“軌跡”

のんびりまったり推し活。加藤和樹さんが好き。

再演BACKBEAT 覚え書き

この覚え書きは、初演時にBACKBEATを大好きになった一ファンが、どうしても公演の記憶を忘れてしまいたくなくて、記録として残そうとしたものです。
公演中、独白を担当して覚えてきてくれたり、聞き取りにくい英語を集中して聞いてくれたり、語尾がどうだったか確認してくれたり。
そうやって少しずつ協力してくださった、10名以上のフォロワーさんのお陰でこの覚え書きは完成しました。感謝しかありません。
完璧に台詞が合ってるわけでもありませんし、日替わりのアドリブも聞いた日のものになります。ですが、作品そのものを思い出したり振り返るのにはきっと役立ててもらえると思います。
加藤和樹さんのジョン中心。ですが、BACKBEATが大好きなので、記憶に残る限り全体を残したつもりです。


この5人が集まった奇跡に感謝。愛してるぜBACKBEAT!ビーバッパルーラ!!!

 

 


1-A Johnny B. Goode
1-B Johnny B. Goode
2 Johnny B. Goode
3 Good Golly, Miss Molly
4 Blue Moon Of Kentucky
5 The Sheik Of Araby
6 How Much Is That Doggie in the Window?
7 Twenty Flight Rock
8 Long Tall Sally
▶︎featured song Hound Dog
9 You've Really Got a Hold on Me
10 A Taste Of Honey
11 Rock And Roll Music
12 My Bonnie
13 Ain't She Sweet
14 Twist And Shout
15 Money (That's What I Want)


16 Slow Down
17 Bad Boy
18 Love Me Tender
19 Please Please Me
20 Please Mr. Postman
21 P.S. I Love You
22 Twist And Shout

 

 

 


一幕


額縁に向かいひとり絵を描く男。通路にコツコツと足音を響かせながら登場する黒コートの男たち
通路を歩く時に、通路を挟んだ向こう側にいるポールに目配せし、ニヤリと笑ってる時点で優勝
最初から手拍子できるの楽しい
スチュがペンキをぶちまけたところで、足をあげたまま、バレエみたいにきれいにくるりと回転するのが好き。とても美しい
額縁のところで前髪整えてるのかっこいい。なんであんなにかっこいいの?(ジョンだから)
後半は前列のジョージの髪型弄ってちょっかいかけてた。かわいい
順番に額縁から飛び出していく。ポール、ジョージ、ピート。ジョンが黒の上着をピートに預ける時に、ウィンクしてるのはやばい。死人が出る
スチュアート・サトクリフ!お前の未来が俺にはハッキリ見える。夢の中、燃え盛るパイに乗った男がやってきて窓の外から俺に警告したんだ。ジョン・ウィンストン・レノン。君の友達スチュアート・サトクリフは芸術などにうつつを抜かし今やテレビン油に溺れそうだ。この泥沼からヤツを救え!イカれちまう前に〜!」「絵を描いてた」「見りゃわかる」「どう思う?」「いいね」(スチュの肩に触れつつ)
(ジョンにタバコを咥えさせて吸わせるスチュ。シガーキス)「なんか俺タバコ吸ってんだけど?」(絵を見上げ)「知りたいんだよお前がこの絵をどう思うか」「閉じこもってたと思えば急に火がついたみたいになるよな」「最高傑作だと思うわけ」「絵はいいから!」
そんなことより、と額縁を乗り越え舞台前方でウキウキとベースを取り出す。50ポンドのベース
「ベースギター新品50ポンド」「誰のベース?」「お前のだよ」「どっから捻り出したその50?」
先生に声をかけられると、露骨に嫌そうな顔するジョンかわいい
「私がこのアートカレッジに勤めて12年。君ほど才能の溢れた生徒に会ったことがない。惑わされるな!レノンのようなふざけた男に!」
「レノンには近づくな!」と釘を刺してくる先生。はぁ?という顔をするジョン。素直でかわいいね
「弾けないし!」っていうスチュに優しく教えてあげるジョン
「ベースはたったの4弦。ピアノなんて88弦あるんだぜ〜」「見ろよこの手。これは絵描きの手だ」「見ろよこの弦。こいつがAだ」「教わる気はないから」
「スチュ!いいから、音を出してみろよ」で音を鳴らしたスチュに嬉しそうな顔をしてるのかわいい。「そういうこと!今やお前はAを覚えた!」「たったの一音だろ」
「じゃあ次はもうひとつ下」(鳴らす)「それがD」(ジョン満足気)「素晴らしい」「なるほど」
「AとDふたつの音を弾き続けろ。俺が首を縦に振ったらA、横に振ったらD、で、足を慣らしたら一番上の弦だ」「何の音?」「E〜。上級者だぜぇ〜Eまでいけば」(かわいい)
「左手はどうする?」「左手なんてのは見せびらかしてカッコつけてるだけ!」好き
「サトクリフくんはそういうたぐいはお嫌いですよね?」「もちろんだよ、レノンくん」
ここのやり取り、ほんとにベースに触るの初めて感が強くなっててよき
「縦乗りA横乗りD足踏みE」
ジョンがスチュに指示するのに、頬や足を指差してるのよき
この時上部のセットで聴いてるメンバーたちが、優しく見守りながらリズムに乗ってるところ好き


ルイジアナ離れてニューオリンズ
緑深々森の奥
そこに丸太の掘っ建て小屋
住んでる田舎者Johnny B.Goode
読み書き出来ないおバカでも
ギター弾かせりゃ最高だぜ
Go Go
Go Johnny GoGoGo  (×4)
Oh Johnny be good」


「ほら、お前弾けてるし!」「俺をグループに入れるつもりじゃないだろうな」「入れよ」「お前以外誰も知らないし!」のあとから3人の自己紹介
ジョージ・ハリスン。1943年2月25日生まれ17歳!リバプールのウェイバートリー出身。好きなもの、ラムチョップスと紅茶、スピードの出る車。嫌いなもの、ヘアカット」
「ピート・ベスト。1941年11月24日生まれ18歳。インドのマドラス出身。好きなことはリーゼントを決めること。嫌いなこと、髭剃り(リーゼントを決めること、で髪を指差すのよき)」
ポール・マッカートニー。1942年6月18日生まれ18歳。リバプールウォルトン病院で産声をあげる。好きなものはチキンのグレイビーソースがけ。嫌いなことはヘアカット、ひげ剃り」
「今日ギター持って歩いてたら女の子に黄色い悲鳴あげられちゃってさ。流行りの髪型でマスカラモリモリ!まぁそれなりのおっぱい?よくいるタイプなんだけど、俺と目が合った瞬間全身ぶるっぶる震わせてキャーーーーー!って、エンドレス。いつまで叫び続けるんだよって。俺ビビって逃げてきちゃったけど、あの子まだあそこで叫んでるんじゃないかな」「人気バンドのメンバーに間違われたんじゃない?ロリーストーム&ハリケーンズとか」「最悪だろあんなバンド!」「でもリンゴってドラマーはいいよ」「俺たちはどうなる?リバプールはバンドだらけ、星の数ほどいる」(バンド名いっぱい言う)「リバプールだけでこれだけいるんだから、イギリス中って考えたら天文学的数字だよ」「ジョンは?」「新しいベーシストを連れてくるらしい」「どんな?」「芸術家気取り」「ちゃんと弾けるんだろうな?」
そしてスチュにベースを教える時の手。スチュの手を包み込んでるのって見せつけられてるのかしら←
服を直したり、顎の位置や足の開き方に拘ったり、スチュをかっこよく魅せることが得意なジョン・レノンくん
Johnny B. Goode、どんどんうまくなってくのすごい
咥えタバコでベース弾くスチュいいよね


「ギター抱えて線路脇
木陰で鳴らすはRhythm & Blues
Oh 鉄道技士は知ってるぜ
電車のノリヤツのノリ
誰かがジョニーに言うのさ
お前のギターは最高!」


「お前のギターは最高!」で膝ついてエアギターしてるジョン好き
「お前のベース最高!こんだけ弾ければ俺たちのグループで十分やってけるって」「いやだね」「何が嫌なんだよ!」「グループ名だよ!ザ・クオリーメン。石切工夫たち。ダサすぎだろ!あり得ないって!」「よし、じゃあもっといいグループ名考えようぜ」
「俺はオーディションだったのに」とぷんぷんするジョージかわいい
「うまいか下手かはそんな重要じゃないんだよ!」「じゃあ何が重要?」「見ろよこいつクールじゃん。うちのアイドルになるぜぇ」「まじかよ」ポルジョン会話。スチュ大絶賛なジョン(しってた)
スチュアート・サトクリフくんは俺たちのために痺れるグループ名を考えてくれた」「おいっ!」しれっとしてるジョンかわいい
「ザ・ビート…ビトアーンビトエーン…」(かわいい。あちゃーみたいな顔してるジョンもかわいい)
ザ・ビートルズ」「……虫の名前入れたら売れるんだよね!ザ・クリケッツとかもそうだし!(閃いた!なジョージかわいい)」「音楽はビートだよな!」「ビートオール!そこらのバンド全部ぶっ倒す!」「いいね!ダブルミーニングじゃん!」受け入れられるスチュ
何弾く?となり「じゃあミスター・クール。君の演奏を聴かせてもらおうか」とポール。少し慌てながら「あーあれがいい、Johnny B. Goode」とジョン。みんないいねー!ってなるけど、まだそれしか弾けないスチュ
よしってなったところでまた先生。屋上から見てるジョン
「レノンには近づくな!」と言われて階段のぼる途中で片足上げて振り向いてるのかわいい
画商のムーアさんが絵を50ポンドで買う。「いいね」「それに、大きい」
ゴッホは生きてるあいだ一枚も絵が売れなかった」「てことはお前は既にゴッホを超えた」「そういうことだ」
ここ「どんな気分?」と聞いて「嬉しかった!」みたいに答えてるスチュをみて、寂しそうな悲しそうな顔をするジョン。好き
「描いてるときは燃えてたよ。キャンバスに向かって炎みたいに。でもそれが売れた時は恥ずかしかった。自分の中の大切な秘密を手放したみたいで。買った方はそれで壁の隙間を埋めるんだ。でもそのうち絵があることなんて忘れるよ。壁紙みたいなもんだ。」これを聞いて嬉しそうに笑うジョン
「専属でやらないかってオファーがきてる」「どこから?」「ハンブルク」「ハンブルクって…ドイツの?」「ハンブルクだドイツの。週ごとに20ポンド」「……俺はお前に50ポンドの借しがあるな?ベースギターの」「うん、あるね」
先程を受け取った小切手をジョンに向けて差し出す。嬉しそうに階段を駆け降りるジョン。小切手ぱくっ(手で取ることも)
「スチュアーーーーーーーート!!!」叫ぶ先生にばいばーいと、勝ったとばかりにドヤってるジョン好きだよ。かわいいね
そして全員集合。「Hey Guys! Where are you going?」「To the Top  Johnny!」「Will That」「Top of TOP! Top of POP!Johnny!」「どっからスタートだ?」(みんなで肩組み)「ハンバーガーの故郷!ハンブルクー!」
額縁を全員で飛び越えていく
ここのダンス好きすぎて一生見ていたい(BGMはC'mon EverybodyとBe-Bop-A-Lula
みんなで車に飛び乗るのも好きだし、運転すんのがジョンなのわかる。グループの方向を決めるのはジョンだからね
車に飛び乗る時にスチュに「お前はここ」とばかりに助手席トントンしてるジョンね。それでこそジョンよ
車の後ろからドラムのスティックを一番に手に取ってかっこよくジャンプするピート推せる
車から荷物下ろしてきたところからのダンスも最高。かわいい振り付け
後ろ行って振り向いてからのビーバッパルーラ♪
ネオンに照らされてうひょー!ってなってんのかわいすぎ。股間にキちゃってんのもかわいすぎ。こん時の「あっ……」てなって股間おさえてからの半笑い好きすぎる。最高
この辺りの膝ついてバチコーン(ウィンクあり)とキメてるダンス大好きすぎるんだけど、すぐ忘れちゃうのつらい←
ビートルズたちがダンスをする中、コシュミダーさんの独白
「1898年ウィリアム・ラムゼーがネオンを発見した時、まさかこの街でこんな役割を果たすとは考えていなかったでしょう。ハンブルクではネオンは空にしるされたストーリーです(兵庫では「それはまた別の話」と聞こえる)。とはいえストーリーはたった3つしかない。音楽はバカでかく、ビールはキンキン、SEXは熱い!」
ジョンがダンスを終え、後ろを振り向いて指差したらそこはインドラクラブ。びっくりするくらい汚い
「えっここ?」「何かの間違いだよね?」みたいな会話をして困惑してる面々。ぐしゃぐしゃの新聞を蹴り飛ばすジョン。ステージに上がっての第一声が「くっさ!」(うわくっせ!かもしれない)
「やってくれー!」と上から声が。鼻つまんだまま「誰だぁ?」とキレ気味で見上げるジョン。そこにはブルーノ・コシュミダー
「ブルーノ・コシュミダーさんだ。君たちの雇い主の」「あんたは?」(反対側を見る)「私はこのクラブのオーナー」
「歌えー!」と言われ、みんなして「どうすんだよジョン」とジョンを見るとこ、大好き
無言でギターケースを床に置き準備を始めるジョンに「おいマジかよこんなところで」「ろくな演奏できないぞ」と言いつつ従う面々
ギターケースからギターを出して、アンプと繋ぐ時に「うわっなんかヌルヌル(べとべと)する」と気持ち悪がるジョン
そしてそれをジョージの背中で拭くジョン。ひどいwww
「やめろよぉ!」って怒ってるジョージかわいいよジョージ
「ねえチューニングは?チューニング」「今やってるだろ」「うわぬるぬるしてる」「何このぬるぬる」「しるかよ」「チューニング…」「うるせえ💢」ここのアドリブかわいい
ここの音繋がった時のキィーンって感じの音、好き
Johnny B. Goode」ってジョンが言って、まだ準備が間に合ってないぐだぐだの中音が始まるの。最高
さっきまで日本語だったのがこっから全部英語になるの優勝。マジでかっこいい。愛してるジョン
ここで音がガーッと走っちゃって、「おい💢」の一言で元のリズムに戻していくの、激しく興奮する。ここでポールがピートに手でリズムの合図出してんのも最高
「いいねーピードルズ」「ピードルズじゃなくてビートルズ」「ピードルズってのはドイツ語でチ●ポコ達って意味だ」「へぇーーーすごくおもしろぉ〜い💢」ここほんと秒で殴りに行こうとするのを慌てて止めてるの草。ポールかピートの役目。ジョージが「すごくすごくおもしろーい!」って言ってるのかわいい
これからここで演奏してもらう、と言われ「こんな豚小屋で?俺たちはスタークラブで演奏できるってきいたんだけど?」とオーナーにキレるジョン。「おいおい。店の名前を考えたまえ。スタークラブは“スター”のクラブ」ステッキでジョンの胸をトントンするオーナー
ここでみんなが「おいジョン…」って困惑気味に言ってるのも好き
「お前たちには週7晩、一晩6時間演奏してもらう」「6時間!?そんなに弾き続けられるやついるかよ!」「ろーくーじーかーん!その為にあんな大金を払ってるんだからな」「6時間…てことは……100曲?俺たちの曲は……精々50しかないぜ?」「50もないだろ!?」「あるよ💢」ピートとのやりとり
「だったらゆっくり演奏すればいい」
何のためにこんなに金を払ったと思ってる?と言われ、アンプの上に座ってむすっとしてるジョン。「俺が悪いってのかよ?」ってオフマイクで言ってるの好き
「ビールは飲み放題。お泊まりは道向かい、かの有名なバンビホテル!」「バンビバンビ♪」「バンビホテルぅ?」ノリノリなコシュミダーさん
「バンビホテルをご存知ない?バンビは実は映画館で、お前たちはスクリーンの裏で寝てもらう。トイレ付きの廊下だ」「はぁ!?俺たちにそんなところで寝泊まりしろって言うのかよ!?」「お前どんな契約したんだよ」(キレるピート)「ホテルじゃないの?!」(コシュミダーに詰め寄るジョージ)「要は想像力だよ!バンビをホテルだと思いこむ自由を大いに楽しみたまえ!」
「これが一番重要なところだ。ドイツには最少労働年齢っていうのがある。おいお前、年はいくつだ?」(慌ててジョージに耳打ちするジョン)「18!」「いいだろう。18歳以下は逮捕されるからな」「おお…(という顔)」ジョージかわいい。ここで素知らぬ顔してるジョンもかわいい
ジョージに後ろ下がってろ、としながらポールと前に出るジョン。「俺たちの演奏どうでした?」「君たちの演奏は生で洗練を知らない。それはいいだろう。しかしどうしてそんなじっとしてるんだ?ここに来る客は船乗り娼婦にヤクザ連中。そんな演奏では満足しない。あらゆる手段を使って楽しませろ。ここはキャバレーだー!」(はぁ!?ってなってカールに確認しにいくジョンかわいい)「踊れってこと?」「踊れないならジャンプしまくれ」「ジャンプ…」
俺ギター弾いてるのに?と言わんばかりにギター弾いてる手をするジョージ。かわいい
「マックショウだよ!」「マックショウ?」「Make it show、マックショウ!」
「マックショウができれば、ピードルズは生き残れる」「ピードルズじゃなくてビートルズ💢」すぐ止めに入る面々
「いいから、やれー!!!」騙された、の顔で楽器を手に持つ面々
「2月には18になるし…!」「6時間も何やるの?」「ギターソロだな」「じゃあドラムソロ」「知ってる曲全部掘り起こそう」「指から血が出るまで弾くしかねえな」
「ショーターイム!」ジャーーーーーン。オーナーが急に紹介を始め、大慌てでギターケースを奥に仕舞いに行って着替えるビートルズ
「レディース&ジェントルメーン!どちらかハッキリしない常連さん達も新しいインドラクラブへようこそ!世界一の歓楽街レーパーバーンの目抜き通り、グロッセフライハイトのストリップ小屋がキャバレーに生まれ変わりました!そのお披露目にイングランドリバプールからイカしたロックンロールを引っ提げてはるばるやって参りました人気者が、今宵ハンブルクに初登場!それではご紹介しましょう、プリーズウェルカム!ザ・ビートルズ!」
シーンとしてる客席。「グッドイブニーングレディーの皆さん、デカチン諸君〜!」(ここほんとに客席シーンとしてるの最高)
「リバーのプールから若き海賊5人組が登場だぁ。むかーし昔、イングランドチャーチルおじさんが爆弾落としてヒットラー坊やの金玉をぶち抜いたぁー!だらららららどーん!(口で効果音)あの時以来の衝撃でぶちかますぜぇ〜!」「バカっ!」(みんながやばい!ってなって「おいジョン!」って話を止めようとするけど、全く無視してそのまま言っちゃうジョン)
「……………ノーリアクショ〜ン。いいねえ。ジョークのお嫌いなアンタ方、多分俺たちの曲はもっとお嫌いだと思うよ!」ここの目ぇ剥いてキマってる顔大好き
Good Golly, Miss Mollyを披露
水兵がステージに上がってきたときに「おい💢(なんだよ!)」って言うのめっちゃ好き。オラついてる好き〜
曲を終えて休憩。スチュジョンは2階へ。小休憩して「6時間も何やるんだよ」とぼやいていた3人のところにコシュミダーがくる
「休憩は終わりだ。……他の2人はどうした?私は5人分払ってるんだ!」と言われ「俺たちトリオでもいけるんです。コシュミダーさんマジで!」と返すポール
ここから3人がそれぞれ曲を披露するものの、ジョンのファンは上を見るのに必死←
自分よりも身長の高い女性に言い寄られ、問題のシーンへ
「な、なんかこの子跪いたぜ?」「大丈夫かジョン」「あっ、なんだよこれぇ…最高かよぉ〜///」かわいい
そしてブラを頭に乗せてもらって興奮してるのかわいい。ブラはHカップ(オフマイクでめっちゃ言ってるジョン)
君のは?とばかりにもう1人の女の子に近付くけど断られる(ここはアドリブ)
そして下ではコシュミダーが寝て、「おいお前起こせよ!」というポール。そしてジョージが歌う。そしたらコシュミダーは起きたんだけどそのままどこかに消えて、ポールが「おい💢」とキレていた
「やべぇー!」「やべえよこれ!」「リバプールとは違うよな!」「だよな!」と興奮するスチュジョン。そんなジョンの肩を叩き「ジョン、ハンブルクに連れてきてくれてありがとうな!」「何言ってんだよ」。ほんとここのやりとりかわいい
そのあとブラで汗拭いたり胸につけてみたりしてるのかわいい
一方ステージではメンバーに迫る酔っぱらい水兵。「次はピートがやります!」「は???おい何言ってんだよ。お前ら覚えてろよまじで???EくれE」「Eでしょう!」「うるせーばーか」ジョージかわいいよジョージ
How Much Is That Doggie In The Window?のピート、歌くっそうまいしダンスできるし、無敵すぎていつもここおもろい(流石こーへーくん)。手拍子も楽しい
あれ?何か音聞こえる、戻るぞ?ってしてる2人
「お前ら何やってんだよ💢」ブチギレジョン。「おせーんだよ」
「お前が抜けたらこれ持ち曲にするわ」と言いつつ戻るピート。「最高だったわ今度から犬の遠吠え(鳴き真似)練習しよ」はポール(ここはアドリブ)
「おいピート、Twenty Flight Rockやれ」「オーライ」怒ってるジョンかわいいね
準備するみんなに「俺フェ●してもらったぜぇ?」「え?なにそれ?」「フェ●チオ」「え…?それって…女の子が、その…」「そう、それだよジョージ!」「ここじゃそんなこともできるの!?」ここの後ろでマジで!?ってなってテンションぶち上がるピートが、あぁやっぱ10代の若者だね!って感じでめっちゃ良き
「ここじゃなんだってできる。ヘイガーイズ、どこ目指す?」「トゥザトップジョニー!」「駆け上がっていくぞぉ!」
前半の下品な会話からの駆け上がってく熱量がめっちゃ好き。もうめっちゃかっこいい
あとここで足でペダル?踏んでアンプと繋ぐの大好き。荒っぽくて
そしてTwenty Flight Rockもかっこよすぎる
曲途中で6時間経過。座り込むポール、ジョージ、スチュ。フラフラになりつつも立って歌ってるジョン。ぶっ倒れそうになりつつも、サビでは復活してなんとかドラムを叩き続けるピート
ビールを差し出されるけど断るジョン。受け取って飲んでてジョンに怒られるポール
サビ歌いながら「おいポール💢」「ジョージ💢」「スチュ💢」とひとりずつ名前を呼んで、みんな名前呼ばれてなんとか復帰していくところ好き。特にここで、一度ピートを見るんだけどピートがちゃんと叩いているのを見て名前呼ばないところ。最高(実はこれしてたの兵庫のみだったんですが好きすぎるのでここにも書いておく)
改めて、バスドラから力貰って最後の一滴まで搾り出してるのがわかるからつらい。ピート…
「ジョージ!」って呼ばれての気力振り絞ってのジョージソロかっこいいよおおおおおお
無事に終了。「やってられっかぁー!!!」と叫んで一斉に服を脱ぐ
「おかーさーーーーん!!!」「うるせえ💢」「お母さんはな、お母さんなんだよ!」「おいお父さんはどうした?」「おとーさーーーーん!!!」ここのやりとりアドリブだけどほんっとにかわいい
ここでジョンが「おら早くしろっ!」て言いながらみんながベッドに飛び込むのを待ってるところ、狂おしいほど好き
「ファ●キン、バンビキノーーー💢」就寝
「ねえちょっといいかな?昨日のことなんだけどさ」「待ってたよジョージ!」(待ってました!と一番に起き上がるジョン)「聞かせてくれよ昨日のことを!」「ここにきて1ヶ月、みんなと一緒に生活するのも慣れた。でもあれはないよね!?普通仲間が童貞捨てようって時にさ!ヒューとか口笛とか!!」「だぁってジョージ俺たち嬉しくってぇ(このジョンの言い方好き)」「もう少しロマンチックなのを想像してた!流石に女の子と二人きりにしてくれると思ったのに!」「俺たちは何でも分け合う!お前のものは俺たちのもの、俺たち5人で週給20ポンドだからな」
ここでピートが今にも吹き出しそうになってるのを必死に我慢してるのがかわいい
「よかったよジョージ」って言いながらその時の真似(色んな体位)をして喘ぐジョン。怒ったジョージに突き飛ばされて壁にぶつかるの草。そりゃ怒られるよw
ここで「ありえないだろー!一晩6時間演奏し続けてスクリーンの裏でごろ寝とか!」とキレるスチュ。まぁまぁってしながら抱きしめて胸ぽんぽんしたりするジョン。スチュのこと好きすぎ。甘すぎw
音がする。「あ、映画始まる。わかっちゃうんだよね」三角座りジョージかわいい
「何の音?」「朝食のルームサービスか?」「いや警察かも。ジョージの年齢詐称の件で」
やばっ!となって隠れるけどなぜかみんなと逆向きにベッドに隠れるジョン。「おいなんで逆向き…」と言われつつ隠れる
ここのアドリブで「足出てる」「おいお尻…」「足臭え」とか散々言ってるのほんとおもろすぎたwww
ビートルズを探してるんです」「昨日コンサートにいました」「ビートルズのファンなんです」クラウスくんかわいい
顔を出したジョージが「警察じゃなさそう」と言ったのを聞いてベッドから飛び出すジョン。映画の音に合わせて銃撃つふり
「名前なんだっけ?」「クラウスです」「ドイツ人っぽい」
ベッドの枕の下に置いたタバコを取るジョン。三角座りをして拗ねてるジョージ
3人で仲良くベッドメイキングしてるところかわいい
「クラウスくんは朝ご飯を持ってきてくれたのかなー?」(クラウス、レコードを渡す)「これは、レコードじゃないか!クラウスくん、これは食えない」
「ジャケットは僕が描いた。画家なんだ」「じゃあスチュに見せてやれよ。こいつも画家なんだ」
「流し一番に使うぜぇー?」「おい汚すなよっ!」「あいつ昨日も一番に使って〜」かわいい
クラウスとスチュが話す。「どう?」「いいね」「今夜も来るよ。でも今日は特別なんだ。恋人を連れてくる。名前はアストリッド。彼女に会ってくれる?」(ここでスチュを顎クイするクラウス)「もちろん」
着替えてトイレに行くジョン。トイレでカールとの会話。上から驚かされてびっくりするジョンかわいい
「あーーー…俺明日から女子便使うわ。そっちのが綺麗だから」「いいんじゃない?誰も使ってないし」と言いながらタオルで顔を拭き、カールにちょっかい。クソガキかわいいね
「大丈夫か?」「ぶっ倒れる寸前だよ俺たち」「いい技があるんだけど」と言って出ましたお薬。プレルディン
その話の時に「どんな技?」と言いつつ両手で壁ドンするのなに?無駄にかっこよくてテンション上がる←
「プレルディン。食欲抑制剤」薬を見てざわざわした空気感。近寄ろうとしたスチュを腕で制して自分が近付くジョン
「ショーの前にまず2錠、ビールを飲み続ける。それから1時間ごとに1錠ずつ。一晩中起きていられる」「…ヤバそうだな…」「きくぜぇ?バッチリ」
ニヤニヤしながら薬を受け取り、口笛を吹きつつみんなに渡していく。ピートだけ拒否し「おい💢」と怒るもそのままビールを持ち込まれてみんなで飲む
「お前も飲むんだよ!」「俺関係ないよ?」と言いつつ一緒に飲むカールかわいい
ふぉーーーー!となってみんなテンションぶち上げ。ジョンはめちゃくちゃ足にくる。ぶるっぶるに震えて生まれたての子鹿のよう
「お前らちゃんと弾けんだろうな?💢」とピート
そのままもらったブラをつけて演奏開始するジョン。ピートに「それいらないだろ💢」とキレられるも無視。なんでやwww
Long Tall Sally。やっばい。ポール好き。ぶっ飛んでる好き
前に出てきてジョージとジョンで一緒に弾くのすき。ブリッジしながらギター弾くのは健在。どうなってんのあれすごい
ジョージが弾き終わったあとに思いっきり服はだけさせて半裸になるの、いつもふぉー!と思って見てた←
「ジョン、新曲合わせるぞ」「お前に任せる。マエストロは休憩だぁ。ドーン!ストラーイク」(つけてたブラを外して投げる。見事ジョージがキャッチ)
タバコに火をつけようとするも、足がぶるっぶる震える。「おおっとやべえ。へへ。へへへ」ふらふらしてる
「こんにちは。私はアストリッド。あなたは…どの人?」「怒ってたのが、俺」
振り向いてアストリッドを確認。「客席にいただろ。俺たちをじーっと見てた。君は、物事を客観的にみて、あとで整理して考えられるタイプ。だろ?うちの常連客にはいないな〜。俺たちのとこにくるのはポン引きとか酔っ払いの船乗りとかだから〜…なんできたの?」ここの「なんできたの?」の緩急がガチで薬きまってるみたいでこわくて好き
「ここで凄く特別なことが起こってるって聞いたから。……本当に起こってた」嬉しそうなアストリッド
「僕はジョンレノン。ほんとは怒っちゃいない」
タバコを渡すジョン。そのタバコを咥えて火待ちをするアストリッドに、ふっと笑ってシガーキス。その後本当にキスしようとして避けられるの好き。その時のお顔も含めて好き
「そうね、あなたは怒ってるんじゃない。何か大切なものを失ってしまった……そんな感じ。そしてその喪失に代わる何かをこのバンドと共に見つけようとしている」「……そうかもな」ふらっと近付いてにこーっと笑う。そのまま階段側へ
「あなたがリーダー?」「いや、リーダーはいないかな。何かやばい時だけ突然リーダーにされるけど~」
「他のメンバーのことを教えて」「ピートはドラマー。それだけ知ってりゃ十分。ドラマーってそういうもんだから。ポールは演奏がイカしてる。ほら(演奏が聞こえる)。あいつはチョコレートケーキからだって音が出せるぜ。チョコレート…ケーキ!(謎のチョコレートケーキが喋るアドリブ。かわいい)。ジョージは何でも交換できる。プラグだろ電球だろ?なんでもござれ。それから…スチュだ」「あのサングラスの人ね」「そうそう」
「いいわねあの人。彼は全く動かないしリズムに乗らない。でも明かりがどこを照らすかはわかってる、そんな人」
「あいつ歌苦手だから。でも天才だよ?」「何の天才?」そのあとスチュがくる
「レノン先生!」「なんだいグリムズウィード!」かわいい。スチュの動きまねっこかわいい
「マエストロ、オーケストラはチューニングを開始しました。公演の再開にはどうしてもあなたにいていただかないと!」「ありがとうグリムズウィード。君は一流の執事だね」「ありがとうございます先生」胸を触ったりツンツンしたりかわいい
「スチュ、アストリッドだ」「はじめましてアストリッド。誰?」「さぁね」ここの肩組み好き
「ポールがキレてた」「うっわぁめんどくせぇ〜」←ここ好き
「君も中に戻る?」「今夜2つのことがわかった。ひとつは私がロックンロールを大好きだということ。もうひとつは、ロックンロールだけでは満たされなくなる日が来るだろうってこと」(近寄るスチュ)「行きましょ」「……ふぉー!!」アストリッドと話したあとにテンションが上がってはしゃいでるスチュかわいい
みんなで屋上へ。「あそこが君たちが演奏しているインドラクラブ」
「あそこがグロッセフライハイト通り」「グロッセフライハイトってどういう意味?」「大いなる自由よ!」「自由だー!!!」ジョージかわいい
「どんだけ昇った?」と質問するポール。「18階60メートル」と言われてふぁーやべー!となってるポール。遅れて到着してヘトヘトなジョンが、後ろで膝とか脹脛とかを叩いて呼吸を整えてた
「爆撃されたところはそのまま残してあるの。戦争を忘れないように」「でも街並みは新しい感じだよね」
ここでも言っちゃいけないこと言ってピートに叱られる。「古い街は俺たちが全部爆撃しちまったからなぁー。ヒューーーダラララララドーン!(口で効果音)イギリス空軍に敬意を表してほしいね。いい仕事してるよー」「お前そういうこというなって言ってるだろ!」ジョンに反省の色はなし
クラウスが「港を見てもらおう」みたいなことを言ってみんなで移動。スチュに「海が見えるらしいぜー」というけどスチュはアストリッドの元へ。つまんなそうな顔をして背を向けタバコを吸うジョン
「あれはどういう意味?ロックンロールだけじゃそのうち満たされくなるって言ったよね」「漲るパワー、セックス、興奮。すっごく魅力的。でもどんな芸術だって同じ。洗練が必要よ」「それが君の思うところの芸術?」「芸術のことはそれなりに知ってる。ここへ貴方達を誘ったのは全てを見渡して貰うためよ。私が生まれたときここは瓦礫の山だった。私たちの世代は全てを見て知る必要ある。何があなたをハンブルクに導いたのかしら」「ジョンかな」「ジョンの言う事なら何でも?」「ジョンは最高の友人で最高に俺をイラつかせるやつなんだ。あの剥き出しの荒々しさで人を傷つけずにはいられない。俺を連れてきてバンドやらせてやりたい放題だ」
「でもあいつは偉大な船長みたいなとこがあってね、こう言うんだ。“俺たちは大海原に乗り出した!もし自分自身を見つけたら進んでタラップを降りろ”」「あなたをここに導いたのはジョンじゃないわ」「じゃあなに」「運命よ」(初演引用)
「船長はジョン。俺たちはさながら大海原に漕ぎ出す船。でも自分の道を見つけたら進んでタラップをおりろ」かな。大体こんな感じ
「君たちも来いよ。みんなに街を見てもらってるんだ」「俺たちはいい」「……わかった」
仲間のもとに戻ってきてわちゃわちゃするとこ好き。シーってやりながら口の中いっぱいに煙吸って、ピートの髪に煙吹き込んでモクモクさせるくだりかわいすぎる
ここの日替わりでジョージが「俺にも!」っておねだりしてやってもらってるのかわいすぎた
色々仲間に構うジョンがとにかくかわいい
スチュたちと合流する直前、遠くを見てぼんやりしているジョンが切ない。無じゃん…
「あのさ、才能があるのは君たちだけじゃないぜ」(写真を見せるクラウス、手に取るスチュ)「(写ってるモデルが)君だ。誰が撮ったの?」「私」「モデルも写真も……すごいな。俺は画家だから、写真ってなんかグッとくる…。ね、他にはないの?」「家に来れば何百枚もあるわよ」「もっと見たいな」「じゃあうちに来ないと」
「さて、リアルなハンブルクをロングショットで見てもらったところで、次はクローズアップだ」「どこにいくの?」「パーティーよ。ドイツのインテリがみんな集まって青いお酒を啜っているようなところ」「くっだらねぇなぁ!」(話の腰を折る勢いで言うジョン)「アストリッドは写真家なんだ!今度俺たちの写真を撮りたいって」(ジョンとアストリッドの間に割って入るスチュ)「やろうよ!宣伝にも使えるし!」ここでポールにお尻でドンってされて弾き出されるジョンかわいい。写真でポールの頭ぺしっとするジョンかわいい
「見て!あそこにドームっていう今は営業していない遊園地があるんだけど、古ぼけた乗り物やメリーゴーランドとかたくさんあって、撮影の背景にしたら素敵よ!」
「まずは実存主義のお歴々に会いに行こう」「黒い服来てジャンポールサルトルについて語ってる人達」と言うクラウスとアストリッド
「あーそいつのことならよく知ってるぜ?」とアカペラで歌うジョン
I gonna tell back comin サルトルが 実存してるぜ〇〇〇ベイベー♪
ここはLong Tall Sallyの歌詞だけど日本語混ざりなので何が正解か微妙なところ
「I'm gonna tell Aunt Mary
'Bout Uncle John
He said he had the mis'ry
But he got a lot of fun
Oh, baby, yeah, now baby, woo, baby
Some fun tonight」ここを歌ってるような気がする?babyからは合ってるぽい
階段を降りてって最後にきたスチュを捕まえる。その前のアストリッドは紳士的な感じで「あちらへどうぞ」ってしてるのに相変わらずスチュを捕まえる時は激しい
「スチュ。気に入った?」「イカしてたよ、ジョン」「だと思った」行こうぜ、とはけていく
sing a song,Hound DogプレスリーHound Dogを歌い、アストリッドの撮影会スタート
何百回も言ってるけどここのステージフォトください。最初の車の前からの振り向きジョンのかっこよさがやばすぎてしんどい
カメラにひとり近付いてセクシーポーズ決めてるやつ500枚ください
車に乗ってポーズ決めてるところ死ぬほどかっこいい
車から屋上に上がる時に柵を乗りこえるところの身体能力の高さ好き
そのあと屋上から階段に駆け抜けていく直前、アドリブで両手でお尻叩きながら後ろ向きでジャンプしてきて、何器用なことしてんねんかわいいな、となった←
でも結局そのあともかっこよすぎて、そんなバカみたいなことしててもかっこいいのずるいな、と思った(感想)
そしてカイザーケラーへ昇格。この真ん中で語ってるジョンがかっこいいんだよなぁ
「四十八日四十八夜、インドラクラブで演奏をし続けた俺たちは、ブルーノ・コシュミダーのもうひとつの店、カイザーケラーに移った。酒に喧嘩に薬にSEX!相変わらずふざけた場所だけどちょっとは格上。俺達はTop of POP目指して演奏し続けた」
カールのMC。「もう一度ご紹介しましょう!インドラクラブで大注目のロックンロールバンドがカイザーケラーにやってきましたー!リバプールの5人組、ザ・ビートルズ!」
ここのMC、拍手のノリがよかったら「お前たち最高だぜ!」とかめちゃくちゃ褒めてくれて嬉しかった。私も拍手で参加できて嬉しかった☺️
You've Really Got a Hold on Meを披露。しっとり
途中でスチュが抜けてアストリッドの元へ。「俺たちだ。君の目に写った俺たち」で曲終わり
出来上がった写真を「俺がいちばーん」って感じでひったくるの、とてもジョン(好き)
でもその写真を見て嫉妬して一気に機嫌が悪くなる
「ジョン?」「……いいんじゃない?」ふっと笑ってスチュに写真を突き返し、真顔で去っていく。「行ってやれよ」「あいつほんとめんどくせえな!」。走って追いかけるピートとジョージ。ジョージはスチュに謝りつつ写真を渡す。でもみんなで機嫌取りにいってあげるのかわいいね
「一枚もらっていいかな?」「もちろん」ウキウキで写真を一枚譲ってもらい「君は一流の女性だよ!」と笑顔でギターを持って去ってくポール
「何がどうなってるの?」「ジョンは君に嫉妬してる。君のことをただの美人だと見くびってたのに、今気づいたんだその才能に。他人の才能はあいつにとってはちょっとした脅威になる」「じゃあポールは?」「あいつはわかりにくい」
ケンプフェルトを発見して売り込みに行くポール。「ベルトさん!」って小さい声で言ってぴょん!と飛び跳ねるのかわいい
「お仕事中すみません!ベルト・ケンプフェルトさんですか?」「どなたですか?」「僕はポール・マッカートニー。前に手紙を送ったことがあります。ザ・ビートルズ。レコーディングのために歌手を探していると聞いたので!」「思い出した。ザ・ビートルズ。ライブに招待してくれたが、かなり際どい地区のクラブだったよな」「いやいやすっごくいい感じになってきてるんです!俺たちが呼ぶのは知的な客たちだから」「そりゃビックリだね」「写真も新しく撮ってもらったんです。有名な雑誌にも載ってる写真家なんです」「5人組なのか」「最近は5人組が当たるんですよね?」「売春宿の地下でロックンロールをやってると聞いて、正直気乗りはしなかったよ。だがこれは…一曲聴かせてもらえるかい?」「オーケィ!」
A Taste Of Honeyを披露。うまい
曲の間にスチュがアストリッドに会いに行く。犬に吠えられ「シー!!」と必死に叫ぶのかわいい
「私の家の前で何してるんだろ?」「さぁ?散歩には出たけど…」「いつからいたの?」「ついさっき」
「クラウスは?」「出かけたわ。今日は彼と映画を見に行くの。あなたもくる?」「クラウスはいいの?」「クラウスがあなたを紹介したんだから大丈夫よ」「……君といられるなら」「それよりあなた凄く疲れてるはず。帰って寝た方がいいんじゃないかなぁ?」「いや、君といたい」
「明日は空いてる?」「明日?」「エルベ川にドライブにいかない?」「綺麗なところ?」「光が素晴らしいの!あなたは暗闇の中で過ごしてる。絵描きには光が必要よ。2人でエルベ川に写真を撮りに行きましょうって言ったら、あなたどう答える?」「……ビーバッパルーラ!」
約束を取り付け、ハイタッチ。ウキウキなスチュ
ここでポールの曲に合わせて踊るスチュ好き。
「あの人が好きだー!」「でもあまり喋りたくないんだ。胸の中が柔らかな愛情でいっぱいになって正気じゃいられなくなってしまうから。俺の部屋には窓がなくて、でも今日は彼女の香水の香りが、眩い光が壁を抜けて漂ってくる」
「でもレンガの壁を這いつたう薔薇の黒いつるのようにいつの間にかしめられていく」
「彼女の瞳は燃え立つ炎!でも、ふいにみずみずしく濡れていて…。昨日彼女からハートの形のチョコレートをもらった。赤いセロファンの包み紙に言葉が添えてあった。スチュアート、ごめんなさい。伝えたいことはあるのに、言葉がうまく見つからないの……。俺は燃え立つ火だ!神父たちの言い分は大間違い!女の美しさは悪魔からの誘いなんかじゃない。男の魂に宿り、奇跡を起こす何かなんだ!でも彼女には恋人がいる。彼のことを愛してるんだろうし、彼もきっと。彼女は俺が好きだ。それはわかってる。だからって俺に何ができる?」
そしてポールも約束を取り付ける。しかしスチュは来ない。バンビホテルまで探しに行くポール
「バンビは?」「今ポールが探しに行ってる」(ポール、ドアを開けて慌てて戻ってくる)「いないよ!」「バンビにいなかったらどこにいんだよ!」みたいな会話。他人事みたいな顔でビールを飲むジョン
「いつものことだろ」「今日はいつもとは違うだろ!」そうジョージに言われるも「あ?」って顔をしてるジョン
「来た!」「スチュ?」(ここの本当に嬉しそうな声よ…)「ケンプフェルトさん!」「ほんとに来てくれた!」「意味ねーだろ!」「えっ」「スチュがいないと意味ねーだろ!」
怒ってジョンの胸ぐらを掴むポール。「俺たちの曲がレコードになるかもしれない。そんな人を俺は引っ張ってきたんだ!」「待てばいい」「もう15分待ってる!こんなのプロとは言えないだろ!ベースは俺が鳴らす」「ポールそれ右…」とジョージ。(ポールに詰め寄るジョン。後ろに今到着したスチュの姿)「教えてやろうか?俺がお前を嫌いだなーと思う瞬間」「なんだよ、言えよ」「正しいことを言いやがる時だよ!」「きた!」(アピールするジョージ)「おい何してた?」「アストリッドといた!」「あぁそうかよ。そりゃよかった」「ベースは俺でいい?」「…まともに鳴らせよ?」スチュに指差して定位置に戻るポール
この後ろで「ほら来たじゃん」みたいな顔してジョージにアピールしてるジョン。は?ってなってるスチュを宥めるジョージ
ここの始まる前のバンド合わせの音めっちゃかっこいい
Rock And Roll Music。ほんとかっこいい
前に出てきてケンプフェルトさんにアピールしながらノリノリのジョージかわいい
終わってすごい速さで出てくるジョージ、ピート。祈るポール
「どうでした?」「よかったよ。一緒にやろう」ポールと握手。わっと盛り上がる。「いつなら来られる?」「明日にでも!」「急ぐねぇ若者は。明日だね、わかった」
「あ?なんだよ?」(スチュと話してて聞いてなかったジョン)「俺たち、レコーディングのバックミュージシャンで…デビューだよ!」えっ!となって喜んで抱き合うジョンとスチュ
「ただしこちらのいう通りに弾いてくれよ」とケンプフェルトさん。「そんなに偉大なレコードじゃない。でもブラックなやつだ。流行るよ」「偶然の一致!俺たちの好みの音楽だ」とジョージ
「アンタ間違ってるよ!それは偉大なレコードになるんだよ!だって俺たちだから。このグループだから。わかるか?」目ぇバッキバキで詰め寄るジョン。こわい
「必ず行きます!こいつそう言ってるんです!」フォローに入るポール。「えっ?」「喜んで行くよ。そう言ったつもり」おどけて笑うジョン。お前ほんとやめろよな!とオフマイクでこそこそポールに言われるも、全く気にしないジョン
レコーディングは「じゃあ、明日の10時に」と決まるも、「明日?明日じゃなきゃダメかな?」とスチュ。「これより素敵な予定でもあるの?」というクラウスと笑う面々。ご飯に行こうと会場を離れる
「スチュ行こうぜ」というも皆から離れるスチュ。「おいどうしたんだよ」と笑うジョン。しかしその顔はスチュの変化を感じ取って一気に曇る。無言で離れていくジョン
「ビーバッパルーラ!ビバッパルーラ!」とウキウキのスチュ。レコーディングは飛ばしてアストリッドとエルベ川でデート
「他のみんなは何してるって?」「レコードを作ってる」「……どうして行かなかったの!?」「君がここに来ようって言ったから。エルベ川で写真を撮ろうって言ったから」「スチュアート、あなたグループのメンバーなのよ?」「あそこにあるのは俺にとって一番大事なものじゃないんだ。ステージも、熱くなった客席も、ホモの連中にぶちかますのも大好きだよ。でもそれだけが俺の人生じゃない」「ジョンが怒るわよ」「レコードをつくる?どうでもいい。ジョンが怒る?どうでもいい!僕は君といたいんだ」「……あなたはこの手で世界に触れる。画家の手で」「俺は画家だ……演奏者としては偽者だよ、ルックスがいいから呼んだんじゃないか。全てはジョンの思いつき。あいつにとってはビートルズが世界だから」
「ジョンはあなたを愛しているわ。ビートルズは今に偉大なグループになる。ジョンはあなたと一緒にそうなりたいと思ってるはずよ」「……どうかな」アストリッドの手を引いて捌ける
My Bonnieの収録。トニーを持ち上げる面々。「トニーだ」「あぁトニーさん!間違えちゃった」パターンと「トニーでしょ?間違ってませんよ?」パターンがある。間違ってない方は「あ、トニーさん、よろしくお願いします」って言ってるジョン
「調子乱したりしないだろうね」まだちゃんとしてるトニーさん
「好きなように歌ってくれたらいい」とケンプフェルト。「後は野となれ山となれ。彼らのペースかもな」とぼそり
一番はちゃんとする。まだ入らずに後ろでスティックを指揮棒みたいに振ってニヤニヤしてるピートかわいい
一番の終わりと共に、ニヤニヤしながらポールとジョージに合図するジョン。一気にビートルズのペースに
振り回されるトニーさん。ほんとに声が飲み込まれて全く聞こえないwww上にいるケンプフェルトも楽しそうwww
ストップをかける。気付かず歌い続けるジョン達
「聞こえないよ…?俺の声が…!」www
「え?聞こえてましたよ?www」ジョンお前煽るなwww
「お前」と指差され「えっ俺?」って言うジョンかわいい。お前だよwww
怒って行っちゃったトニーさんに「まずくね?」となる面々。ケンプフェルトが「いや、いい。面白かったよ」と言って、「君たちだけでとらせてくれ」とビートルズに歌わせる。裏面(B面)はビートルズの音源に
ここで「こんなんなってたよな」(トニーの真似して左右にフラフラ)ってするジョン好きwww
Ain't She Sweetをソロで収録。「ジョン攻めすぎないでくれよ。売れないと困る」といわれ「オーケィ」っていうのめっちゃ好き
うますぎる。ソロ信じられないくらいうますぎる。才能の塊か???
バスタブに2人で入って後ろからアストリッドを抱いているスチュ。キスしようとするとアストリッドはバスタブから出ていってしまい、スチュはそれを追いかける
上着を脱ぎ棄てて下着姿になったアストリッドをお姫様抱っこしたスチュ、そのまま2人でベッドへ消えていく。あのお姫様抱っこ綺麗だよね
歌い終わって不機嫌な顔で、「どこにいるんだよ、お前は…」。イライラしながら、マイクスタンドを引きずって闇の中に消えていくジョン
ベッドシーン。「本気で言ったの?ジョンが、俺を愛してるって」「わからない?あなたのことを尊敬してるわ」「俺のことなんかバカにしてるよ。チビだし、ベースは上手くならないし」「ジョンはあなたに認められたいのよ。すごく尊敬しているから、逆にバカにしてみたくなる。そうしないと、関係性を保てなくなってしまうのよ」
部屋に入ってくるクラウス。壁に頭をごつん。可哀想すぎる
「僕と出掛ける予定だったんだけどなー」「クラウス、ごめんなさい」「いい、わかってたんだ。初めて会ったときから」「あなたが出会わせたのよ」「……そうだね」
「クラウス…」(スチュが謝ろうとして)「いや、いい。謝るな。わかってたんだ、こうなることは。あの地下に吸い込まれた時にはわかってた。世界が丸ごと変わるだろうって」
「まさかこの僕が真っ先にそのハリケーンに打ちのめされるとは思いもしなかったけど。これからいっぱいやられるんだろうなぁ」
「今夜、君がクラブにいる間に荷物を取りに来るよ」といって去っていくクラウス
場所はバンビホテルへ。「I love バンビキノ💢」って言いながらドア閉めるジョージ。壁にもたれかかったまま寝る
トイレでピートにちょっかいかけるジョン、あまりにも悪ガキ
Twist And Shoutを弾くポール。そこにきてギターの弦をおさえて演奏を止めるジョン
「なんかラテンだな?」「ラテンで悪いのかよ」「もっとワイルドにいこうぜ?」「これワイルドな曲じゃないだろ!」「いいからワイルドにしときゃ間違いないって」ここでコードの名前。「Dな?」「オーケィ。ん」
もうめっちゃうまい。Twist And Shout好きすぎる。ポルジョン天才かよ。ラストのところでジョンが「お前は上行け」って指で指示して綺麗にハモるの天才すぎてしんどい
「ワイルドだろ!」「できた!」ニコニコポールかわいい
帰ってきていたスチュ「いいね」と一言。ポールにもたれかかって「俺たち才能あるから」とジョン。「そうだな」とスチュ。説得力しかねえ…
「もうここでは暮らさないって本当かよ?」「ジョン、ここは映画館だぜ」「本当なのか?」「ああ、本当だ」「あのナチの親衛隊のところに引っ越すのか?」「ジョン!」(ピートがとめる)
「ほっといてくれよ!」「ほっとけないよ!」「ドイツの女はみんなナチスなのか!」(キレてジョンに掴みかかるスチュ)「おいおい冗談だろ?」「いつだって冗談だ。冗談ばかりでうんざりしないか!」怒るスチュ
「じゃあ冗談抜きで言う。今夜はクラブにこなくていい。もうお前は必要ないんだあそこでは」お前はクラブにいらないと宣告するジョンに、空気が凍る。「それはいくらなんでも急すぎないか」「何故だ?」
「なぜなら俺たち…河岸(かし)を変えることにした。トップテンクラブに昇格だぜ?」
え、ほんとに?となってわーっと盛り上がる面々。「マジで?」「マジだぜ!」って会話をジョージとしてた気がする。ここでスチュにとても優しいジョン
トップオブトップ!トップオブトップ!カモーンカモーン!ウキウキかわいい
カールの紹介。「お待たせしました―!ハンブルクをリードするナイススポット、トップテンクラブに満を持しての初登場!リバプールからやってきたファビュラスな5人組!皆様もう一度盛大な拍手を!(場内大拍手)そうだ、もっとくれよー!(カール煽る)行くぜ、ザ・ビートルズ!」
Moneyを歌う。かっこえええええ…
ここで途中でスチュが抜け、イライラと悲しみが隠せないジョン(「スチュ!おい!」って声をかけるも無視される)
それでも歌い、弾こうとするもスチュのベースが目に入り結局手が止まり、自嘲したように笑ってピックを投げてステージを降りる。「おい!」とポール達が声をかけるも無視。3人でどうにかステージをこなす
「私もショックですよ。あいつらの中に歳誤魔化してる奴がいたなんて。そう、17歳、あの一番若く見える奴ですよ!」みたいなことを言い、誰かと電話しているコシュミダー
ここでスチュとジョンに当たる照明がピンク色なの綺麗。コシュミダーの方は青
スチュを見つめるジョン。「今のは大失敗だな。最後の一刷け」「来てくれたんだな」「来るよ。てかお前が来いって言ったんだろ。今や俺がお前に会えるのはステージの上だけ、お前の気が向いた時だけだ」
「ごめん、ずっと描いてるんだ。それにアストリッドがいるし」「そうか、最高だな。(スチュに近付くジョン)で?彼女とはどうやって知り合った?」「え?」「彼女とはどうやって知り合えた?」「ハンブルクに来たからだろお前と一緒に」「そう!俺がいたから彼女と知り合えた。それがどうだ、今やあの女のためにお前は俺やグループをコケにしてるじゃないか」
「スチュ、心を決めろ」「どういうことだ?」「俺たちはこの惑星を丸ごと変えられるグループなんだ。俺たちが演奏してる時の客たちの反応はどうだ?俺たちを求めてるじゃないか熱狂的に」「ロックンロールはそういうものだろ」「ロックンロールは今や芸術になった」(セリフを被せるように言うジョン)
「ヴァンゴッホが今生きてたらどうだ?絵なんか描いちゃいないよ」「どうかな?現に俺はこうして…」(ジョン、額縁を吹っ飛ばす)「描かないね!ゴッホはグループに入る。シェイクスピアも、キリストもミケランジェロも!」「すごいメンバーだな。ベースは誰が弾くんだ?」「お前だよ。お前がベースを弾くんだよ!」
「だってお前は素晴らしいから!お前は俺が今まで生きて出会ってきた中で、最高に輝いてる人間なんだ!」「俺たちが今やってんだ!こんなでかいことを。俺たちが一緒に!」「……お前じゃなきゃダメなんだよスチュ」泣きそう
「わかった、でも俺のことも理解してほしい。もし俺がお前の言う通り、素晴らしい人間だとしたら、それはベースを弾いてるからじゃない。自分らしくいるからだ。俺は人生に芸術に激しい思いを抱いて生きてる。そしてアストリッドに恋をしている、それが俺だ」というスチュ
ここで言われたことに対してスッと受け入れられずに逡巡するところ、好き
「……そうか、聞けてよかったよ。でもそのお前自身をこの小さなアトリエに閉じ込めるな。出てこいよ」「で、俺と世界を分かち合おうぜ」と右手を差し出し、首を傾けて促すジョン
「そうだな、分かち合おう。何もかも全て」
かたい握手をして、抱き合うふたり。そこに走り込んでくるアストリッド
「ジョン!スチュ!」「なんだ?ゲシュタポか?」「違う、警察よ!」「はぁ!?おい急げスチュ!」逃げるふたり
留置所に連れて行かれるジョン。「痛ったい!離せって!俺が何したって言うんだよ!」
「どういうことだ?」とジョンに言われ「ジョージお前から話せ」とピートに言われるも「ツイスト」とトランプを持ちつつ言いたがらないジョージ
「俺たちは強制送還される」「なんで」「ジョージが18歳未満だから」「俺たちが来てからずっとそうだろ。5ヶ月それでやってきたんだ」「ブルーノコシュミダー!あいつが売ったんだよ!トップテンクラブが俺たちを引き抜いたから、むかついてんだよ!」トランプを投げるピート。「やっとここまできたって時に!」とポール
スチュも連れてこられる。「スチュ大丈夫か」と抱きしめる。スチュに優しいジョン
「お前たちの処遇が決まった。全員強制送還だ。明日の夜」と言われ「明日ぁ!?」とハモる面々
荷物を持って駅へ。スチュのもとへきたアストリッドとの間に割って入るジョン。ふっと笑ってその場を譲り、時間を作る
「必ず戻ってきてね」「手紙を書くよ」「手紙はいらない!あなたの言葉を味わう時は目を見ていたい」「手紙は開封しないでしまっておけばいい。俺が戻ってきたら、2人で一緒に読んで笑い合おう。愛してる。どこにいても。どんなときでも。ずっと」
この時タバコを吸おうとするも、ライターがつかないジョン。ポールに火を借りる
汽笛に促され、荷物を持ってスチュの元へ。「スチュ、行くぞ」と呼ぶも離れないふたりを無理矢理引き離し、荷物を持たせて駅の方へ歩いて行く
荷物をたくさん持ったジョージ。一度荷物を下ろして泣く。ジョージに近寄り、優しく肩をポンとし慰めるジョン
スチュ達の肩もぽんぽんするジョン。5人はそのまま闇の中へ消える
アストリッドの独白
「あの人達は何処からともなくあらわれた
おとぎ話の妖精みたいに
みんなの人生を変えてしまう、魔法の雫を持って
そしてまた何処へともなく消えてしまう
永遠に」

 

 

二幕


アンコール、拍手で呼んでください!ってめちゃくちゃいい演出だよねぇ
キャバーンクラブのアンコールでSlow Down。「ありがとう。じゃあもう一曲だけやるよ。Slow Down」
ジョンがスチュと背中合わせになろうとするも無視される。あ?なんだよ?となりつつもポールに合図しポルジョン背中合わせ。かっけえ
「ありがとうリバプール、ありがとうキャバーンクラブ、ビートルズがお届けしました」
「また会おうぜぇ?今日聴けなかった奴らも、いつでも聴きにきてくれ。ははっ」ジョンかっこいい
「なんかスチュすっごい不機嫌だったよね」「だよなぁ。なんで?」「知らねーよヤツと双子じゃあるまいし」ジョージとポールに聞かれるも知るかよと素っ気ないジョン
朗報を持って階段を駆け下りるピート、走ってきてジョンに掴みかかるスチュ
「俺は昨日アートカレッジに面接にいった。教員免許を取るために。(ここで一気に機嫌が悪くなるジョン)給料が入ればアストリッドと結婚できるから。間違いなく採用のはずだった、でも俺は落とされた!」「なんで落とされた?」「2年前、学園祭の実行委員をしていた時、俺は学校に頼んでアンプを購入してもらった。それはミスタージョン・レノンによって優先的に使用され、その後紛失した。俺はその責任を取らされた」「教員免許って、お前ビートルズをやめようとしてたってことかよ」(取っ組み合い)
ここで本気でブチギレてるジョンめちゃくちゃこわい。「きいてねぇぞオラァ!」とかオフマイクでブチギレ。慌ててポールとジョージが2人を止めて距離を取らせる。その距離を取った真ん中に入るピート
「まてって!ハンブルクから連絡があった。で、話がまとまった。ジョージはもう18歳になったし、俺とポールのボヤ騒ぎとか、他のやばいことも俺たちちゃんと謝ったし!(意外とやんちゃしてるピート)退去命令は取り下げられた。トップテンクラブからまたオファーされたんだよ!6週間以内に戻ってきて、また出演してくれって。そうしたらスチュはアストリッドと暮らせるし、バンドで金も稼げる!これでみんなハッピーだろ?」「そういうことは早く言えよ!」(言おうとしてたよジョンw)
みんなそっちのけでスチュに抱きつくジョン。「ごめんな」と言い合うふたり。そういうとこやぞw
「俺18!18!18〜!」ジョージかわいいよジョージ
ピートが残って独白
「俺たちは成功する、間違いなく。ここぞってときに、俺たちはちゃんと答えを出せるから」
「ふふっ。ほんとに笑っちゃうんだけどさ、ビートルズはジョンのグループ?ポールのグループ?よりによってスチュのグループ?なんて言うやつもいる。でもわかるやつはわかってんだ。本当の俺たちの客は知ってるよ。誰がバンドの音を決めてるのか、誰が一番歓声を浴びてるのかってことを」
「俺が入るまであいつらだけで何ができた?ドラマーのいないバンドは、モーターのない車だ。あと1年も経てばこう言われてるよ。ピートベスト&ザ・ビートルズ、と。でも俺はドラマーだ。黙って音を刻み続ける」
ピートのもとに、通路を走ってきたビートルズたちが集合。かっこいい
こっち振り向いて「もっとやれんだろ?」とばかりに煽ってくるジョンも、めっちゃ煽って歓声待ちするジョージも好き
トップテンクラブ。紹介で泣くカール。「レディース&ジェントルメン!特別な夜にようこそ!(カ―ル涙声)あの嵐のような連中が帰ってきました!」「おい泣くなよぉ!」と笑うジョン
ハンブルクに戻ってきた5人組を聴けるのはトップテンクラブだけ。ご紹介しましょう、リバプールからやってきたザ・ビートルズ!レッツゴー!!」
Bad Boy。めちゃくちゃかっこいい
途中でまたもスチュが抜け、名前を呼ぶも行ってしまう
不貞腐れて客席に背中を向け、スチュのベースに向けて弾くジョン。途中でギターをひっくり返して弾く気なし
おい!となりつつも3人でなんとかこなすビートルズ。背中を向けてギターを掲げ、演奏が終わってから去っていくジョン
額縁の上の木の影がきれい。実際にアストリッドが撮っていた写真のイメージだそう
アストリッドとスチュの会話。大体こんな話をしていたはず
「これ大丈夫かな?」「私を信じてないの?」「信じてるけど…グループのスタイルとは違いすぎるだろ」「スチュアート、あなたはグループの一員なの?それとも一個の人間?」「両方」「あなたはもうじき選択を迫られる。ビートルズはジョンとポールのものよ。あなたはミュージシャンじゃなくて画家でしょう」「別々じゃない。人生はロックンロール、芸術もロックンロール。裏と表なんだ。それを分けて考えるってことは、君が俺を理解してないってことだ」「わかったわ」「わかってくれた」
「わかったわ。でもビートルズはいつまでもハンブルクの小さな穴蔵で演奏しているようなグループじゃないわ。客席の熱狂は日増しに大きくなってる。きっとジョンは世界をとりたくなる。ポールはその人気をどう自分に役立てるか考え始めるでしょうね。史上最強にクレイジーな波がやってくるわ。最高に甘美な波。そして、最高に哀しい波よ。一度その波に乗ってしまうともう戻れない」「何が言いたい」「先週仕上げた絵、素晴らしかったわ。あなたは誰?」「俺は画家だ」「あの絵があなた」
「でもそれだけじゃ足りない。あいつらと散々ロックンロールに溺れてきたあとで、絵だけで満足できないよ!」「どうして?」「好きなんだ。俺たちの音楽でそこら中みんながクレイジーになっていく世界が。自分が誰かとか全部忘れて、あるのはサウンドだけだ!」
「俺は画家だ。画家だとしよう。絵を描く。誰かが買って壁に飾る。壁紙を書いてるのと変わらないかもしれない」「芸術は人を喜ばせるためだけじゃなく、自分を満たしてくれるものよ」
「誰かがそれを買ってくれる。素敵なことね。でも芸術は真実を探すためにある、あなたの真実を」「自分のために書くの。仲間たちとつるんでればそれは楽しかったでしょう。それもスゴイ仲間だし。でも決める時が来てると思うの。仲間と歩むか、自分一人で世界と向き合うか」
「なるほど、髪型を変えるっていうのも意味があるってことなのか」「これは新しいあなた」
「アストリッド、君は俺を変えてしまった」「プレゼントがあるの(ジャケットを着せる)」このあともやり取りがあった気がする
トップテンクラブに帰ってくるスチュ。爆笑する面々。「おいなんだよその格好!」「女の子みたーい」「そんな格好でステージに上がるなんて許さない!」「アストリッドにやってもらった」「そうかよ」
「あと5分だ。早く着替えてこい」とジョンに言われるも「俺はこのまま出る」とステージに上がるスチュ。「だめだ許さない」「着替えないでやる!」「……俺たちは自由だからな」「本気かよ…」ここでジョンを見るメンバー。好き
カウントを始めたところで、手を挙げ「ソロをやらせてくれ!」とスチュ。はぁ?となり「お前が歌ったら俺たちの評価下がるだろ!」と怒るポール
流石に、とスチュを宥めようとするジョンを上目遣いで見つめ「Love Me Tender」と胸をぽんぽんし伝えるスチュ。黙ってしまったジョンにまずいと思ったポールとジョージが「ジョン!」と名前を呼ぶも時すでに遅し
「今日は我らがベースプレイヤー、スチュアート・デカチン・サトクリフくんが歌いまーす!アメリカの腰振り名人エルビスの名曲。タイトルは、恋人はミディアムレアで焼いてグレイビーソースをかけたのがお好き。またの名をLove Me Tender」(テンダーテンダーテンダー…と、セルフエコー。かわいい)
ここでマイクを限界まで下げて、気付かず振り返ったスチュのお腹辺りに当たる。笑って「なぁ今の見た?」と3人の方を見るも、みんな怒って演奏放棄。「あ?んだよ。チッ…」とイラつきつつもひとりでピックを咥えて演奏するジョン
Love Me Tender。2番の前に3人に促して入るように指示し、2番から全員で演奏する
スチュがアストリッドだけを見つめて歌う。スチュを黙って見つめて演奏していたジョン、途中でそこに気付いてスチュから離れ仲間たちの方に混ざって演奏する
演奏終了。ステージからおりてアストリッドと抱き合うスチュ。「おいデレデレすんなただの女だろ」ジョンの言葉を無視。ギターを荒っぽく置いて2人を引き剥がすジョン。「ただの女だろ!」
「おい明かり消してくれ!」とピート
ブチギレたジョンをみんなで止める。「お前らどうなってんだよ!」「黙ってろポールてめぇにはわかんねーよ!」
「おいスチュ、スチュ!!!」切ない。ピートに「てめぇにはわかんねーよ!」と言ってる日もあり
「こんなんでうまくいくわけないだろ!あいつはクビだ!」「そんなことさせない!グループから追い出すなんて!」「アストリッドのことだけじゃない、仕事をサボるからだけじゃない!あいつは下手なんだよ!」「おい下手って言うなあいつは…」「下手くそだ!あいつがよかったことなんて一度だってあったか?!グループをドライブするのはベースだわかるだろ?俺たちはビートルズなんだ!!」(ジョンの腕を叩くポール。ベースを取りに行く)「今この瞬間から俺がベースだ。いいよな?」(ポール、ジョージをみる)「……」「明かりくれ。Rock And Roll Music」無言で準備を始めるジョン
ここのストップモーションめちゃくちゃかっこいい
ピートが一貫してビートルズを守ろうとしているのがね。その後のことを考えると切ないよね
スチュの絵が3枚。品評が始まる
「油彩のキャンバス1959年」「水彩とアクリル1960年」「ミックスメディアのコラージュ1961年」(かな?)それぞれの絵の種類と書かれた年を説明
「いいね。君は自分の絵をなんと表現する?」「進化する絵、かな」
「ここはドイツのアートカレッジに属するものです。大英帝国から来た人にその場を提供する意味があるかどうか…」
「国籍とか人種とか宗教とか、そんな古くさい価値観が人間を堕落させるんだ。俺が属するのは二つだけ。俺たちの世代、そして芸術家だ」
「あなたは長い間スキッフルバンドで演奏されていたとか」「その言い方は古いよ」「アンプを使用したポピュラーミュージックのことです」「俺は画家だ。そしてアンプを使用したバンドの人気ミュージシャンでもある」「それで矛盾を感じないんですか?高尚な芸術と低俗な芸術と、どちらにも属して」「どっちが高尚でどっちが低俗だって?」「何ですかその不真面目な態度は!」「真面目だよ。古いレッテルを貼るなと言いたい」
「芸術家が新しい道を探すのを認めてほしい」「どうして君は自分を画家だと信じられる?」「俺の頭の中は描きたいことでいっぱいなんだ。俺の頭の痛みをおさえるには描くしかないんだ」「ずいぶんロマンチストな芸術家像ですね」
「画家とはさながら船乗りのようなものだ。そこには慈悲も情けもない。そこにあるのはただひとつ。進化するという希望だけはある。いつかロープの使い方を、いつか舵の取り方を、覚えられるかもしれない、っていうね」「誰の言葉ですか?」「俺の」「画家というより詩人だな」「絵を言葉で表現するのは難しい。説明しようとすると言葉と戯れるしかなくなる。でも結局はシンプルなんだ」
「私の尊敬するアーサー・バラッド(バラード)が君を絶賛している。とはいえここはドイツだ。芸術水準は極めて高い」「だから俺はここに来たいと思った。俺は飛べる。強い翼があるから。俺は画家になりたくて、ここは勉強するのに適した場所だ。そして俺は受け入れられるべきだと思うよ」「外で待っていてください。検討する時間が必要だ」軽く頷き捌けるスチュ
アストリッドとスチュの家へ。「スチュー?いるんだろ?」と言いながら鼻すんすん。匂いを嗅ぐジョン
「ここにはいないわ」「いつもはここにいるんだろ?」「今はいない」「じゃあどこにいる?」「誰にだってプライバシーはあるわ」「教えろ!」「…彼と結婚してるわけじゃないでしょう」「……君もな」
「どこか出かけたわ」「どこだ?」「知ってどうするの?」「スチュに話がある。俺とあいつの大事な話だ」「何の話!?」「言う必要あるか?」睨み合う
「……あいつの居場所を教えるなら話す」「……わかったわ。……先に話して」
「この3週間、ポールがベースだった。音楽的には悪くない。どんどん音が締まってきてる。でも違うんだ。なくなったんだよあいつがいた時のスピリットが!スチュにバンドに戻ってほしい、俺の元に。ポールは俺が説得する。スチュをビートルズに戻したいんだ」
次は君の番だ、と目線で促すジョン
「スチュは今朝、アートカレッジに行ったわ。2年間の絵画コースで奨学金が貰えるから。1ヶ月前には願書を出してたみたい」「まさか…!」と全てを察して黙るジョン。後ろを振り向き、スチュの絵を眺める
「あいつなら受かるよ」「競争は熾烈よ」「あいつの才能はすげーんだ!きっと受かる」
「私もそう思ってた…!」「何が言いたい?」「面接は10時だったのにもう4時よ!とっくに帰っててもおかしくない時間だわ」「つまりこう思ってんのか?あいつが落ちたかもしれない。ショックで何処かに行ってしまったかもしれないって」「ねえジョン、あの人最近おかしいの。ずっと頭痛もあるみたいで、急におかしなことを言い出したりして…」「あいつなら大丈夫だ」「でも、」「あいつなら受かる!」
(家から出て行こうとするジョン)「どこにいくの?」「……酔っ払いに行く」振り返ってにこーっと笑ったジョン。一瞬で真顔に戻りその場を去る
ギター片手に作曲中のポール。「お!」となって作詞していくところほんと好き
そこに便座を首から下げ、酒瓶を持った酔っ払いジョン。ふらふら歩き、笑いながら階段に座る
「はっ。ろくでもねぇ曲だな」「そろそろオリジナルが必要だろ」「はぁ?」「一緒にやろう!昔授業サボって2人で作っただろ」「あんなのは子供騙し!」「いいのもあったよ!」「だめだねポール、あんなのはクソだよ!クソ、クソ、クソだらけ〜」便座に座るジョン
「しっかりしろジョン。今日も8時間演奏し続けるんだぞ」「スチュがいないのに?」(壁に頭を打ち付けながら)「そうだよスチュがいなくても。ジョン俺を信じろ。あいつがいなくなって、俺たちよくなってる。お前もわかってるだろ?深みが増してる」「……お前嫉妬してるな?」「そうだよ、嫉妬してる。お前と出会って、やっと話が通じる相手を見つけたと思った。お互い全然似てないのに、同じ目線で音を作れる仲間。最高だよ。でもスチュが登場してから、お前の目にはあいつしか映ってなかった。嬉しいんだよ俺は、あいつが辞めてくれて。これでお前に気づいてもらえる。ジョージやピートのバンドじゃないし、俺一人のものでもお前一人のものでもない。もちろんクールなサトクリフくんのものでもない。いいか、このバンドは、お前とこの俺で持ってんだ!」
無言で立ち上がったジョン。「もっかいやれよ」「え?」「さっきやってたクソだよ!俺たちが一緒にやれば、クソじゃなくなるかもしれねえだろ」
「おいやめろ」歌を途中でとめる。「ティーズをプリーズに変えろ」「もう言ってるだろ」「いいからもっかいプリーズ入れんだよ!」「おかしいだろ!」「おかしくねえよ!いいから、please!」促すジョン
歌いだそうとした瞬間盛大に吐くジョン。「おい大丈夫かよ」「悪ぃ悪ぃ。ん」もう一度促す
綺麗にハモる。「な?イケてるだろ」「できた!」と嬉しそうなポール
「次はどうする?」「次はマイナーで…please5回くらい入れる?」「please好きすぎだろ」「ははは」ここはアドリブ。かわいい
灯台前。必死にスチュを探すアストリッド。「スチュー!スチュー!!」「いないよ!」片手に靴を持ち、裸足で登場するジョン
「でも彼は何度もここにきたことがあるの。灯台が好きって言ってて…」「朝の2時だぞ」みたいな台詞
ふと見た足元にスチュの靴。「おい、あれ…」(スチュの靴を確認し、まさかそんな…という顔をする)「おいおい…。スチュ!!!」初めて声を荒げる
後ろからそっと登場するスチュ
「光…闇…。灯りが射すと、何もかもこの手に掴んだような瞬間がやってくる。でも、灯りが去ると、また闇の中だ」「スチュ?」
「スチュ、大丈夫?」「もちろん大丈夫だよ」「今までどうしてたの?」「やめてくれきくな!ルポタージュは苦手なんだ!説明上手な奴は尊敬するけど、俺は出来事そのものよりその下に眠る感情をキャッチする方が得意なんだ」
「酔ってんだな」「いや、酔ってない。むしろ冴え冴えとしてる。人と世界が違って見えるだけだ」(怪訝な顔のジョン)
「部屋の中にいるのに、何か起きても全く気付かない時がある。俺はここじゃないどこか違う場所にいるから」
「ラムをやれよ」(ラム酒を渡す)「なんだよやっぱ酔ってんじゃねぇか」
「これは船乗りの酒。俺は船乗りの息子」「おれんちも」「(お前は)船乗りの息子の息子!」「じいちゃんの代から!」
ラムを飲んで、「ん」とスチュに渡すジョン。渡されたラムを飲んで瓶を床に置き、ふたりで座る。床に置かれたラムを再度飲み、足の砂を払う動作をするジョン
「スチュ、アートカレッジで何があった?」「山ほど質問された」「受かったのか?」「俺は船乗りみたいなもんだって言ってやった。芸術家は船乗りみたいなもんだって。あいつら気に入ったと思うよ」「ははは!で、試験はどうだったんだ?」まだ話さないスチュ
「スチュ、話せよ。何があった」(改まるようにジョンの方を向くスチュ)「いや、お前に何があったか、話してくれ」ここの表情ほんとに切ない
「……俺は、お前をグループに戻したいと思ってた。でも今わかった!お前はもういない。(スチュから視線を外して)永遠にいなくなってしまった」「……」(立ち上がるジョン)「俺たちはリバプールに戻る」
灯台の光を見つめる)「光、闇…光、闇…。いつも違うものを見せてくれる。ただの繰り返しじゃない」
「アートカレッジは俺を受け入れてくれた。奨学金が出るらしい。考えるためにここにきたんだ。ジョン、俺はやるよ。画家になる」
「後悔するぞ。俺たちはとんでもなくビッグになる。波はもうそこまできてる。ジーザスクライストよりビッグになるんだ!それでもお前はハンブルクに留まるんだな?」「俺がいたい場所だ」「ほら、あれが、スチュアート・サトクリフ!もう少しで彼も「ビートルズに」なれたのに」(ここの重なるところ、好き。「ビートルズに」が被ってジョンは「なれたのに」は言ってない)
「ジョン、お前に礼を言いたい。お前との全てに。ポールは俺をビートルズから追い出した。そして今、お前も…」(スチュ涙目)
ガッと胸ぐらを掴み、無言の間のあとの、抱擁
「アストリッド」後ろにいたアストリッドを呼ぶ。スチュとアストリッドの頭をぐっと引き寄せ、両手で抱き締めるジョン
そっと離し「こいつを頼む」「もちろんよジョン。この人を愛してるから」「うん、みんなそうさ」優しく微笑む
瓶と靴を拾い、去っていくジョン。その後ろ姿を追いかけるスチュ。そっと瓶を持った片手を上げ、闇に溶けていく
「本当に?」「えぇ、本当よ」スチュとアストリッドも去っていく
トップテンクラブでのラスト歌唱
ハンブルクビートルズをお聞きいただくのはこれが最後になってしまいました!」(えーって感じの反応してるジョン。かわいい)「最後は俺たちが尊敬するアメリカのグループ、マーヴェレッツのナンバーからお届けします」
Please Mr. Postman。ここの手拍子好き
「寂しくない?」「少しね」「行けば?最後の一曲よ」「いいの?」「早く!!」ここの会話してるふたりを見て待ってるポールかわいい
スチュが戻ってきてベースを弾きだしたところを確認して、ポールがスチュにベースを任せて笑顔で手拍子するの尊すぎる
アストリッドの元にカールがきて、2人で演奏を聴く。泣いてるアストリッドにハンカチを渡すカール。いい子
ここで泣いちゃうジョージもかわいすぎる
最後、みんなで肩組み
「お前は必ず成功する。自分でもわかってるよな?」「あぁ、成功したらどうしてほしい?」「エルビスに俺からよろしくって伝えてくれ」「伝えとくよ。お前のラブミーテンダーが最高だったってこともな」「おいっ」
「クラウスー、カール。カモーン」と呼ぶジョン。みんなでthank you!
ポケットからピックを取り出しカールにプレゼントするジョージ。大喜びするカール
そしてスチュたちは離れ、4人になるビートルズ。決意を固めるようにぐっと肩を組んで、トップテンクラブからキャバーンクラブへ
「Thank youレーパーバーン!」「& We're back リバプール in キャバーン」
カモメのモノマネをして撃たれるジョンかわいすぎる
エプスタイン登場。ビートルズの黒盤レコードを探して
「私はブライアン・エプスタイン。父親から譲り受けたレコードショップネムズを開いていました。ある日一人の少年がやってきてこう言った。「ビートルズのマイボニーはある?」私はそのバンドを知りませんでした。でも私はこだわるタイプなんです。調べると答えは店から歩いて2分のところにありました」
階段を降りるエピ。「きたよ(小声)」「こんにちは私は…」「知ってるぜぇ、エプスタインさん。俺たちよくあそこにレコード買いに行くから」「いいよね、ネムズ!」「そのエプスタインさんがキャバーンに何の用?」(ギターで撃つフリをするジョージ)「ビジネスだよ。君たちのレコードを欲しいっていう問い合わせがくるんだけど見つけられなくて」
「あー俺のはドイツでどっか行っちゃったんだよなー。ポールお前は?」「フェ●チオと交換した!」(足の間に瓶を挟みつつ)「いつもより長くかかっちゃったんだね!」「うん!」www
「レコードとフェ●チオを交換したなんて経験あるかなー?エプスタインさーん」
「ストレートに言おう」「ストレートだって」とニヤニヤするジョンとジョージ
「昼の公演を見させてもらった。君たちの才能はとんでもないよ。売れる可能性は十分にある。(ここで当然だろ?ってオフマイクで言ってるジョン好きすぎる)でも実現のためにはマネジメントが必要だ。私がマネジメントを引き受けよう」「それって俺たちの音楽が変わるかもしれないってこと?」「音楽性は常に完璧に君たちの領域だ。私はルックスやグループのスタイルのスーパーバイザーだ」
(煙草の煙を吹きかけるジョン)「おいジョン…」(煙を払うエプスタイン)「スチュのポジションだな」ふっと笑う
「スチュ…?」と不思議そうなエプスタイン
「エプスタインさん、いい店があるんですよ」「グレープス!(全員で)」「肉食べようぜ肉」「エプスタイン…長いな」「あだ名考えよう」「エピ!」「おーいいねー!」かわいい
絵を描くスチュ。帰宅したアストリッド。「どこに行ってたんだ」「写真を現像しにラインハルトのところに」「写真って何の?」「工場の、色々?」「何だよ色々って!!!」「つまらないものよ。自動車の生産ラインとか」「しょっちゅうあいつといるな」「稼がないといけないもの。あなたの奨学金はまだ…」「最高の言い訳だな!どこへでも…誰とでも!」酷くなる頭痛。アストリッドに手を上げてしまうスチュ
「スチュアート…!」(はっとするスチュ)「違う、こんなのは俺じゃない。俺の中で何かが起こった」泣きながら逃げるアストリッド
医者に症状をきかれる。「こういった頭痛は何回ほど?」「うーん。2,3回?覚えてない。バンドやってると頭が痛くなるもんだから」
「気分の浮き沈みはありますか?」
「ある。……暴力的になる。嫉妬する理由もなく。この間、自分の恋人を殴ってしまった。俺はそんなことしない、でも……俺なんだ」
「転んで頭をぶつけたり、強く殴られた経験は?」「そんなのみんなあるだろ」「確かに」「俺はリバプールにいたんだ。リバプールではそれが普通だった」
「それより薬が悪いんじゃないかなと」「薬?処方薬ですか?」「スピード。あれはもうやめるよ」「そうしてください」
「スチュアートさん。とにかく今はペースを落とすことです。急がないで。人生は長い」と語り去るお医者さん
額縁に置かれた脳のレントゲン写真を持って走っていくスチュ。心配そうに待つアストリッドの元へ
「どうだった?」「特別に薬を処方してくれたよ。ほら」薬の袋を渡す。アストリッドが袋の中身を見ると、そこには指輪が。「指輪…?」指輪を取り出す。スチュがアストリッドの指に指輪をはめる(ここでスタジオにビートルズが入ってくる。ジョンはハーモニカを吹きながら)
スチュに抱き着くアストリッド。抱きしめたままアストリッドを椅子に座らせ、階段を下りてアトリエに行き、絵を描き始めるスチュ。椅子に座ってそれを眺めているアストリッド
ビートルズはいよいよレコード作成中。ジョージ・マーティンからもう一曲欲しいと言われる。「Mr.ジョージ・マーティンは無謀だな!」「P.S. I Love Youでいくか」「オーケィPS〜」かわいい。オーケィPSかわいい
ビートルズが演奏する中、ジョンからの手紙がスチュへ。読み上げるアストリッド。「スチュ!ジョンからまた手紙。裏にこんなことが書いてある。『一大ニュースだ!爆発する前にあけろ!』ふふっ。爆発する前に受け取って!」手を伸ばすスチュ。とてつもない頭痛に襲われ倒れる。慌てて駆け寄るアストリッド。暗転
「ありがとう!Love me doもPS.I Love youもいい出来だった!ジョージマーティンから近いうちに連絡がある。漕ぎ出すぞ、大海原へ!」
そしてエピにひとり呼び出されるピート。「ハァイ、エピ。このスタジオいいよね、いつきても気分がいい。あいつらまたまた遅刻か?ここがドラマーとの違いなんだよな。タイムキーパーは得意なんだ」「ピート。他の奴らはこないんだ。あんまり気分のいい話じゃないが…」いつもの席に腰掛けたピート。不穏な空気を察する
ジョージ・マーティンが君のドラムが気に入らないと言ってるんだ。シングル録音用にスタジオミュージシャンを雇うこともできるが、長い目で見る必要がある。一番ありがたい解決策は、君にビートルズを抜けてもらうことだ」
「あいつらは何て言ってるんだ?ジョンは?ポールは?ジョージは」「彼らはロリー・ストームのリンゴスターを望んでる」「……あいつら俺にそんなこと一言も言わなかったよ。俺のドラムが気に入らないとか、一度もきいたことがない!」「彼らは私に話をつけるよう言ってきた。ピート、これはジョージ・マーティンとのビジネスなんだ。残念だが…」「知るかよ!」
「2年間、ロックバンドでドラマーをやることがどういうことかわかるか?夜通しセッションし続けるってどういうことかわかるか?持ってるもん全部バンドに捧げんだよ!最後の一滴まで絞り出すんだよ!バスドラから力もらってさぁ!そんでまた捧げんだよ!」切ない
「君の失うものの大きさはわかっているつもりだ、ピート。これからどうする?」「今まで通りやっていくよMr.エプスタイン。自尊心を持ってね」
ひとりドラムに座ったピート。会場に響き渡るドラムの音。ピートの心の叫び。絞られていく照明
途中までピートの隣の屋上セットにいた3人。何気ない会話をして、乾杯して去っていく
椅子に座るスチュ。「調子はどう?」と訊かれるも全然良くなさそう。「だいぶ…頭痛も治まってきたし…」
「見せたいものがあるの」とビートルズはじめてのレコードを差し出すアストリッド。「LOVE ME DOビートルズ初めてのレコード。かけましょう。一緒に聴きたい」「どうかな。ずっと抱きしめているだけの方がいい気がする」レコードを抱きしめるスチュ
「何が言いたいかわかってる!私あの人たちに有名になって欲しくない!あなたが後悔するのを見たくない!」「人間の真の偉大さとは、到達点ではなく架け橋であること」「何?」「ニーチェだよ」
「俺はビートルズが有名になるのを望んでなんかいなかった。そう望んだのはジョン。俺にとってビートルズは到達点じゃなく架け橋だったんだ」「嬉しい!変わらない心が嬉しい!」
「サプライズがあるの!」「サプライズは嫌いなんだ」「サプライズが嫌いな人なんていないわ」「ここにいる」「じゃあこれで好きになるわよ」そう言い捌けて部屋に入り、アストリッドは服を着替える
「待っててー!」というアストリッド。襲い掛かる頭痛。なんとか声を出そうとするも、アストリッドはその重大さに気付かない
新作の赤いドレスを見せるアストリッド。苦しみながら彼女に手を伸ばすスチュ。そして頭を抱えて倒れる。駆け寄るアストリッド。血が出ている
苦しんで亡くなるスチュ。「誰か助けて!」と泣くアストリッド。そのアストリッドの手の中から離れ、額縁を奥に移動させて姿を消すスチュ
スチュの葬儀。みんな揃う
みんな通路を抜けてステージに上がる中、ジョンだけはゆっくり。あとから追いかけるように来る
ビートルズはみんなマッシュヘアーに。ピートだけリーゼントのまま
「きてくれたのね」「あ?誰の誕生日だっけ?」「おいジョン!こんな時にふざけるな」叱るピート。笑っているジョン
「スチュの絵をあるだけ燃やしちまうか。景気の良い火が上がるぜー!」というジョン
「何しにきたの?」「君を慰めに」
「訃報をきいても貴方は泣かなかったそうね」「お前も笑えよ。笑ってりゃいいじゃねえか。スチュはもう死んでんだよ」笑顔からふっと真顔になり、椅子に座るジョン
「スチュの苦しみは稀な状態だったわ。スチュの脳は頭蓋骨に収まらないくらい大きくなってた。脳の肥大化はずっと前から始まっていたの」「ふふふ…」「何がおかしいの!」「あいつそれ使うべきだったよなぁ!最高の売りになってたぜ!スチュアート・サトクリフとはち切れる脳!ステージの上で出血大サービス!ぶち切れちゃってぇ〜!」
「酷い苦しみ方だった!いつものスチュはいなくなって狂ったみたいに痛がって。彼をベッドに縛りつけたわ。窓から飛び降りて死なないように!」「あいつがチビで良かったなぁ〜。俺だったら抑えきれなかったろうからなーお嬢さんの力じゃ?」「なんでそんな酷いこと言うの!?あの人は死んだ。あんなに愛してたのに抱きしめてあげることしかできなかった」(アストリッドを慰めるクラウス)
「ジョンあなた最低よ!最低のクズよ!貴方は自分がセンターにいないと気が済まないの?親友が死んだ時くらい彼のこと考えてあげられないの?!」みたいに怒るアストリッド
このやりとりの辺り、今にも爆発しそうなジョンを必死におさえるジョージが好き
「人間!生きてるか死んでるか!どっちかだろ!中間はねえんだよ!!!」
「俺は泣かないね。スチュのためにも、誰のためにも。(スチュの遺影の前に立つジョン)ビーバッパルーラ、それが全て。なぁ、スチュ?」スチュの遺影、額縁の前に立つジョン。急に崩れ落ちる
異変を真っ先に感じ取ったジョージ、駆け寄る。崩れ落ちて号泣するジョンを抱きしめる
「死ぬのは俺だったらよかった!あいつは世界をとる男だったのに!」(暴れるジョンをみんなで押さえつける)「いいえ…。貴方達2人ともよ」
ふ、と号泣していたジョンの動きが止まる。「スチュだ。ここにいる。今この瞬間も」。この空間にいる、と、自分の心の中にいる、のどちらにもかかっていた感じ
「彼はいつもここにいる」とアストリッド。顔を見合わせて頷くジョンとアストリッド
ふらふらと椅子に座り、落ちていたレコードを手に取り、埃を払う。いくぞ、とピートに促されるもその手を弾き、レコードを胸に抱く
動かないジョンを置いて去っていこうとするビートルズメンバーとピート。ジョンがアカペラでLove Me Tenderを歌い始め、みんな号泣
ジョンの深い愛情を感じてここは普通に泣く
歌い終わりにふっと笑うの本当に反則
場面は録音スタジオ。ジョージ・マーティンにあともう一曲と言われる。なんとか説得してくれと言われるポールとジョージ
「今日はもう無理だよ。ジョンの声残ってないから」「風邪ひいてるんだよ」「来たよ」「薬でうがいしたら余計喉がボロボロだよ」
「ジョン、レコーディングの最後にもう一曲必要なんだ」「はぁ?俺たち朝の10時からここにいっぱなしだぜ」「LPは14曲、君たちがとったのは13曲だ」
あともう一曲と説明される。「ランチ抜きでかっ飛ばしてもう10時半だ。12時間半ぶっ続けー。ハンブルクよりひどいぜぇ?」「そうだよな、これじゃまんまハンブルクだ」というポール。「だったらお前も一緒に抗議しろよ!」キレるジョン
ラストチャンスだ!と笑顔で言うポール
「だからこそこれは俺たちのラストチャンスじゃないか!」「はぁ?なにいってんのお前」「俺たちはチャートのトップを取った。世界にも手が届く。でももうライブはたったの20分でいいんだ。しかもスーツとネクタイで」(ジョージの肩をポンとしながら)「ごめんポール。俺も意味がわからない」
はっ、と笑って背を向けるジョンを掴むポール。「ラストチャンスだよ!」「はぁ?」「ハンブルクの時みたいにワイルドで青臭いガキで行こうぜ!最後にやるんだよマックショウを!風邪引いてるとか喉が痛いとか時間とかどーでもいい、テープに残そう、もう一度だけあの頃の俺達で!」「あの頃の俺達にはもう戻れねぇんだよ!」「いや戻れる!俺はやるよ、スチュがやってきたように。アイツは本物のロックを知っている男だったから!」
無言で背を向けるジョン。視線の先にはリンゴスター。軽く息を吐き、ポールの方を向いて「わかったよ、歌うよ!」
「やろーぜリンゴ」ルンルンでドラムの前に座るリンゴスター
「Twist And Shout」というジョンに「オーケィ」と返すリンゴスター
「おい。お前らワンテイクで決めるぞ。しくじんなよ」
上を見上げ、あの頃を思い出したようにふっと笑うジョン。後半は挑むような力強い視線を投げていた。そしてTwist And Shout
もうこの音源が、本当に声が残ってないジョン・レノンの音源そのものにしか聴こえなくてこわい。天才すぎてこわい
途中、スチュが通路を歩いてやってきて、椅子に座ってビートルズを見ている
歌い終わり、ジョンは笑顔でスチュを見ている。そしてバンドの元からスチュの方へ。そしてスチュは椅子からそっと離れ、センターへ。そこでジョンに黒の上着を渡す
煙草をジョンに咥えさせる。最初と同じように、シガーキスで火を点す。笑って肩を組む
歓声の中、同時に足を踏み出し額縁を越えていく。肩を組み頭を寄せ、幸せそうにふたりは闇の中に溶けていった