“軌跡”

のんびりまったり推し活。加藤和樹さんが好き。

再再演版 あきかず回の違いまとめ

再再演版フランケンシュタインの、私が観劇したあきかず回を全て比較してみました。
観劇日は4/13、4/15、4/23、5/6、5/17、5/21です。
あくまでも私の主観です。メモしていた場面のみ。
四演目の時に必ず見返すものだと思い、気合いでまとめました。
私が肌で感じたものを勢いのまままとめたものですし、伝わりにくいところも多々あると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです。

 

 

 

 


4/13のあきかず…再演に比べてふたりともが普通の人間になっていることに衝撃を受ける。ストーリーがすごくしっかり入ってきた。和樹さんの怪物の凄まじさにすべて持っていかれたため、この日の全体の感想は少なめ。でもとてもいい回だった
4/15のあきかず…あんなにも愛されていたのに、死ぬまでそれに気付けなくて、最期までひとりだった。孤独な少年ビクターの物語。対するアンリは本当に普通の人間で、最初の銃を向けられるところから、殺されるのが怖いという顔をする。心から人間に絶望している弱いアンリだったから「俺は怪物」のナンバーで顔を見せた時に、怪物に精神的な意味で二度殺されたような気がした。過去一可哀想なアンリだった
4/23のあきかず…この日のアンリは、それまでの消えてしまいそうな弱さはあまり感じられず、怪物の中から出てこれる強さを持ってるアンリだった。だからラストシーンで、怪物の中からアンリが顔を見せたと思ったし、ビクターからの「アンリ」の呼び掛けに指先が反応したんだと思った。最期の最期までアンリがいた回だと思う
5/6のあきかず…歴代一、芝居が強い回だった。アンリと怪物が共存していると感じた唯一の回。「俺は怪物」で目覚めたアンリが、自分たちのしでかしたことの責任を取らなければいけないと理解し、最期ビクターを迎えにきたと捉えてもいい回だと思った。それくらい「傷」の怪物がアンリと融合していた。そしてこの回のビクターなら、アンリにそう言われて手を伸ばされたら素直に手を取って共に逝きそうだと思った
5/17のあきかず…ふたりの間のキーワードが「首」だったのかな?というくらい、首を抱きしめたり口付けたりする回だった。随所で首を印象付ける芝居がされていて面白かった。また、初めてアンリがビクターにリアルな恋をしていると思った回でもある。アンリからの愛が凄かった
5/21のあきかず…あきかずの集大成。「これで終わってもいい」くらいの気迫を感じた。それまでの客席の反応でよかったところを全て取り入れた芝居で、満足感がすごい。初演、再演、再再演の全ての良いところを詰め合わせたハッピーセットだった

 


出会うまで


23…大尉と知り「あなたが、あの…」の目線でビクターを見るアンリ。「ではあのバカに殺される方がマシだと?」少し距離を取って言うビクター
6…「アンリ・デュプレ!」の雄みが強くて好き。「ビクター・フランケンシュタイン大尉」と言われてハッとして「この人が…」の顔をするアンリ。「命を創造するなんてこと、神「神は決してお許しにならない」」ここ被せるように言ってくるの好き
17…一度死を受け入れた顔をするアンリ。ビクターの第一声「アンリ・デュプレ!」にもう愛が詰まりすぎててすごい。会いたかった想いが溢れ出してる。アンリを連れて行く気満々。「君は僕が連行する」でめちゃくちゃ距離を詰める
21…「アンリ・デュプレ!」あっきーさん雄みがすごい。お互い敬礼。軍人してて最高。「ではあの馬鹿に殺された方がマシだと?」でビクターがアンリの腕を掴み、下から覗き込むようにする。煽るように言うビクターと、それに乗ってしまうアンリ

 


ただ一つの未来


13…真ん中で握手。最後は真っ直ぐ前を見据えて。2人の目指す未来は同じということか
15…「何故だ?」「何故って…」とか、歌いながらオフマイクで会話するふたり
23…そうだ、と納得してビクターの後ろを着いていくアンリ。階段を登ったところで頷きあい握手を交わす。歌い終わりで見つめ合って嬉しそうにしてた。もうわかりあってる
6…オフマイクで会話するふたり。「僕らがかえてやる」の呼吸のぴったり具合が気持ち良すぎる。納得してついていって握手する。歌い終わり、既にわかり合ってる感が出てる
17…研究対象を見て思わず笑みを浮かべるアンリ。今日のアンリはめちゃくちゃ研究者感が出てる。階段を登って握手。移動する際、アンリがビクターの腰に手をやる
21…動く実験体たちをみてニヤリと笑うアンリ。ラスト、上で忠誠を誓うように自身の胸をトンとするアンリ

 


「僕の大切なパートナーです」
 
6…「僕の大切な パートナーです」ここの間が好き。強調しているようで
21…アンリのことが好きなのが滲み出ている

 


「質問ですか?命令ですか?」


13…ナチュラルに距離が近い。うふふ、と楽しそうなビクター。というかあっきーさん笑
23…前を向きながら。既に溢れる信頼感
6…「んふふっ」と笑うビクター、というかあっきーさん笑
17…「頼んだぞ、友よ」の友よを忘れて「頼んだぞ」のみ。その上ため息を吐く。多分「そんなこと言わなくてもわかるだろう?」ってことかなと
21…アンリの胸を思いっきり叩いて、いててて…てなるビクター。思わず笑っちゃう和樹さん笑 「頼んだぞ、友よ」は耳元で囁く

 


ウォルターのくだり


6…ウォルターに「貴方は僕のヒーローです!」と言われて、わかるよとばかりに笑顔を見せるアンリ。しかし周りの雰囲気を見て怪訝な表情を浮かべる
17…「貴方は僕のヒーローです!」で笑顔を見せるも、周りの反応で真顔になりなんなら睨みつけるまであるアンリ

 


「神への畏れ…人間への絶望、でしょうか」


13…人間への絶望が込められている。過去が見えてくるよう。本当に人間に絶望したのがわかる
15…「神への畏れ…(空を見上げて、神はいると思っている)、人間への絶望(物凄いドス黒い感情が渦巻く声)……でしょうか」。人間に対してトラウマのようなものを抱えているんじゃないかと心配になるアンリ
23…人間に絶望はしてるけど、15日ほど絶望はしていないアンリ
6…めちゃくちゃ人間に絶望したことのあるアンリ。「彼を信じてみたいんです」が一縷の望みというか、希望のよう
17…神への畏れもあり、人間にも絶望しているアンリ。けど人間への深い闇のようなものというよりは、諦めとかもう信じないという気持ちが強めに感じた

 


酒場〜ハンカチまで


13…喧嘩してるビクターを身を挺して庇う。子供の喧嘩みたいに腕を振り回すビクターを押さえ込む。口元をハンカチで拭く。大人しい
15…ビクターを庇って抱きしめる。立たせようとしても全く立ってくれない。口を拭いてもらって痛くて「優しくしろ💢」と怒る。「ごめんね」ってなるアンリ
23…ハンカチで口元を拭かれて「いてて」となるビクター。アンリのハンカチをそのまま自分のポケットにしまう。「何しにきた?俺を笑いにきたのか?」で、近くで見つめ合うふたり。「見ろよ!誇大妄想のほら吹きを!ほら、見ろよ!」至近距離で詰められ顔を逸らすアンリ
6…口元を拭いてあげる。ハンカチを奪い取るビクター。「こんなに酔ってる君は初めて見たよ」が、これまでよりも気軽な言い回しになってる。何故追ってきた、のあたりから、ビクターを止めるために腰を抱いて引き寄せるアンリ。ビクターは持ってたハンカチをぽいっ。アンリが一発で取ろうとしたけど惜しくも床に落ちる
17…ボコボコにされてるビクターを助けて起き上がらせようとするアンリ。全然体に力を入れずに引っ張られるままにするビクター。ハンカチで口元を拭く時、めちゃくちゃ優しく拭いてあげるアンリと、素直に拭かれるビクター。そこでハンカチをビクターに取り上げられなかったため、素直にポケットに仕舞う
21…ボコボコにされてるのを助け、庇うように抱きしめる。ビクターが何か言われて手を出そうとするのを必死におさえ込むアンリ。ハンカチで口元ふきふき。素直に拭かれる。ハンカチはアンリのポケットへ。「僕を笑いに来たのか?笑えよ」のくだりでアンリの頬を掴んで見ろよするビクター

 


「諦めるのか?世の中を変えたいんだろ」


13…真剣な感じではなく軽く。よくこのやり取りをしているんだな感
15…まさかやめたりしないよな?と。少し真剣さも含んで
23…両手で腕を掴んでじっと見つめながら。真剣さも含むトーン
6…深刻さはなく割と軽め。軽く諭すように
17…割と真剣め。実験をやめたら一緒にいられなくなると感じたのかも
21…「だから、諦めるのか?」諭すように

 


一杯の酒に人生を込めて


13…「ここ座りな」とアンリは自身の隣の空間をぺしぺしするも、アンリの上に倒れて膝枕してもらうビクター
23…一杯目は絶望、もう一杯は怒り。それに「いいねぇ!」って感じで持ってるグラスをカン!とぶつけて鳴らすアンリ
6…「もう一杯やるか」頭をなでなで(髪の毛を直してあげた?)。少し距離をとって座るアンリ。歌いながらごろんと横になるビクター。距離を寄せて膝枕しながら歌う
17…「随分酔ってるな」のあと、「ほら帰るぞ」「帰ろう」と2回くらい促してた。でも座り込んじゃうビクターに、仕方ないなと「もう一杯やるか」。いつもと違う下手側で座るビクター。それに合わせてセンター付近で座らず立ったまま歌うアンリ。立った後のビクター、アンリの腰に手を回したりしてたような記憶
21…「一杯目は憂いを込め〜」床に座り隣をぽんぽんするアンリ。アンリの隣に座ろうとしてそのまま膝枕してもらうビクター

 


「君がいれば十分さ」


23…しっかり話をきくビクター。じーっとアンリの顔を見つめる。瞳の輝きで愛を伝えてきていてすごい。アンリから先に組んでビクターがあとから腕を回して肩組み
6…ここのビクターの反応が、「俺たちはこれからもずっと一緒だもんな。お前には俺がいるから」みたいな。そういう、これからもいて当たり前みたいな空気感だった
17…片膝をついてビクターに手を伸ばし、ビクターを見上げるアンリ(告白のようだったらしいですが、ここでオペラでビクターだけを見ているという痛恨のミスを犯しましたすみません)
21…「僕には親がいない。だけど」アンリが跪いて手を伸ばしながら「君がいるから十分さ」。ビクターはその手を取り、手を引いて抱き合う

 


お酒に酔って


13…「葬儀屋!」で大声を出すアンリ。新鮮な脳が手に入る、の流れでお酒を飲もうとして、今から本番だから酒を入れちゃだめだ、と飲むのをやめるアンリ
15…「あー流石に飲みすぎた…」と、頭を片手で押さえながらオフマイクでつぶやくアンリ
23…「今日は朝まで飲むぞぉ。ビクターこっち」と呼ぶ。ビクターの酒瓶を奪って飲む。なんで墓ばかり掘ってたんだ、のところでハグ
6…ビクターの酒瓶からお酒飲もうとして避けられる。ビクターがアンリにお酒を飲まそうとして笑って、最終的には酒瓶を奪い取る。飲み終わりで楽しそうにいちゃいちゃするも、今日は比較的酔ってなさそうなアンリ
17…「今日彼の奢りだから!」とウキウキビクター。ルンゲがきて呼ばれる2人。ビクターから酒瓶を奪って飲むアンリ
21…「友よ!」で投げられた後、アンリが女性に手を伸ばしてるのに自分が踊る気満々で手を伸ばしてるビクター。そのままスルーされる。ダンスの後「ビクターここ!今日は飲むぞ!」バンバン!と机か椅子を叩くアンリ。「葬儀屋!?」とアンリが大声を出したあと、どうして墓ばかり掘ってたんだーっていいながらビクターがアンリに抱きついてくるくる回る

 


葛藤するビクター


13…無言で実験日誌にメモを取り続ける。現実逃避をしているよう。「そんなわけないだろ」が本当にそんなわけないだろ、だった
15…一心不乱に実験日誌を書き殴る。首を使いたい思いが強め。書き殴っている時は現実逃避して10割首が欲しい感じだったけど、エレンと話して冷静さを取り戻し、五分五分くらいになったイメージ
23…無言で実験日誌を書くビクター。でもその表情は、アンリを助けたいと首が欲しいで半々に見えた。「そんなわけないだろう」が本当に聞こえるけど、でも首が欲しい葛藤。いい塩梅
6…座って実験日誌を握りしめるビクター。自分の気持ちがどうなっているのか、自分でもわからないような顔をしていた。「アンリの首が欲しいの?」と言われ、初めてその思いに気付いたような。とにかく気持ちがぐちゃぐちゃになってそうだった。「よく考えて!」とエレンに言われ、泣きそうな顔で思わずしゃがみ込むビクター。ビクターに合わせてしゃがみ込んで寄り添うジュリア
17…机に向かってノートを書くビクター。首が欲しそう。でもアンリを失うことの葛藤もちゃんとあった。話しかけられて手が止まって、再び葛藤。神よ何故…の最後の方に実験日誌を出し、何かをメモした記憶
21…黙って実験日誌に向き合っているビクター。でも明らかに揺らいでいて、アンリを助けたい思いがあるのに強い衝動に抗えず僕は…だった

 


「来てくれたんだね」


15…ビクターが来て既に泣きそうになるアンリ。必死に感情を押さえつけて「来てくれたんだね」
6…無言でビクターを見つめ「来てくれたんだね」とアンリ。無表情に見えるけど、そうしないと泣いてしまいそうに見えた
17…来てくれたんだね、のあと。「笑ってよ」「……え?」ここの溜めが長い。「笑顔で見送ってくれないか」「一体どうやって?……無理だよ」ここセリフ忘れで順番逆になってるんだけど、すごくリアルでよかった
21…ビクターが来たのをみて、一度背中を向けて「ふぅ…」と息をついて「来てくれたんだね」

 


「それで君が死刑になったら?」


13…普段より余裕のない、必死さが声に溢れている。ビクターを死なせたくない思い。友人を愛するひとりの男だった
23…大人の落ち着きで諭すように
6…穏やかだけど諭すように。その後の「あの実験は君にしか続けられない」「生き残るのは僕じゃなく、君ってことだ」「決めたんだ!」が泣きそうな声で。「アンリ…!」と呼ばれて、アンリが泣きそうな顔をした気がする。「初めて会った日のことを思い出すよ」も泣きそう
17…わかってよ、というように。落ち着いたトーンで
21…穏やかで、でも強い意思を感じた

 


君夢


13…君は太陽さ、と言われ首を横に振るビクター
15…「輝き」で両手をビクターに向ける。アンリにとっての唯一の輝き。君は太陽さ、で眩しそうにビクターを見る。「笑ってよ。ただ笑顔で見送ってくれないか?」や「泣いちゃダメだ約束しろ」、どちらも自分自身に言い聞かせているようだった
23…「輝き」で軽く首を横にふるビクター。耐えられず後ろを向いてしまう。伸ばした手を震わせ引っ込めて、客席側に向けて君夢を歌うアンリ。お互い背を向けたままの君夢。なのに気持ちが伝わってくる。「眩しい君は太陽さ」を背を向けたままで歌うのを見たのは初めて。「泣いちゃだめだ」も諭すように言う
6…太陽さ、と言われ首を横に振るビクター。伸ばそうとした手を引っ込めて「多分これはあの日定められた運命」と歌うアンリ。アンリの顔を見られなくなって後ろを向くビクター
17…ここにきて初めて、アンリは本当にビクターを愛していたんだと思えた。あれは確かに恋だった。「輝き」でビクターを見つめて、あなたが、というように手を伸ばす。「君は太陽さ」は空を見上げて太陽を指差しながら言う。ビクターの方を振り向きながら。今日はアンリから目を背けず、最後の方までしっかりと言葉を受け止めているビクター
21…真っ直ぐビクターを見つめながら歌う君夢。アンリから目を逸らさないビクター。逸らさない、というよりは、呆然としていて逸らせないように感じた。「太陽さ」も首を振らずにアンリを見つめ続ける。でもこれも呆然としていただけのよう。「多分これはあの日」で視線が外れる。「泣いちゃダメだ」っていうけど、自分にも言い聞かせているようだった

 


君夢での抱擁


13…手を取り合って熱い抱擁。オフマイクで短い言葉を交わす。「嫌だ」と伝えるビクター。振り払って離れるアンリ。泣きそう
15…抱擁後、ビクターの手を両手で包む。胸に手をトンと当てて、君の中で僕はずっと生きているよ、と気持ちを預けていく。離れる直前に左手でビクターの頬に優しく触れる(涙拭ったのかと思った)。離れがたい気持ちを振り払って一人になる。崩れ落ちそうになるのを必死に耐えて処刑台へと歩く
23…「夢諦めないと」手を伸ばして抱きしめ合う。両手でビクターの手を包み込み、ビクターの胸に手を当てる。君の夢の中で生きるよ、と伝えていくアンリ。「本当のことを言ってくれ、お願いだ…!」がガチ泣きトーン。縋るようなそれを聞いたアンリが膝から崩れ落ちて床に丸まる
6…うん。と少し頷いて手を取り、引っ張って抱きしめる。ビクターの顔をそっと両手で包み込み、そのままビクターの手を包んで、「君の夢の中で生きられるなら」と胸にトンと気持ちを預けていく。振り払うようにして背を向けるアンリ。「本当のことを言ってくれ!」という言葉を聞きながら泣き崩れる
17…「夢諦めないと」で、手を取りハグ。今日のビクターはきちんと受け止めている感じがした。ぎゅっとしたあと離れようとするビクターを、ぎゅっと離れがたいように強く抱きしめるアンリ。肩甲骨あたりに添えていた手を再び腰へと回すビクター。頬に優しく触れて「君の夢の中で生きられるなら」と歌う。今日はここのフレーズが一番印象に残った。夢の中にずっといる、とビクターの胸をトンとして、想いを預ける。「お願いだ」で声が泣いて揺れるビクター、泣いて崩れ落ちるアンリ。いつもより崩れ落ちるのが早かった気がして、ビクターも視界の端にそれを捉えたと思った
21…手を取りたくなさそうだけど、それでもアンリが手を差し出したら取ってくれるビクター。ハグは爪先立ち。17日と違ってわりとすぐ離れるけど、双方の愛がすごい。両手でビクターの手をぎゅっとして、ビクターも手を添えて。そこにおでこをコツンとして、全てを託していく。その手を自らの胸にトン!として、君の夢の中で生きると伝えるアンリ。「お願いだ…!」と縋るようなビクターの声に、膝から崩れ落ちて泣くアンリ。その姿を視界に捉えるビクター

 


処刑台


13…泣きそうなのを我慢して、少し歪んだ笑み。首を処刑台に置く時も辛そうな表情
15…「夢の中で生きよう」も泣くのを堪えての歌声。最期の泣きそうな笑顔がずるい
23…看守らに無理矢理起こされ断頭台へ。泣いちゃって笑えない。まだビクターと一緒にいたかったという強い思いを感じる
6…無理矢理立たせられ、処刑台へと近づいていく。ここで階段を登るのを一瞬躊躇する。「勇気のなかった過去を消し去って新たな世界描く君の」って歌うあたり、一瞬キマった顔に見えて、えっ再演アンリでてきた!?とドキッとした。でもその後の「夢の中でー」の時には元に戻っていたので、泣くのを必死に我慢したのかな?と思った。笑いたいのに笑えなくて、ぐしゃっと表情を崩して「生きよう」と歌うアンリ
17…処刑台へ進む足取りが本当に重い。勇気のなかった過去を消し去って…のところ、6日ほどじゃないけど目がこわい。「新たな世界描く君の…」で笑えない。ぐしゃっと崩れた顔になる
21…「死んでも僕は幸せ」と言うところが、過去一辛そうだった。共に生きたかったという思いが溢れ出していた。「勇気のなかった過去を消し去って…」くらいからまた目がキマる。でも表情をぐしゃっと崩して「君の夢の中で生きよう」。ぎゅ、と唇を結んで、処刑される
 
 
生命創造始まり。アンリの首
 
15…首を抱きしめて出てくる。目がギラギラしてる。成功しそうな実験ができる喜びでアドレナリンがばちばちに出てそうな感じ
23…首を大切そうに抱えるビクター。ははっと笑い、完全にキマってる。「さぁ呼ぶがいい俺を創造主と…!」首に口付けたのかと思うほどの熱量
6…さぁ呼ぶがいい俺を創造主と。完全にキマってるビクター
17…首を抱くビクター。「さぁ、呼ぶがいい。俺を創造主と」天の神を見るように。ここで首が入った袋に口付ける。リップ音がマイクに乗る
21…首の入った袋を手に、神に挑むビクター。生首の、多分額あたりにキスをする

 


生命創造


23…途中のアンリへの呼びかけが切実。訴えかけるよう
6…「神よ祝福をさもなくば」で、コートのポケットに実験日誌をしまい、勢いよくコートを脱ぐビクター。雄みエグい。生命創造中に笑う。この回はセリフを紡ぐように歌い、アンリに「きけ!」してた。「さぁみろ!この世界!」ってアンリに叫ぶビクター。上手側でレバーを引きながら「アンリ…!」って泣きそうな感じで溢す
17…上着バッサァ!ってやって後ろに放り込むビクターかっこよすぎる。アンリを生き返らせる、という強い想い。うまく言えないけどいつもと違う生命創造だった。肌にバチバチきた
21…生命創造がバチバチすぎて楽しい。最高の「立ち上が⤴︎り」。「アンリ!目を覚ましてくれ!」と叫びながら最後のバーを引く。生命創造後、ふらふらと鉄のベッドに手をつきながら歩き、迎えに行くビクター
 
 
怪物が動いて
 
15…アンリが蘇って喜んでいるのもあるけど、研究の成功を喜んでいる側面も感じられた
23…生命創造のあと、「アンリ。アンリ…」って呼びかけるその声が、実験成功すると確信してたから当然です。ってくらい落ち着き払って聞こえた。過去見てきたけどここで落ち着いてるな…実験成功確信してたな、と思ったのは初めて
6…起き上がった怪物を見て、過去一くらいの速さで「アンリ」と呼ぶビクター。はやる気持ちを抑えられない感じ。怪物に服を着せて、髪を出して。そこで自分の方を見た怪物に、アンリが反応していると思ったのか、愛おしそうな目で見つめ返してその顔を胸に抱きしめるビクター
17…アンリが生き返った!と過去最高に喜んで、怪物に近づくビクター。「ゆっくりでいいんだ」の時、いつもよりも歩けているような気がして、過去一実験が成功したように思えた。「寒いのか?」のあと、怪物の体を撫でて全身調べるようにするビクター。太ももから足首まですーっと触れる。アンリが生き返ったのだと確信して、首をぎゅうと抱きしめるビクター。すっぽり腕の中に埋まる形になる怪物。「アンリ!大丈夫だルンゲ」も、好きが溢れすぎててすごかった。そして絡みにいく怪物も、首をぎゅうと抱きしめてもらえたのが嬉しくて、ただそれを返そうとしただけで、とても辛かった
21…アンリが戻ってきた!と大喜びするビクター。こっちにおいで、をする。ゆっくりでいいんだ、と言いながら。ぎゅう、と首ごと抱く。それを怪物が嬉しそうにやり返すのがつらい
 
 
「アンリ!僕だよわからないの?」


13…アンリと呼ばれても全く反応を返さない怪物
15…アンリ!と呼ばれて振り向く。少しアンリのような顔をしている
23…優しく呼びかける。怪物は音がしたからビクターの方を見ただけ、といった様子だった
6…そんなわけない、と信じたくないように、アンリ?と声をかけるビクター。不安そう。怪物は一瞬ビクターの方を見るけれど、アンリの顔はしてなかった
17…一瞬アンリの顔をして、アンリの顔でビクターをみる怪物。それが怪物なのだと気付き、信じられないという表情を見せるビクター。でもその表情が「そこに(アンリが)いないなら始末しなければならない」と言っているように見えた。アンリを生き返らせることのできなかった事実を憎悪しているようだった
21…ルンゲを殺されたあと、信じられないような表情で怪物を見ているビクター。「アンリ!わからないのか?」と言うビクター。アンリの顔でそちらをみて、すぐに怪物に戻る。再度「アンリ!」と怒鳴るように。でもそこにアンリはいない。絶望感が凄まじい。いないと気付き、鉄のベッドを力なく殴る。神よまたも呪うか。本当に辛そうに、悲しそうに、泣きそうな顔で鎖を締め付ける

 


「友よ許せ」


13…「僕の罪だ」
15…「僕の罪だ」
23…「僕の罪を」
6…「僕の罪を」台詞のように言う
17…「僕の罪を」
21…「僕の罪だ」

 


そこには…


23…「束縛」と「歌をうたって」の途中くらいまではアンリがいたけど、「楽園を」でもアンリが出てきた。他にもいたかもしれない
6…実験日誌に手を伸ばし、カトリーヌと会話したあと、内容を読むシーン。アンリの顔で比較的長い時間日誌を読むところがあってぞくっとした。過去一長い「歌をうたって生きる」でのアンリ登場。それ以外の場面でもバンバン出てくる。学びのせいなのか、過去一言葉の覚えが速い怪物
17…歌う前に実験日誌を読んで、バチバチと回路が繋がる怪物。歌を歌って生きる、の途中までアンリが出てくるけど、前回に比べたら断然アンリが少ない
21…歌う前にしっかり回路が繋がった動きをする。「歌をうた…」がアンリ。「…って生きる」が怪物。今日アンリは少なめ。怪物の憎悪がとにかく強かった
 
 
捨てられる怪物


15…最後にジャックたちに手を伸ばす怪物
17…「この怪物、どうする?」の時に手を伸ばした怪物。その手を取ってバシッと弾き飛ばすジャック
21…「この怪物、どうする?」怪物がジャックの方へと手を伸ばす。その手をガッと掴むジャック。力強く掴む怪物の手をバン!と床に投げ落とす。手を投げられて床に打ち捨てられたあとの怪物の表情、憎悪がとんでもなかった
 


俺は怪物


15…首が戻った瞬間覚醒怪物に。松明を見てニヤリと笑う。この苦しみアンタに返してやる。物凄い怒りが飛んでくる
6…「誰かに抱きしめられてた」は完全に生まれてすぐの時に、お互い見つめ合ってビクターが顔(というか首から上)をぎゅっと優しく抱きしめた時のあれだった
17…「癒せぬ痛み」で胸をドン、とした記憶。「命なのに ひとりぼっち」のフレーズがこちらにガン!と入ってきてつらい。「血は誰かの血 肉は誰かの肉」で膝をついて、体を抱くように。「この苦しみアンタに返してやる!!」の憎悪がすごい。誰かに抱きしめられてた、で首ごと顔をぎゅっとするのは、明らかにビクターに抱きしめられたのを思い出していた
21…床をダン!と殴る。「命なのに ひとりぼっち」怪物泣きそうでつらい。血は誰かの血、で血のところで床をドンとする。「この苦しみアンタに返してやる!」の憎悪が凄すぎる。昨日初めて見た夢、ビクターに抱きしめられていたもの。それを思い出していてつらい。怪物はただ夢の続きを生きたかった。それだけだった

 


エレンの死


15…生き返らせようとする時の目がまたギラギラ。アンリを生命創造しようとした時と同じもの
6…エレンを生き返らせるために実験日誌を手に取る。ここで久しぶりに実験日誌を捲る感じが出てた。「来たか創造主よ」で怪物に気付き、持っていた実験日誌を落とすビクター。「絶望に砕かれたか」が完全に砕かれていて最高
17…「きたか創造主よ」で後ろを向いて、実験日誌を落とし、床に崩れ落ちるビクター。「絶望に砕かれたか」笑う怪物、その後冷めた瞳で部屋を見渡す
21…生き返らせてあげるからね、と実験日誌を捲るけど、すごく久しぶり感が出てた。怪物を生み出したあと、この部屋からずっと離れていたのが見えた。「来たか創造主よ」で実験日誌を落とす。「絶望に砕かれたか」で床に崩れ落ちる

 


絶望


13…耳元で「お前は 最後まで 苦しめ」と笑う。「頼む殺せもう生きていたくない」で両手で怪物の顔を覆うようにするビクター。酒場でも同じ動きがあった記憶
15…全て距離が遠い。「お前は最後まで苦しめ」でガッと距離を詰めて笑う怪物
23…エレンの顔を見せつけてくる怪物に、ちゃんとそちらを見ながら「やめろ」という。ベッドを挟んで「あんたは最後まで苦しめ」という時に、そっとビクターの頬に触れる怪物。優しい触れ方がまるで牢獄でのアンリのよう(今日の君夢では触れてなかったけど)。その手を掴もうと手を伸ばすビクター。でもそれは触れるか触れないかのところで怪物に弾き飛ばされる
6…エレンを無理矢理起こされたところで「ああっ…」と声が漏れてしまうビクター。君夢から生命創造までのリプライズ。両手で頬に触れ、そのまま両手を包み込み、それをビクターの胸に当てようとする怪物……というところで手を跳ね除けたビクター。怪物が誕生した時の「ゆっくりでいいんだ」のくだりまで再現している。「頼む殺せもう生きていたくない」のところであんまり歌わずに怪物に縋り付くビクター
17…エレンを見せつけてくる怪物に「やめてくれっ!」と止めに入るビクター。「いいや、あんたは最後まで苦しめ」でビクターの頬に触れ、首をぎゅっと抱きしめる怪物。自分が生まれた時と同じことをビクターに返す
21…本当はアンリと一緒にいたかった。しかし創り出したものは怪物という絶望。「夢は崩れ落ち墓石になった」のあたり、怪物を見ながら言う。ここで一緒に実験日誌も拾ってた。「やめろ!」はエレンを見ながら言う。「いいや、アンタは最後まで苦しめ」でビクターの両手を君夢の時のように握り、ぐっと自分の胸の中に抱き寄せる。「生きて俺の痛みを感じろ」呆然としたようなビクターの表情。「頼む殺せもう生きていたくない」と縋るビクター。怪物の頬に触れたその手を掴んで「まだだめだ」と突き飛ばす怪物。「見苦しいぞ!」怪物の手を握るビクターを、無理矢理引っ張って床に引き倒す怪物。「哀れな創造主よ」でこっちにおいで、の再現
 
 
ジュリアを殺された後
 
13…死体を見て、絶望から笑いが込み上げるビクター
15…「どうして、僕じゃなく、ジュリアを…!この…怪物…!」途切れ途切れ
23…「どうして僕じゃなくジュリアを」が声が掠れて出にくそう
6…ふふ、と笑い声を漏らした怪物がやばすぎた。振り向いたビクターは真っ赤な目で責めるような顔で「どうして僕じゃなくジュリアを」と訴える
17…「どうして僕じゃなくジュリアを」で怪物を見る。「この…怪物…!」は詰まる感じではなかった
21…「お嬢様を殺して逃げていきました!」の芝居が、今まで見た中で一番熱が入ってる感じで好きだった。「どうしてジュリアを……僕じゃなく」台詞が入れ替わったけどすごくよかった。「この、怪物め…」と言われて一瞬笑ったように動く怪物の口元。怒りが頂点に達して笑ってしまったようにも見えた。「お前ら人間こそが!怪物だ!」憎悪と怒り。怪物を突き動かすもの
 
 
「待っている」


23…一瞬立ち止まって一瞥し、去っていく
6…北極に向かう怪物の背中から、哀愁のようなものを感じた
17…「俺は北極にいる。殺したければこい」の時に怪物をガン見するビクター
21…「俺は北極に行く」のとき、ベッドを挟んで反対側からしっかりと伝える。怪物に目を向けるビクター。「待っている」はそのまま歩きながら言う
 
 
後悔
 
13…ジュリアの鼻をツンと突いたりする。つらい
15…何もかもを失って、縋るところは怪物を殺すことしかなくなったように見えた
23…後悔を滲ませた「後悔」
17…「輝く星のように空に抱かれたかった」の前の間奏、自分の首を抱きしめるような感じで手を回すビクター
21…反省も後悔もしている、弱々しくて辛そうなビクター

 


北極にひとり立つ怪物


13…子供が来るまで、アンリの表情に見えた
15…子供が来るまで、一瞬アンリの表情が過った気がした
23…子供が来るまで、アンリの表情に見えた
6…アンリの表情にしか見えない。子供が来てから怪物の顔にはなるものの、アンリみも凄く感じて、怪物と融合しているように思えた
17…最初からずっと怪物の表情をしている。アンリはいない
21…ずっと怪物だった

 



13…「どう恋をしてどう死ねばいい?」でふっと笑う。「お話、おしまい」で少年がいなくなってからぐーっと拳を握る。嘘だと知っていたけど、幸せがあるという言葉に縋るように北極に向かう
15…「ひとりの男がいた」の語り口調が、愛でもない、けど憎しみでもない、本当は愛したかったし愛されたかったというような…胸がぎゅっとなる感じですごく辛かった。「ひとりの怪物がいた」もあまり葛藤なく、受け入れてしまっているように感じた。拳を握って、少年がいなくなった方向を見つめる。「嘘だと知ってたけど 幸せがあるという地の果てにいった」の時に、幸せを求めて両手をこちら側に伸ばしてきて、それが君夢の時の「輝き」と同じ仕草に見えた。階段を登る背中が本当に寂しそう
23…子供に語りかけるように歌う。「首の傷」と言われそっと触れる。子供が去り、ぐっと拳を握り、ひとりの怪物がいた、と悲しそうに笑いながら歌う
6…どう生きるのか、辺りから感情的になる。「この世を…人間は」のあとに首をコキッとして、完全に怪物の顔に戻る。「ひとりの怪物がいた。嘘だと知ってたけど 幸せ(ここ泣きそう)があるという 地の果てに行った(苦しいつらい)」。本当に泣きそうで辛そうで、背中も寂しそうで。こんな苦しい傷はない
17…ひとりの怪物がいた、と、つらそうに言葉にする怪物。傷のあと、ビクターが追ってきた!?と物音に振り返って、いなくて寂しそうな背中をみせる
21…子供が去ったあと、泣き声で歌う怪物。嘘だと知っていたけど縋るように北極へ向かった怪物。物音がして「創造主…!?」となるのがつらい。背中を丸めて階段を登っていく

 


ビクターと対峙


13…真顔で階段を降りてビクターの元へ。心から楽しそうな笑顔が出る
21…頂上でビクターを見つけ、その場でニヤリと笑う。ビクターがきてくれたことの喜び。階段を降りて、笑って戦闘に入る

 


「ビクター」と呼ぶ声


13…怪物にアンリは完全に掌握されていて、自由に出し入れして完璧に我が物にしていた。怪物によるビクターとアンリへの復讐
15…13日よりも冷たい「ビクター」の声。怪物が出し入れして出したものだと思った
23…「これでお前もひとりになるんだ!」の後、それまで感じていた「怪物がアンリを出した」ではなく、アンリが隙間を縫って出てきたような気がした。手を伸ばして優しく微笑んで「ビクター」と呼ぶ姿は、アンリでしかなかった。切なそうに「やっと会えた」の顔をしているアンリ。怪物の最大の復讐が成ったんだけど、そりゃああのアンリをみたらビクターは狂うと思った
6…撃ったあとの「ビクター」がめちゃくちゃアンリ。そのままビクターに手を伸ばすも、そこで怪物と入れ替わり「これが俺の復讐だ」。6日のアンリは、自分(怪物)がしでかしたことに気付いて、この後始末をつけなければいけないと考えそうだと思った。だから最期、一緒に逝こうとビクターに言いにきたように見えた。そして今期ビクターは、アンリに言われたらそれを受け入れそうな気がした
17…首をゴキッ、として、今日は怪物がアンリを完全に利用したと思った。ビクター、とアンリの声で呼んで、また怪物に戻って、そこで初めて手を伸ばして「これが俺の復讐だ」
21…撃たれたあと「ふははっ……はははははは!!!」と2段階にわけて高らかに笑ったのがえぐい。心から嬉しそうだった。「これでお前も!ひとりになるんだ!」首をゴキッ、とすると、纏うオーラも柔らかになり、優しい「ビクター」の声と、伸ばす手。また怪物へ戻り、オーラの色も変わり、「これが俺の、復讐だ…!」復讐を成し遂げ、満足そうに息絶える怪物

 


ラストシーン


13…倒れて空を仰いだまま動かないビクター。這って怪物のところまでいく。笑いながら。満足そうに微笑んで事切れた怪物の亡骸を抱き、高らかに宣言
15…撃ったあと笑いながら怪物を見るビクター。怪物が事切れたあと、ずるずると近付いて手を握る。頬を寄せ「アンリ!」と叫ぶ。もう片方の手を取り怪物を抱えながら「俺はフランケンシュタイン!」。暗転しながら怪物を抱く
23…一度近づこうとするものの足の痛みで倒れ込み、それから「アンリ、アンリ…」と呼びながら這っていくビクター。その「アンリ」の呼びかけにぴくりと怪物の指先が動く。これは、最後の最後、アンリがビクターの呼びかけに反応したように思えた。頬をピッタリ合わせ、名前を呼ぶ。顔に優しく触れながら、穏やかな死に顔の怪物を抱き寄せる。「俺に呪いをかけろ」目が完全にガンギマる。怪物の手を取り「俺はフランケンシュタイン!」と宣言して暗転
6…絞り出すような「アンリ…」。なんとか立とうとするもできなくて、崩れ落ちるように怪物の元に近付く。泣きそうな顔で体に触れていた途中で、ハッと何かに気付いたような顔になり、目の色が変わる。事切れた怪物の片手をとり、「いっそ呪いをかけろ何も恐れぬ」。「そうさ俺は」でもう片方の手を取り「フランケンシュタイン!」で怪物に覆い被さって暗転
17…怪物が倒れてしばらくしてから、立ちあがろうとするビクター。足を切られているからそのまま倒れ込んで、怪物の元へ。そこで怪物の目を閉じてあげる。それから怪物の胸をドン!ドン!と叩いて、自分の方に体を引き寄せる。そして怪物の手を握り、真っ直ぐ前を見据えながら「俺はフランケンシュタイン!」
21…自身の体をぎゅうと抱くようにして、それから後ろに倒れるビクター。「アンリ…!」床をドン。「アンリ…!アンリ!!!」ドン、ドン。口元が弧を描く。立ちあがろうとするも倒れ、怪物の後ろ側へ。「アンリ!!!」大声で叫ぶ。優しい手つきで顔や首に触れる。首を太腿の上に乗せる。俺に呪いをかけろ 何も恐れぬ」怪物の手を掴んで、自らの頬に当てる。左頬、右頬。「そうだ俺は」怪物の目を閉じて「フランケンシュタイン!」前を見据えながら、笑いながら、アンリがいたことを喜び、勝利宣言。だけど、怪物の目を閉じさせてあげた時点で、もう一度生き返らせよう!とかそういうものは感じなかった。最期にアンリに会えたこととか、実験の成功とか、そういうもので感情がぐちゃぐちゃに乱されている中、俺たちふたりの力で神に勝ったのだと、神への勝利宣言。その後、怪物の亡骸の上に倒れ込んで、そのまま冷たくなっていくんだろうなと思った