“軌跡”

のんびりまったり推し活。加藤和樹さんが好き。

再演タイタニック 大阪公演感想 10/20

再演タイタニックの観劇記録です。シアタードラマシティにて。10/20マチネ。当時Twitterに書いた感想の抜粋です。ツイート毎に区切ってます。作品の詳細な感想というより、呟きを勢いのままに残したものになっています

 

 

 

よーし、タイタニックマチネ行くぞー!

 

今日センブロなんで燕尾服正面から見たんですけど、似合いすぎていて意味がわからなくて血圧上昇したし体温上がった。しぬわ

 

今日のアンドリュース和樹さん、幕前演技で考え込んでる真面目な仕草多くて良きー!!!

 

あかん、めっちゃ泣いた。なんか今日めっちゃよかったむり

 

最後のところ、彼らには妻が見えている、と気付いた瞬間号泣だよ無理だよ。センブロから見て初めて気付いたしんどい

 

なんかもうめっちゃよかったマチネ…ほんと泣いた

 

最後、捌けようとした和樹さんを押し戻しに来る藤岡くんにわろたwww力強いwww
そして舞台に残っていつものお辞儀で笑いを取って(取ろうとしてない)捌ける和樹さん。最後の笑顔でタイタニックで号泣した気持ちから浮上できるから感謝

 

めっちゃいい笑顔……あの笑顔で救われているのですよ…

 

なんか今日の幕前芝居から見てたらね、アンドリュースさんが難産の中やっと産みおとした我が子感が凄まじくてね…。もう、もう……!
あんなにスピード上げるからだ氷山の警告を無視するからだぁぁぁぁ(´;ω;`)

 

一幕冒頭。スッと照明が暗くなった瞬間、本当にそれが海の底に沈むタイタニック号のように見えて。アンドリュースさんはまだそこで設計してるのかなとか…色々考えさせられたんですよね……

 

一幕アンドリュースさん、割とすっと真顔になることが多くて。イスメイさんに色々思うところあったりとか、ダンス前とか。そんなに笑う人でもないんだよなぁと考えると、本当に幕前芝居に感謝しかない

 

諍いの途中。胸を押さえて苦しそうにしてるアンドリュースさんにつらくなった。あれどこだ。「お前の船だ!」よりも前かな…

 

あ、あと先日のトークショーの台詞やっと思い出した。「あと90分ほどでこの船が沈むということです」かな?この90分がテレコになったという

 

あと、エドガーの栗原さんめっちゃ見ちゃう。ほんとにいい演技。好きだわー
いや!全員見ちゃうんですけどね!笑 中でも特に、という意味で

 

「未亡人にしなくて済む」の時に、空を仰ぐアンドリュースさんにもぐっとくるけど、その前で一度は脱ぎかけた救命胴衣の紐をきつく締め直す乗客(名前失念)にもぐっときて泣きそうになった。絶対に生きて帰るという強い意思……

 

あとほんと好きで毎回泣くんだけど、「あいつ乗客だぞ!俺たちの給料払ってんだからさぁ!」っていうバレット。無理です好きすぎて。無理

 

今日は滅茶苦茶台詞聞き取りやすかったんだけど、場所がよかったのかな?
あと隣で大ちゃん歌ってて圧が凄かった。大ちゃんすごい

 

タイタニックという作品自体があまりに神すぎるから、何故こんなに上演期間が短いのか理解できない。なんでこんな短いの?????

 

みんなに燕尾服姿の和樹さんを!!!!!もっと見てほしい!!!!!!!!国宝!!!!!!!!!(うるさい)

 

開場と同時に舞台にいる和樹さん見て「はぁぁっ…」ってなって一歩下がるのあるあるですよね?あまりに美しすぎて現世かな?ってなるやつ(初日なった)

 

最後のアンドリュースさんのソロ、視線の向こうに海に落ちていく人々が見えたんですよね。今日の和樹さんの演技凄かった。暗い海に飲まれていく人々が見えた

 

あと何回も言うけど落ちる時の演技リアルすぎるんだよ。必死に柵を越えて、でも落ちてしまうんだ……

 

最初の百名くんベルボーイが、みんなに挨拶して回ってたことを今日初めて知る。そして挨拶された相手が会釈して応えてるのもセンブロから見て初めて気付いたぁぁぁ何この和む風景ぃぃぃ

 

とりあえず喫煙シーンの感想も書きたいし、なんやかんやと書きたいシーンの感想多すぎるんだけど記憶が追いつかない

 

タイタニックの何が好きって、人の嫌なところが見えても全員憎めない感じというか、人間がちゃんと人間として生きてる感じが好きというか……。そりゃあ史実で生きてた人間なんだから当たり前なんだけども…うまく伝えられない

 

「信頼を寄せる相手を〜」のところ。船長がマードックに「その時にできる最善の選択をしたんだ」って諭すように言っている後ろで、小さく頷くアンドリュースさんが凄く印象的だった。ここの心情、大楽見たらきちんと自分の中で落とし込めるだろうか

 

今回再演観て感じたのが、アンドリュースさんと航海士達は仲が良さそうだなということ。最初に設計図が完成してるところでも握手してるし、よく話してるし。「最善の選択をした」ってところで頷いてるのも、そういうのも関係してるのかなぁと

 

ダンスシーン。アンドリュースさんって、ダンスあんまり好きじゃなさそうだなーって思うんですよね。上流階級の人だし、形としては勿論出来るし、カップルを組んでやっている時は笑顔なんだけども。終わった時のスンっとした表情を見てると、あっこういうのあんまり好きじゃないのかなって

 

アンドリュースさんが船が飛べたら(助かる)って言うところとか、マードックさんが柵から手を離せなくなるところとか、全部序盤に歌詞の中で示唆されてるのが凄い。他にもまだまだあるんじゃなかろうか

 

(以下、役それぞれの感想と考察)

 

○バレット
とりあえず好き(好き)
「ベルさんそいつぁちょいと時期が早すぎるんじゃないかい」かな?台詞ひとつひとつの、粗野な感じが好き
その中でもぶっちぎりで好きなのは「あいつは乗客だろ!俺達の給料払ってんだからさぁ!」聞くたびに泣く
そしてブライドとのやり取り。初演から大好き
やり取りが微笑ましくて好きだし、ブライドの愚痴を零すところも凄く人間らしくて。わかるーって
バレットが初めて機器を触るのに、ごしごし手を拭いておっかなびっくり触るところも好き
ブライドの話し方も好き。人付き合い苦手そうな感じめっちゃ出てて
あれ、バレットとブライドの感想になった…笑

 

エドガー、アリス
ボートのところからわざわざに階段を上って、エドガーの元まで駆けよって「エドガー、今までひどいことばかり言ってごめんなさい!」もうこれだけで毎回泣く。いいから行くんだ!ってアリスをボートに乗せて、見送るエドガーの表情よ…。アリスのことを本当に愛していたんだなって
あそこのやり取りを思い出すだけでもう涙目。アリスに振り回されながらも、エドガーが心からアリスを愛しているところが最初から色んなところに散りばめられていて。凄く好きな夫妻
あと、エドガーの煙草の吸い方もとても良きだからみんなに見て欲しい笑

 

○エッチス
この方も物凄く人間らしい方だなって思う。一等客には一流のサービスを提供するけど、二等三等は明らかに見下してるというか、態度や声に出ちゃうところ。救命胴衣のくだりで「ああ二等の連中がきた!」(二等のやつがきた、だっけ?)とか、三等の食事シーンとか諸々。わかりやすい差
それはメイドが救命胴衣を投げ捨てて行くところとかにも出ているけども。でもそういうことをしちゃう人だけれども、ハートリーさんの歌の時に「イエス!」ってハイテンションで言っちゃったりとか、そういうところ全然憎めない。好きだなーって思っちゃう
あと喫煙シーンが最高に好みなので、エドガーさんにライター投げて渡すのも好きだし、煙草吸ったあとに頭を掻く癖?があるのも好き。吸ってるときの指が一番好み(全然伝わらない)
喫煙シーンというと、バレットさんが煙草くわえたまま煙吐き出すのもめっちゃ荒っぽくて好き(細かい)

 

エッチスさんとバレットと言うと、漕ぎ手の場面。「何故席を譲ったんです!」「あいつ乗客だろ!俺たちの給料払ってんだからさぁ!」「馬鹿なことを……もう空きはありませんよ!」みたいな。このやり取りのところが印象深い。生きる権利を他の人に譲るのが、エッチスさんには理解できなかったのかなと

 

○アンドリュース
私が個人的に、一番人間ぽくないなって思うのアンドリュースさんなんですよね。基本タイタニックって人間が凄く人間らしいというか、みんな何処か共感できるところがあったりするんですが、なんかアンドリュースさんはひとりだけ違うような気がして。ひとり違う視点に立っている気がするんです
人間らしくない、というわけではないんですが、ちょっと逸しているところにいる感じが天才ぽいというか、観客に共感させる立ち位置にいないというか。だって彼はずっと船のことを考えている。死ぬ直前まで、何なら死んだ後もずっと。設計図を片手に
未亡人、のくだりで残してきた妻と子のことを考えてるような仕草はしますが、作品の上で彼に家族がいるという発言はないので……あくまでも此方の想像になるというか。結局のところ、ずっとタイタニックに寄り添って、そのことだけを考えて。死ぬ間際になっても設計図は握りしめたままで
アンドリュースさんはずっとタイタニックと向き合っていた気がする。やっぱり、自分が苦労して生み出した子みたいなところがあるのかな。アンドリュースさんを親として見た時の、タイタニックが沈むという悲しみには共感できるんだけど、そこ以外の行動は、何だか人間味がない気がして
言葉にして綴るの難しい…。アンドリュースさんはちゃんと生きている人間で、間違いなくそうなんだけど、少し違うところにいるというか、そういうことが伝えたかったんですよね。視点が少し違うような、そんな感じ

 

○ストラウス夫妻
初演から大好き。登場の時にアンドリュースさんが歯を見せて挨拶するところも好きだし、救命胴衣のくだりで一番にきちんと身につけているところも好き。そして「貴方の行くところに私も参ります!」は何回聞いても泣く。毎回泣く
メイド達に救命胴衣をつけてあげるところも好き。あと多分だけど、金銭になるものをボートに乗る人に渡すところも好き。アンドリュースさんに促されるけど断る婦人も好き。最期に抱き合うところも好き。ストラウス夫妻は美しい

 

○チャールズとキャロライン
2人のいちゃいちゃが大好き。肩に背負うようにして捌ける時も、お姫様抱っこして捌ける時も。かわいい。凄くかわいい夫婦。「絶対離れないでね!」のくだり、流れてきたアフトで応えてないと気付いて泣いた……チャールズ…

 

○ハートリー
ダンスのシーンが本当に好きだから出てきたらニコニコしちゃう。そして、まさかの喫煙者で萌えすぎて死んだ←
あっ、貴方!?吸うの!?えっ好き!!!ってなった(ギャップ萌え)吸い方にはそんなに癖がないイメージ。とても良き

 

○ベルボーイ百名くん
溌剌としていて本当に14歳に見えてくる。こういう子が職務を全うして、海に沈んでいったんだなと思うと本当につらい
ニコニコ挨拶して、先輩に注意されたりもしながら、あー可愛がられてたんだろうなと

 

○スミス船長
スミス船長がねー。こう、まだ私の中で掴めないものがあるというか!イスメイさんなんかは、人間味があって自分の中ではストンと落ちてきたんですが、船長!笑
イスメイさんの速度を上げろというのに仕方なく従ったというところだけ見たらイスメイさんが悪く感じるんですけど、貴方氷山の警告無視しすぎー!!!笑
もうちょっと注意を払ったらよかったんじゃないかとか、こう、凄く色々考えてしまう。自分の経験がものを言う、被害には遭ったことがないから大丈夫だ、という慢心。なんだろうか…
途中、無線で通信することも「安全な陸にいる奴らから支持を受けるのか」とか、そういうことを言っていたから、やっぱり経験した年数とか、そういうことに重きを置いていたのかな。自分の中の船長への掘り下げが甘い気がする。ラスト一回はしっかり全体を見ていきたい

 

○イスメイ
今回、アンドリュースさんと航海士達が一緒にいることちょくちょくありますけど、そこにイスメイさんが登場する度に目配せして「うわきたー」「まただよ」みたいな表情してるのが、最初から思うところあったみたいな感じで凄く良かったなぁと。大体うわぁ顔をしてるのはライトーラーさんでしたが(笑)
でもだからと言って、イスメイさんが全部悪いとは言い切れない作りにちゃんとなってるんですよねこの作品は。上に立つ者として、一等客に早く着くことをアピールするのもあるあるというか、速度の話とかで「おおー」って喜んでる一等客を見ていると、そうせざるを得ないところもあったのかなって
上客にええかっこしいな人っているけど、イスメイさんってそんなイメージ。そして下の者(従業)からは無茶を強いられるから嫌われるという。現代でもあるある案件
ボートのあいている席に乗ったのも、死が間近に迫ったらそりゃ乗っちゃうよねと。「何が悪い。どうせ誰も乗らなかった」だよ
自分があそこで働いていたとして、本当に乗客を優先させられるのか。だって誰だって死にたくないもの。生き残りたいもの。だからイスメイさんのことを悪いとは言えない。そして凄く人間らしい人だなと思う
あのあとに待ち受ける人生を思うと本当につらい。しんどいなぁイスメイさん……しんどいよ
でもやっぱりアンドリュースさん目線でついつい見てしまうから、どうしてそんなに速度を上げたのよバカっ!バカー(´;ω;`)って言いたくなるんですけどね!笑