんだなと。そう納得できた時に、大阪公演が楽しみになりました。やっと心から楽しみになったんです。そう思えたことがめちゃくちゃ嬉しくて、ほっとしました。


そして大阪公演の最終日。二幕のこと。
「あれ?めちゃくちゃ面白くない?めちゃくちゃ楽しくない?推しの演技すごくない?」と、心の底から思いました。捨てたんじゃなくて引き出しが増えただけなのだと。そうフォロワーさんにも言われてはいたけれど、その意味がここにきてやっと理解できました。言われて「そうなんだ」と思うだけなのと、自分で納得するのでは全然違うので。
そして、客席だけでなく演者の皆さんからも盛大な拍手で迎えられる推しの姿。本当に嬉しくて、楽しくて、幸せで。幕が降りたあと、心の底から楽しかった!と思えて。「あれ?観劇後ってこんなに楽しかったっけ!?」って呟いてしまったほど(笑)
その後、フォロワーさんとお茶しに行ったのですが、感想が沢山湧き上がってきて、話すより先にTwitterに感想を投下してました。今のこの気持ちを残しておかないでどうする!という気持ちでした。本当に楽しかった。


つまり、何を言いたかったのかといいますと、「ほんの少しだけ素直になろうと思った」という話です。
きっとこれから先、自分に合わない作品とか、役柄に出会うこともあると思います。
その時に、無理して感想を書こうとすると、感想に関しては嘘をついていなくても、自分の気持ちに嘘をついているようで、苦しくなってしまうことが今回わかったので……。
なので今後、マイ初日に観劇に行って、感想が纏まらない!ってなった時は、無理に捻り出すのはやめます(笑)無理が一番身体によくないww
ということで、「あすか」としての在り方をほんの少しだけ変えます。基本は何も変わらないですが(笑)
これからも全力で推しを応援しますので、2020年も引き続きよろしくお願いします!