“軌跡”

のんびりまったり推し活。加藤和樹さんが好き。

各記事へのリストまとめ

スマホ版だと過去記事が探しづらいので、ブログ内リストへのリンクを貼りました。新たなまとめやリンクが増えたら都度追加します。

 

 

 


加藤和樹さんの楽曲まとめ
https://asuka1007.hatenablog.com/entry/2022/02/13/172516


加藤和樹さんの音源が残ってるミュージカル曲一覧
https://asuka1007.hatenablog.com/entry/2020/12/27/193036


加藤和樹さん掲載雑誌まとめ
https://asuka1007.hatenablog.com/entry/2020/09/08/183402


加藤和樹さんのグリーン&ブラックス出演回まとめ
https://asuka1007.hatenablog.com/entry/2022/02/05/215804

 

加藤和樹さんのオススメ楽曲まとめ(野音に向けて)

https://asuka1007.hatenablog.com/entry/2022/03/31/072104

 

加藤和樹さんの出演舞台のDVDまとめ

https://asuka1007.hatenablog.com/entry/2022/04/25/121542

 

加藤和樹のミュージックバー「エンタス」まとめ

https://asuka1007.hatenablog.com/entry/2022/06/17/225940

 

加藤和樹さんが出演したミュージカルで歌唱した楽曲一覧

https://asuka1007.hatenablog.com/entry/2022/11/01/183434

 

加藤和樹さんの舞台作品オススメフローチャート西遊記まで)

https://asuka1007.hatenablog.com/entry/2024/01/14/173752

 


ライブ感想 リスト
https://asuka1007.hatenablog.com/archive/category/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E6%84%9F%E6%83%B3


作品感想(ストプレ)リスト
https://asuka1007.hatenablog.com/archive/category/%E4%BD%9C%E5%93%81%E6%84%9F%E6%83%B3%EF%BC%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%AC%EF%BC%89


作品感想(ミュージカル)リスト
https://asuka1007.hatenablog.com/archive/category/%E4%BD%9C%E5%93%81%E6%84%9F%E6%83%B3%EF%BC%88%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%EF%BC%89

 

BACKBEAT感想 リスト

https://asuka1007.hatenablog.com/archive/category/BACKBEAT%E6%84%9F%E6%83%B3


フランケンシュタイン感想 リスト
https://asuka1007.hatenablog.com/archive/category/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E6%84%9F%E6%83%B3


1789 -バスティーユの恋人たち-感想 リスト
https://asuka1007.hatenablog.com/archive/category/1789%E6%84%9F%E6%83%B3


作品感想(イベント、コンサート、朗読劇等)リスト
https://asuka1007.hatenablog.com/archive/category/%E4%BD%9C%E5%93%81%E6%84%9F%E6%83%B3


ラジオまとめ リスト
https://asuka1007.hatenablog.com/archive/category/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81


和樹さんの役、作品、ミュージカルナンバーのアンケートリスト
https://asuka1007.hatenablog.com/archive/category/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88%E7%B5%90%E6%9E%9C

 

 

 

 

Kazuki Kato Concert Tour 2024 ~Respection~岡山感想 6/22

和樹さんのライブツアーの感想まとめです。X(旧Twitter)に呟いたものをそのまま載せています。詳細な感想というより、呟きを勢いのままに残したものになっています。
新たなコンサートの形であるリスペクション。和樹さんが「歌い継いでいきたい」という想いを明確にしてからのコンサートツアー。正直、こんなにも心に響くコンサートになるとは…。流石は加藤和樹、我々の予想など簡単に超えてくれる男です。この短期間の準備の中でもリスペクトを忘れず、でも自分の色を残し、歌に乗せる。今までのカバー曲ライブとは全く違う、歌い継いでいきたいという熱い想い。胸に響きました。
特にブルーハーツの青空とRADWIMPSスパークルは、和樹さんが過去カバーした中でも全く違う毛色の楽曲で、この二曲を聴けたのは私の中でとても大きなことでした。和樹さんはこんな表現方法もできるようになったのだなと。楽曲の主役になりきるだとか、自分の体験に寄せるではない新たな道。また一回り大きくなった和樹さんを見ることができて幸せでした。和樹さんが歌手としてどんどん大きくなっていく姿を見るのが何より嬉しいです。これからの歌手加藤和樹が進む道がどんなものになるのか、期待しかありません。

 

 

 


Kazuki Kato Concert Tour 2024 ~Respection~

 


山陽新聞社さん太ホール 6/22
 一部だけ歌った曲は▷、二部だけ歌った曲は▶︎です

 

接吻
カサブランカ・ダンディ

▷メロディー
▶︎ワインレッドの心
Another Orion
366日
▷青空
▶︎Daydream Believer
スパークル

ハナミズキ
さよなら大好きな人
瑠璃色の地球

全力少年
ギャランドゥ
DESIRE -情熱-

歌うたいのバラッド


ReTaker
Twenty Flight Rock
Shake body!
マシマシLove Call

 

 

 

 

 

後半の楽しいので吹っ飛びそうになるんだけど、バラード極上だった

 

和樹さんが歌い続けてくれてよかったなぁ…

 

リスペクトを感じられて、歌の物語が見えて、本当によかった。よかったなぁ…

 

握手は今回は剥がしありだったので、感想を簡潔に。そしてどうしても伝えたかったことをひとつ
「これからもずっと歌い続けてください!」
「もちろん!」
と満面の笑みで返していただきました。ありがとうございました
和樹さんはずっとスポットライトに照らされて歌っていて欲しい

 

歌ってる和樹さんが好きだよ

 

ハナミズキのラストで祈りのポーズをしたときに、あまりに神々しすぎて女神様かと思った。なんて美しいの…

 

Another Orion、歌っている時の世界観の広がりがまるでミュージカルを見ているかのよう。すごかった…めちゃくちゃ好きだ…

 

歌うのをやめないでくれてよかった。本当によかった

 

すごい。全ての曲にこんなにもリスペクトを持って……。一体どれだけの時間を費やして……
すごいよ和樹さん本当に(泣きそう)

 

青空とスパークルの流れやばすぎた。どちらも知らない曲だったんだけど、あれはあまりに良すぎる。選曲天才ですか。原曲ききます

 

昔、岡山の雨男雨女観光大使?みたいなのをやろうか本気で考えた和樹さんめちゃくちゃ面白かった
「お給料がよかったんですよ」草

 

最初はカバーをカラオケって言われたりもしたけど、ミュージカルに出演し始めて歌詞のここに意味があるとか、そういうところに気付けたという話。感動して客席で泣きそうになったオタク。全然違うもんね、本当にね。リスペクトしてるのがこれでもかと伝わってくるカバー。最高です

 

⻘春ミュージカルコメディ oddboysについて
和樹さん「凄い自由にやらせていただいてめちゃくちゃ楽しかったんですよ。こんなに自由にしていいのかってくらい。主にあっきーさんが」
あっきーさんがめちゃくちゃ自由にやっているそうですよ楽しみですね!!!←

 

ワインレッドの心さぁ!!!リスペクトが見えつつ加藤和樹の歌い方であまりにも最高すぎてさぁ!!!!!好きだが(頭抱え)

 

瑠璃色の地球、最後に祈る仕草をしたところ、やっぱ和樹さんは地球の平和を守りにきた天使なのかなと思ったよね(?)

 

ところで、そこそこ圧強めに「次は!神戸にも!来てくださいね!!」って伝えたんだけど、後ろからふふふっと笑い声が聞こえたのは、フォロワーさんなのかマネさんなのか。どっちだったんだろう←

 

Respection。事前に発表されていなかった二曲がとても私に刺さった
片方はマチネでしか歌わなかったんですけど、ブルーハーツの青空と、RADWIMPSスパークル
信じられないくらいよかった。初めて聴いた曲だったのにぶっ刺さってきて。和樹さんの想いが突き刺さってくるようで
特にソワレのスパークル。ミュージカルの作品をひとつ見たかのような満足感
最後に後ろを振り向いて手を伸ばして掴む。あまりにも、あまりにもよかった。照明も含めて天才だった
この一度だけで終わってしまうなんてとんでもない。これこそ歌い継いでいってほしい
リスペクトも感じられて(歌い方でブルーハーツなのがわかるのがすごい)凄まじくて
本当に加藤和樹を好きになってよかったなと。こんな楽しませてくれてありがとうですよ本当に…
和樹さんこれからもずっと歌い続けていてね

 

加藤商店フォロワーと発見して爆笑してたんだけど、本人もネタにしてくれて面白かったですw
(※ライブ会場の近くに加藤商店というラーメン屋があった)

 

全ての曲が、誰が歌っているかわかる特徴もありつつ、リスペクトを凄く感じられて、更に和樹さんの色もあるという。真剣に向き合ってるんだよな…わかってはいたけど、それよりももっと凄かった。真剣な想いを感じられて嬉しかったな…。聴けてよかった

 

カサブランカ・ダンディは予想通りのかっこよさ。似合うわぁ…。もっと歌い込んで行ってほしいな。歌い継いでー!

 

握手待ちの時に和樹さんの横顔眺めてたんだけど、造形美すぎて一回「うわかっこよ」と言いました←
美しいが過ぎるのに中身も美しいから最高だね。世界一幸せになって(定期)

 

二部リスペクション。一部の握手でみんなにラーメンの話題を提供された流れでラーメンの話をしてしまって、「もやしがシャキシャキしてて……ダメだこの話したら長くなる。せっかくしっとりしたムード作ったのにね!」って言ってた和樹さんがとても可愛かったです!

 

耳で聴いて覚えてる曲と歌詞を見て覚えてる曲の違いが何かとか、男性が女性の曲を歌うのもいいって話とか、歌い継いでいくにあたって色々考えていることが見えてよかった。すぐにメモしなかったので内容はしっかり覚えてないので、覚えてる方に託します!笑

 

そういや、「皆さん推し活してますか?」って訊かれるけど「今しとるがな」ってめちゃくちゃなるねwww今してますいっぱい活動してくれてありがとうwww

 

リスペクション二部
「大した話じゃないんだけど一応ね。夏休みは取ります!」
昔は夏休みもらって実家に帰ったけど1週間で耐えられなくなって「仕事入れてください」と東京に戻った話をしてた
「目的がないと休めない」みたいなことを言ってたけど、目的って韓国にフランケン観に行くことです?←

 

という冗談はさておき、目的ってやっぱボイトレとかそういうのもあるのかな。休みの間にやりたいタスク終わらせてくと気持ちいいよね😊有意義な休みにして欲しい

 

脳内でカサブランカ・ダンディがずっと流れてる。めっちゃよかったまじで…いや他のもよかったんだけど、今はカサブランカ・ダンディのターン

 

アンコールのGIGライブ開始前、出てきて舞台の真ん中の一番ヘリのところ?最前に立って客席ガン見してくる和樹さん。そこで空気が一気にいたずらっ子みたいな和樹さんになって、あーGIGの和樹さんだ。と納得して入り込めましたwほんと楽しそうだよねぇかわいい

 

二部のGIG後夜祭(と本人が言ってた)楽しかったなー!一部ももちろんよかったけど、二部の方が客席煽ってくれて嬉しかった

 

そしてdesireよ。似合うとは思ってたけどほんとに最高すぎたな。最後の歌い上げバチバチに興奮した。好き過ぎる

 

「大切なお知らせがあった!ニコニコが今アレじゃないですか、アレで今アレだから…」
(何も伝わらなさすぎて笑う客席)
「アレじゃ伝わらないねごめんね。サイバー攻撃か何か受けてるじゃないですか。大変だよね。なので復旧するまでゆる生と深掘りラジオはお休みです。みんな待っててね」
(拍手)

 

岡山リスペクション二部
「こんばんはー!」
(パチパチパチパチ)
「……こんばんはー!!」
\こんばんはー!/
「びっくりした!みんないなくなったのかと思った!笑」
かわいい

 

そういや口紅を拭う?唇に触れる?みたいなみたいな仕草をしたのってカサブランカ・ダンディだったっけ?2回くらいした記憶があってあまりに色気凄まじくて客席でひっくり返るかと思ったんだけど

 

カサブランカ・ダンディは仕草が本家踏襲だけど、タバコ吸う仕草が本当に本当に好きすぎて、和樹さん一生タバコ吸う役やってほしい…って定期的に言ってる。色気が半端ないです…好き……

 

「仕事の発表がギリギリになることもあるけど…そこは大人の事情があるんです!仕方ないんです!」みたいなことを岡山で言ってたのよね
「まだ発表できてないお仕事も…」って言ってたけどこんな爆速で発表されるとは思わんやん?←
(※2日後に新たなお仕事の発表がありましたw)

 

拙い言葉でしか紡げなくて、和樹さんのリスペクションがどれだけよかったか伝えられない。本当によかったのよ。この曲数で、全ての曲にリスペクトを感じられて、しかも特徴を残しつつ自分の歌になってんの。信じられない。どうやって時間作ったの。噛み砕いて自分のものにするの大変なはずなのに

 

歌い継いでいきたい気持ちの本気を感じたし、これからもリクエスト募集してると話してた。まだまだ出会ってない楽曲があるもんね。私もとある曲のことを知らなかったけど、カバーを聴いて凄くよかったから原曲も聴いてみようと思った。そんな出会いをさせて貰えて有り難いよね

 

これからも歌い続けてくださいって絶対本人に伝えたいと思ったんだよね。歌い続けるのは知ってるのにね。伝えないといけないと思ったんだよね。不思議だなぁ。きっと思っていた何十倍も感動したんだな、と。人を感動させるって凄いよねぇ…(しみじみ)

青春アドベンチャー「逆光のシチリア」覚え書き

2024/5/27〜6/7まで放送された、「青春アドベンチャー 逆光のシチリア」全10話まとめです。和樹さんの当て書き主演ということでとても期待していたラジオドラマだったのですが、その期待を大きく超える面白さで毎日楽しませてもらいました。
最初は簡単なメモを残すためにとまとめ始めたのですが、あれも残しておきたいこれも残しておきたい…としている間に物凄い量になってしまいました笑 後半になればなるほど会話の書き取りが増えています。ラジオを聴きながら書き起こしている形になるので、聴き間違いや誤字脱字がある可能性もありますのでご了承ください。途中私の感想が挟まっている箇所もあります。
また、作品内のモノローグは全て書き起こしています。アウレリオのモノローグは『』、ベネデットのモノローグは【】でまとめています。
とても長い覚え書きメモになりましたが、どのような作品だったか知るのに役立てていただけると思います。また、逆光のシチリアが好きな方にも、こんな台詞が好きだった等々内容を思い出すきっかけにしてもらえると思います。アウレリオの加藤和樹さん中心のメモになりますが、良ければご活用ください。
並木陽先生、こんなに素敵な作品をありがとうございました!また機会があればよろしくお願いします!!(感謝)

 

 

主要四役(敬称略)

アウレリオ・カーサデイ…加藤和樹
ベネデット・シピオーニ…田代万里生
ペトロニラ…愛月ひかる
アリス・リジー・インゲストル…真彩希帆

 

 

 

○第一話○
ノローグは5年後(1864年
『あれは5年前。振り返れば遥か遠い昔のように思える』
1859年7月裁判。アウレリオの勝利
ジャルディーニ公爵閣下の裁判(ペトロニラの父)。名誉を救ってくれた、と喜ぶ公爵。夏に別荘に呼ばれる
ペトロニラと2人でオペラを観に行ったアウレリオ
ペトロニラが納得する相手が現れたなら身分は問わない、と公爵
ペトロニラを絵のモデルにするアリス。ナウシカー姫にたとえる
アリス。インゲストル子爵夫人。金髪。イギリス出身
アウレリオ・カーサデイ。ギリシャの彫像。素敵な目をしている。ナウシカー姫とお似合い、とアリス
『ジャルディーニ公爵令嬢ペトロニラ。海を見下ろす緑鮮やかなその庭に、彼女は他の何より艶やかに君臨していた。彼女が自ら相手を選んだなら、その者の身分は問わない。俺は公爵が口にした言葉を、幾度も反芻した』
ジャルディーニ家はブルボン王家と深い縁がある
イタリアをひとつにしようと声を上げている。潮の流れはナポリのブルボン王家に些か不利、とペトロニラ
農地管理人の息子。ベネデット・シピオーニ。ペトロニラの幼馴染
良い目をしている。パレルモ大学を出た有能な弁護士、とアウレリオの説明をする公爵
『ベネデット・シピオーニ。公爵の農地管理人の息子。フィレンツェの流行りの装いなのか、気取ったネクタイの結び方をしていた。俺はその夏の間、彼とも一緒に過ごす羽目になった』
4人で古代の神殿を観にくる
「ペトロニラ、もう少し日陰に。……ようやく二人きりになれた」←この声もやばない?
「ペトロニラ、あの夜の約束を」「なんのこと?」「ご褒美をくださると。私が裁判で公爵家の領地を守り抜いたら」「えぇ、だから差し上げたでしょう。この夏私と過ごす権利」「なるほど…。ペトロニラ、あのベネデットという男は…?」「幼馴染よ。…妬いてるの?」「えぇ、そうです」←ここもすでにやばい
「……ペトロニラ、ご褒美をもう一ついただきたい」←死ぬ。近い死ぬ
「アウレリオ、待って…!そろそろ二人が戻ってくるわ」
『チェスゲームは大詰めに差し掛かっていた。この勝負を制した時、俺の人生の運が拓ける。あの頃、俺はそう信じていた』
エゼキエーレ司祭。アウレリオの育ての親
「そう言っていただけるようつとめてきました。本当に、あの貧民街から私を拾い上げてくださり…」←どえらい過去きた
『見慣れたパレルモの通り。高い建物がひしめき合うその上に、狭い空は眩しいほど青く、光の強さの分だけ一層影は深い。その闇の中に俺は生まれ育った。だがあと一歩、もう少しで日の当たる場所に手が届く。そう思っていた矢先…』
『裏通りの人混み。近頃流行りのイタリア統一運動の活動家達のおさだまりの演説だと、最初は気にも留めなかった。しかし…』
パレルモ市街でベネデットの演説。「シチリアに自由を!」
『ベネデット。確かにあいつだった。だがソラントの別荘で会った時とはまるで違った。太陽の光を真っ向から身に受けて、あたかも神話の英雄が降り立ったかのような……』
君の瞳が熱く燃えているのが見えたよ!
シチリアを他国の支配から解放するのは夢物語
今回はガリバルディが導いてくれる。英雄
「アウレリオ、君も加われ!」「俺が?」
「それに僕は、君の目の中に燃える情熱を見た!シチリアの未来のために、アウレリオ、君が必要だ!」
『握手の手を差し出すベネデットの姿は、俺には眩しすぎた。この手を取れば、別の生き方があるのだろうか。あの闇深い影を出て光の当たる道を行くような、そんな生き方が。気付けば俺は、彼の手をかたく握り返していた』

 

 

○第二話○
「ベネデットが見込んだ男なら間違いない」とフランチ。配管工
隣町で暴動が起こってから警戒が厳しくなっている
「つまり、政府に不満を持つものたちが各々勝手に騒ぎを起こしているわけか。まるで子供の遊びだ」
本気で事を起こすなら期日と合図を決め、各組織が一斉に立ち上がらないと意味がない、とアウレリオ
革命組織同士の協力体制
ルナ伯爵夫人。我々の活動を援助してくれている
「アウレリオ、お前さんの言葉は説得力がある」
印象がいい方がいいと手土産を考えるベネデット。「あぁ、小細工はいらない。何故助けが必要か丁寧に説明すればわかってくれるはずだ」とアウレリオ
「アウレリオ〜!やはりお前さん、中々見所がありそうだ」とフランチに絡まれ「おい暑苦しい」と払い除けるアウレリオ←すき
ルナ伯爵夫人のもとへ
危ない橋ね、と夫人
貧しい人々のため働いてきたのではなく、金持ちや貴族の依頼だけ受けてきた。「幼い頃から苦労の多い育ちだったもので。しかし、このベネデットが気付かせてくれました。今の世で地位や栄光を求めることは、自分を苦しめてきた社会を肯定するのと同じこと。自ら変えるために戦うべきだと」
「ふふふ。正直な方は、好きよ。あなた、真っ直ぐな目をしているのね。少し息子を思い出すわ」
息子は12年前、1848年のシチリア独立革命で命を落とす
紹介状を書いてくれるルナ伯爵夫人
「ふたりとも、これから時々遊びにいらっしゃい。手作りのカンノーリをご馳走するわ」
警官から逃げる二人
エゼキエーレ司祭のところに到着
「すぐそこで友人に会いまして…」「そんなに息を切らして?」「その…かけくらべです!」「かけくらべぇ!?」「こちらの教会までどちらが先に着けるか、競争を!」←かわいい
「そのように共に童心に帰れる友ができたとは、この子は昔から友達を作ろうとせず心配しておったのだが…そうかそうか」と喜ぶ司祭
アウレリオはイワシのパスタが好物。共に夕飯を食べる
幼い頃から利発だったアウレリオ。聖職者を目指して進学校に通っていたが、侮辱に耐えかねて決闘騒ぎを起こし退学に。相手が富豪の息子でどうしようもなかった
そこからパレルモ大学に通い弁護士になった
「アウレリオ、良い友達を持ったな…。こんなに楽しい夜は久しぶりだ!」←めちゃくちゃここの言い方好き
イタリア統一運動に否定的な司祭
「司祭様…」窘めるアウレリオ
「ベネデット、どうか、アウレリオをよろしく頼む」と司祭
「お優しい方だ。君が統一運動に参加していることを知れば、悲しまれるだろうなぁ」「軽蔑したか?」「は?」「俺が貧民街生まれの孤児だと知って」「馬鹿言うな!そこまでになるのは、並大抵の努力じゃない!改めて君を尊敬するよ。今日は本当に助かった。君に借りができたな!」
『司祭様のお心に背いて統一運動に熱を上げるなど、それ以前の俺なら考えもしなかったろう。闇の中、ガス灯のほの白い灯りに浮かび上がる夜のパレルモ。オペラに夜会にと明け暮れる貴族たちの遊興。かつて俺は、そんな世界での栄達を願った。だがその輝きも、不思議と色褪せてみえるようになっていた』
ペトロニラとオペラを見た帰りの馬車の中。名前を呼ばれても気付かない
「失礼、なんでしたか?」←ここの言い方好き
「いえ、厄介な訴訟の件で。でもそれとこれとは話が別でしたね。私の不徳の致すところです」←好き
怒ってるペトロニラ
「少し疲れていただけです。私の目に映るのは、いつもあなただけですよ」
「ペトロニラ…機嫌を直して」←ヒエーーーーーッ
「離して…!思い上がらないで!お父様のお気に入りだからって」「どういう意味です?私のような卑しい雇われ弁護士は、高貴な貴方に相応な扱いをせよと?」
「えぇそうよ!私があなたの出自を知らないとでも!?」「っは…なるほど。貧民街生まれの下賤な男など自分に相応しくないと、貴方はずっと俺を?」(相応しくないと、の言い方良すぎ)
「馬車を停めてくれ!歩いて帰ります。私のようなものとこれ以上一緒にいるのはお嫌でしょう」
「どうぞお好きに!夜道で物取りに刺されても知らないから!」
『あの時は俺も頭に血が昇っていた。あんな高慢なお嬢様に入れ込んでいた自分が馬鹿馬鹿しくなり、ちょうどいい。この機にすっぱり忘れてしまおうと、ひとり決意したのだ』
「元気がないなぁ。ペトロニラと何かあったのか?」「どうして?」ベネデットとの会話
最近ペトロニラはひどく塞ぎ込んで誰とも会わない
「俺の方はただ彼女のご希望に沿ってるだけさ」の「だけさ」の言い方沼
「何を言われた?」「身分を弁えろだと」←すっっっっっっっき
「真に受けたのか!アウレリオ、君も存外鈍いな!」それな
身分の違いは変えられる。今の社会の歪みを正すと息巻くベネデット
『対等の立場。ベネデットはそう言った。だが彼も俺も、本当はわかっていたはずだ。もし本当に社会が変わり、既存の身分制度が崩れ去った時、あの誇り高いペトロニラが、そのままでいられるはずなどないことを…』

 

 

○第三話○
ルナ伯爵夫人のところでカッサータをご馳走になるふたり
「いえ…母親にお菓子を作ってもらうというのはこういう感じかと…」←アウレリオおおぉ…
ふたりが来てくれて嬉しい夫人
決行日は4/4、復活祭の聖なる水曜日。合図はガンチア修道院の朝の鐘
英雄ガリバルディはまだシチリアに現れない
「まずは命があってこそよ。アウレリオ、ベネデット、くれぐれも気をつけて」「「はい」」
『あれはカルネバーレの最終日の前夜だった。広場の中央で炎が赤々と燃え盛っていた。祭りの山車の人形を燃やす火、四旬節が過ぎて復活祭がきたその時、俺は戦いの中で命を落とすかもしれない。ペトロニラにもきっともう二度と会えないのだと、そう思いかけていた』
祭りの喧騒に紛れて他の組織の連中と連絡を取り合う
火の周りで踊っている中にフランチ。そのお相手はアリス
アリス「はぁーい」アウレリオ「えっ??」←かわいい
「驚いた。他人の空似か」「いや、違う!」
「フランチ、変わってくれ」「なんだよ」「俺も金髪の美女と踊りたい。お相手願えますか?」「喜んで、シニョール」←すき
「インゲストル子爵夫人、何をなさってるんです」の言い方すき
「あら!変装したつもりだったのに!」「こちらの民族舞踏が踊れるんですね」お忍びで通い続けて覚えたアリス
ペトロニラがずっと家に篭りきり、日曜の朝だけは出かけると教えてくれるアリス
『ジェズ教会。一歩足を踏み入れれば、細やかで複雑な白い大理石の装飾が、白いレースのように内側を覆い尽くしていた。柱の側の長椅子で、ベールに包まれて祈るペトロニラ。彼女に会ってどうしたいのか、自分でもはっきりわかっていたわけではない。彼女に謝らせ、思い知らせてやりたかったのか、それとも…』
「お嫌なら断ればよかったでしょう?」←好きすぎる
「相変わらず意地悪な人」「ペトロニラ、あなたは平気でしたか?私とずっと会わずにいても」「何を!自惚れも大概に…」
「俺は平気ではなかった。離れている間、あなたのことばかり。このまま二度と会えないと思うだけで気がおかしくなりそうだった。たとえあなたに、卑しい生まれの男と蔑まれていたとしても…」「あれは…!」
「もう一度聞きます。私と離れて、貴方は平気でしたか?」←死んだ。マイクに近付くのやめ…いやいいぞもっとやれ
「あなたが悪いのよ…!顔も見せず連絡も寄越さず、たまに会えば上の空…」「ペトロニラ、あなたの気持ちに気付かないとは。こんなに無粋な男では、やはり貴方に相応しくありませんね」「いいえ…アウレリオ…。いつかはひどいことを言ってごめんなさい。お願い、もう私を離さないで…」
復活祭から旅に出ると伝えるアウレリオ。「戻ったらお父上に正式にお許しをいただきに参ります。ペトロニラ、私と結婚してくれますか」「アウレリオ…!えぇ、貴方なら、構わないと父は言うでしょう」
「旅に出る前にあなたが私を思ってくださるという確かな約束が欲しい」とアウレリオ
今は四旬節。復活祭が終わるまで身を慎まないといけないとペトロニラ
「旅から戻るのは少し先になります。一度情けをいただければ、きっと思い出をよすがに、再会の日まで生きられる」←これ言われたらもう断れないよね
次の新月の夜、部屋の窓を開けておくから、12時の鐘が鳴ったら夜闇に紛れて家の裏手にあるオレンジの木を登ってきて欲しい
「アウレリオ…約束よ。待っているわ…」←約束絶対果たされないな、と確信するオタク
決行目前。ベネデットとの会話
「ベネデット、いつか君は言っていたな。この革命が成功し、社会の歪みを正すことができれば、俺とペトロニラも対等の立場で愛し合えるはずだと。柄にもなく、俺はそんな未来を信じてみたくなった」「アウレリオ…」
ひとりでも多くの賛同者を得るために行動するベネデット。警官に見つかり銃撃される
『その夜の空はやけに眩しかった。月がない分だけ、星の一粒一粒が大きく見えた。あの時、俺は本気で信じていたのだ。ペトロニラとの愛を成就させ、ベネデットと共にこの世界を変える。そのふたつを成し遂げた時こそ、自分は胸を張って太陽の光の下を歩くことができるのだと。約束まで、既に一時間を切っていた…』
瀕死のベネデットがアウレリオのもとへ
憲兵は、なんとか撒いたんだが…」「信用できる医者がいる!すぐ呼んできてやる!」「世話をかける…」
『俺は走った。ベネデットを死なせるわけにはいかない。だが、12時の鐘は間もなく鳴ろうとしていた。頭を過ぎるペトロニラの面影を、俺は幾度も振り払った』
「アウレリオ…」「ベネデット!気がついたか?……痛むか?弾は取り除いてもらった。命に別状はないそうだ」「また君に助けられた…感謝する…」「まだ熱が高いな。少し眠れ、俺はここにいる」「あぁ…」
『ベネデットの手を握り、一睡もせずに夜を過ごした。やがて、窓から夜明けの光が差し込んできた。流石に彼女ももう、俺を待ってはいなかっただろう』
一晩中待ち続けて、冷え切った身体のペトロニラ。駆け寄るアリス
「この私が、生まれて初めて全てを捧げていいと思ったのに…!」「アウレリオ…許さない…。私のただ一つの想いを踏み躙ったこと。きっと後悔するわ」愛情が憎悪へと変わるペトロニラ

 

 

○第四話○
『ジャルディーニ公爵邸の裏手、オレンジの木のそばで、俺は二階の窓を見上げて立ち尽くした。日が暮れて夜になっても、彼女は遂に顔を見せてはくれなかった』
「よかったの?ペトロニラ。あの人とうとう帰っていったわ」「いいのよ。今更何を言われたところで…」「きちんと向き合った方がいいわよ。あんな風に謝りにくるなんて、やっぱり深い訳が…」
明後日の便で国に帰るアリス。ペトロニラの心配をする
アリスは私にとって姉妹と同じ、とペトロニラ
いよいよ決行日前日。決起の酒盛り
「怪我人は寝てろと言っても聞きやしない。動けなくなったら置いてくからな」←絶対ベネデットを置いていかないと確信できるアウレリオ
『もしここで命を落としたら、ペトロニラも少しは俺を憐れに思うだろうか。この後に及んで、ついそんなことを思ってしまう自分がいた。蜂起の合図は、ガンチア修道院の朝十時の鐘。待機場所である、マジオーネ通りの武器倉庫で、俺はその時を待った。いっそ早く鐘が鳴ればいいと思いながら』
十時より早く鐘が鳴り、銃撃が始まる
「ベネデット、俺のそばを離れるな!」←好き
司祭のもとを訪れるペトロニラ。昨夜の話を打ち明ける
昨夜、アウレリオとどうしても話したくて馬車で待ち伏せしていたペトロニラ。蜂起の計画の全てを見てしまう。その後父に全てを話してしまった
「私、帰って父に見たままを話しました。きっと蜂起の計画だと察していながら、何故話してしまったのか…自分でもわからないのです。事が起こる前に検挙されれば、あの人を危険な場所にいかせずに済むと思ったのか…。いいえ、もしかしたら私は、あの人が衛兵の手にかかって死んでしまえばいいと思ったのかも」「落ち着きなさいペトロニラ嬢。御父君に話されたのはそなたの立場では当然のこと」
衛兵がガンチア修道院を取り囲み撃ち合いが始まった
「それでも今、あの人がこの街のどこかで傷つき、倒れているかもと思うと。もしアウレリオが命を落としたなら、彼を殺したのは私です。私が父に話したから…!」自らを責めるペトロニラ
全てを神にお任せし祈るようにと司祭様
銃撃で皆やられる。事前に計画が漏れていたと気付く
爆撃の後、「皆…生きてるか…?」とアウレリオ。生き絶えたフランチの姿
息も絶え絶えなベネデット
「アウ…レリオ…」「ベネデット!」「大丈夫か…血塗れじゃないか…」「そっちこそ…!これで終わりか…?俺たちがしてきたことは、全て無駄だったのか?」「いや、まだ終わりじゃあない。じきに英雄、ガリバルディが…」「ガリバルディだと…」ガリバルディが来ると信じて疑わないベネデット
「待ってろ。俺がガリバルディを呼んできてやる。ジェノバに行って、俺たちシチリア人が自ら立ち上がったことを俺が伝えてやる!」「あぁ…それはいいな…。アウレリオ…ありがとう…」「ベネデット…!目を覚ませ…!」この辺りの怪我をしたアウレリオの吐息が好き過ぎる。やられる芝居がうまい加藤和樹
『英雄ガリバルディ。俺たちがこれだけ血を流しているというのに、一体何をしている。この戦いが実を結ばなければ、皆犬死にか。そんなことには俺がさせない。港に辿り着ければ、ジェノバまで行く船はある。ジェノバへ。その一心で重い体を引き摺りながら、俺は気を失った』
目を覚ますアウレリオ。馬車の中、目の前にはエゼキエーレ司祭様。まもなくパレルモの港に着くところ
「この度の反乱に加わった者は多くがその場で射殺され、生き残った者は銃殺刑だと。アウレリオ、捕まれば、そなたも命はあるまい」「くっ…」「当局には、そなたは死んだと報告した。シチリアを出て、ジェノバへ行け。海の向こうへ逃れるのだ」「ジェノバ…」「そなたがうわ言でそう口にしていたゆえ」「しかし司祭様…。私は、あなた様のご期待に背いて…」「アウレリオ…。手塩にかけたそなたを見捨てる儂と思うか!」「エゼキエーレ司祭様…ご恩は忘れません。貴方様は、血を分けた父以上のお方です」「ひとつ教えておく。そなたがこの戦いに加わっていることを儂に教えてくれたのは、ペトロニラ嬢だ」「ペトロニラが…!」「彼女のお陰で、そなたの命を救えた。こうなっては親しい者にもそなたが生きていることを知らせるわけにはいかぬが、そなたは、いつも彼女のために祈ってやるがよい」
ジャルディーニ公爵家で看病されるベネデット
「どうぞ、お見捨てください」とベネデット
農地管理人の息子であるベネデットが捕まれば我が家にも累が及びかねない。ここにいる限りは私の力でどうとでもできる、と公爵閣下
アウレリオの名前が死亡者リストにあったと報告を受けるペトロニラ。ショックを受ける
「アウレリオ…!私のせいよ。私が貴方を…!本当に貴方はもう、どこにもいないの?私にこんな思いをさせておきながら…ひどい人。アウレリオ、あんまりだわ…!」
船が出航する。アリスと共にいるアウレリオ
ジェノバまで10日ほど。海の上は安全だから傷を癒して、とアリス。「すまない」「いいのよ。成り行きとは言え、「アウレリオのことは任せて」ってあの司祭様に約束しちゃったし」
「貴方も随分お人好しだ。港で行き合った俺を助けてくれるとは」「知らない仲じゃないし、見捨てておけないもの。私がイギリス行きの船に乗る前でよかったわね。でも、ジェノバに行ってどうする気?」「インゲストル子爵夫人…。俺は、ガリバルディに会いたいんだ」「ガリバルディ!面白そう。付き合うわ!」「……本気か?」「私、結構顔が広いの。多分力になれるわ。確かに、シチリア人が自ら立ち上がった今回の事件の生き証人として、貴方ならガリバルディの心を動かせるかもね。それで、彼がシチリア遠征を決意してくれれば、ガリバルディを支援しているイギリス政府も大喜び!」「貴方は…何者だ…?」「やだ、別に何者でもないわ。ただ、ジャルディーニ公爵家に滞在していたら、ナポリブルボン政府側の動きはよく見えたし。ルナ伯爵夫人やフランチに時々情報提供をね」「フランチ…ルナ伯爵夫人とも知り合いなのか?」「ペトロニラを裏切ったつもりはないんだけど、ちょっと悪いことをしたかしら。せめて、貴方とうまくいってほしかったけど。過ぎたことを言っても仕方がないわよね。お喋りはこのくらいにしましょう。傷に障るから」あまりにもアリスが衝撃すぎて気がついたら全部書き出してた…。何者なのアリス…
『あの1860年、4月4日のパレルモ蜂起から約一月後、ガリバルディシチリアに上陸。ナポリブルボンの国王の支配からシチリアを解放した。統一イタリア王国が成立したのは翌年、1861年3月のことだった』

 

 

○第五話○
『あの1860年、4月4日のパレルモ蜂起から程なく、ガリバルディシチリアに上陸。ナポリブルボンの国王の支配からシチリアを解放した。彼と共にシチリア遠征を果たしていれば、俺も今頃は、故郷の英雄となっていただろうか。アリスの力を借りて、ジェノバガリバルディシチリア遠征を嘆願した後、俺は怪我が癒えず長く療養を余儀なくされた。統一イタリア王国は成立したが、その実態は、シチリア南イタリアの支配者が、ナポリ王からサルデーニャ王に代わっただけ。貧しい者は未だ貧しく、社会の歪みを正すには程遠い。今更シチリアに戻る気にもなれず、俺は統一イタリア政府に抵抗する義勇軍に加わって、南イタリアを転戦し、かれこれ5年余りが過ぎた』
水、煙草。村の人たちから政府軍を追っ払った礼
シチリアのことが書かれた新聞。ルナ伯爵夫人の死
パレルモ市議会の声明文が裏に
パレルモ市議会経済顧問、ベネデット・シピオーニ。かつて目を輝かせながら俺に理想を語り、道を示してくれた君が、今やこの腐った新政府の一員だと。貧しい者が虐げられ続けているこの状況を、統一政府への抵抗を続けたルナ伯爵夫人の死を、君はそこからどんな気持ちで…。ベネデット、君は一体どうしてしまったんだ』
流通網の拡充。鉄道路線の開通。ペトロニラの乾杯の挨拶
ベネデットと結婚したペトロニラ
「妻は新政府の方針にも仕事にも理解を示してくれている」とベネデット
ベネデットは5年前の革命で多大な功績をあげた
【古い貴族に代わりこれからはブルジョワが支配する時代だ。没落したジャルディーニ家の人々と、その領地を守るためには、全てを僕のものにするのが最善の選択だった。北イタリアの影響の下、近代化が進めば、このシチリアも次第に豊かになる。この波に乗り、更なる力が欲しい!】
知事に誘われたペトロニラ。「君の才覚を存分に発揮して知事を魅了してきてくれ」新規事業への融資も上々だと喜ぶベネデット
ペトロニラのお腹には、ベネデットの子がいる
『どの新聞も彼ら夫妻のことで持ちきりだ。パレルモ社交界の花形、ベネデット・シピオーニとペトロニラ。貴婦人を妻として階級社会の頂に上り詰める。そんな栄光など虚しいと俺に教えてくれたのは、ベネデット、他ならぬ君だ。帰らなくては、捨て去った故郷、シチリアに』
変わらないアリス。「貴方は最初誰かと思ったわ。その髭、お似合いよ。中々変装がお上手ね。久しぶりのシチリアはどう?アウレリオ」「ジュリオだ。アウレリオは5年前に死んだ」「ジュリオね」
ルナ伯爵夫人が暗殺された件。夫人は新政府に目をつけられて郊外の山荘で暮らしていたのに、何故かパレルモに出てきた。誰かに誘き出されたのか、それとも
伯爵夫人の下で蜂起を計画していた人物に会いたいアウレリオ。伯爵夫人のことも気になるので調べてくれるアリス
「その代わり、彼らのところに行くときは私も一緒に行くわ」「なんだって」「なんだか面白そうだもの。嫌なら協力しなーい」←かわいい
「改めて、よろしくね。ジュリオ」アリス好き
『11月2日、今日は天に召された魂が年に一度地上に戻るという死者の日だ。5年前、あの4月4日の蜂起で散っていった嘗ての仲間たちは、ペレグリーノ山の麓、海を臨むサンタマリアデイロートリ墓地に眠っている』
「上物のワインだ、飲んでくれフランチ。潮の香りがして、悪くない場所だな。なぁ、君はどう思う?今のベネデット。あれだけの地位と力を得ながら、奴はルナ伯爵夫人を救おうとはしたかったのか。……ん?あれは?……アウレリオ・カーサデイ。俺の墓…?」
アウレリオの墓に誰かくる。ペトロニラの姿
『ペトロニラ。死者に贈るクリザンテーモの花を、あの身重の体でここまで。もしや毎年手向けてくれていたのか?俺のことなどとうに忘れただろうと思っていたのに。5年前のあの夜、12時の鐘が鳴る前に手負いのベネデットが俺のもとに駆け込んでこなければ、ペトロニラ…今頃貴方は、俺の妻。お腹の子の父親は俺だったかもしれない』
ベネデットとサルバトーレの会話。裏金を渡す
それを見ていたペトロニラ。「あのような者たちに、まさかこれまでも?」「綺麗事だけでやっていけないことは、この5年で思い知らされた。多少の無理は避けられないさ」「だからといって…」「ペトロニラ!君や子供達、僕のもとで働いてくれる者たちを守るためだ。君ならわかってくれるだろう」「……そうね。あの頃のような惨めな思いは二度とごめんだもの。私と貴方は、同じ船に乗った者同士」「ほら、怖い顔はやめて。お腹の子の為にも、頑張ろう」
『冬の曇天の下、無骨な岩肌を露わにした山々が連なり、中腹には葉の落ちた葡萄の段々畑が広がっている。遠くで羊の群れが僅かな草を奪い合うように蠢く以外、辺りに動くものの気配はない。本当にここに彼らが潜んでいるのだろうか。ルナ伯爵夫人の近くにいた彼らなら、彼女の死の真相を知っているはず…』

 


○第六話○
新たな時代の訪れ
『冬の曇天の下、無骨な岩肌を露わにした山々が連なり、中腹には葉の落ちた葡萄の段々畑が広がっている。遠くで羊の群れが僅かな草を奪い合うように蠢く以外、辺りに動くものの気配はない。本当にここに彼らが潜んでいるのだろうか。ルナ伯爵夫人の近くにいた彼らなら、彼女の死の真相を知っているはず…』
最近アジアを巡ってた、日本の横浜にも寄港したとアリス
「どこまで本当の話なんだ?」「どこまでだっていいでしょ。今私はイギリス人の旅行者。貴方はその護衛兼案内役という設定なんだから」「はいはい」「真面目にやってよ!……ねぇ、気になってるんだけど、そのロバの背中の荷物、何?」「これか?つまらんものさ」「教えてくれてもいいじゃない!あっ…」「大丈夫か?」←かっこいい
目指すはウサギの耳の形をした岩。近付いてきたところで、大勢が二人を囲む
「生意気な目付き、気に入らないね」と大勢を率いていた女性に言われるアウレリオ
ドン・ニニに会いにきたアウレリオ。ルナ伯爵夫人の名前を出す
ロバと積荷は引き渡す。「好きなだけ見るがいい」と積荷を見せる
ロバの背に乗せているのはオルシーニ爆弾80個
「もとよりこの荷物は君たちへの手土産だ。挨拶に手ぶらで来るほど礼儀知らずじゃないんでね。必要とあらば作り方も教えてやれる。もう一度頼もう。ドン・ニニという人に会いたい」ここの詰め寄り方好きすぎる
現れるドン・ニニ。やりとりをしていた女性はマリッキア。「色男さんよ、話はゆっくり聞かせてもらおう」
飲みながら話す二人
ブロンテ村の生き残りのおばあさん。ガリバルディの軍に亭主と息子を殺された
「英雄にも、色々な顔があるってことよ」とアリス
山に潜む彼らは皆訳あり
ルナ伯爵夫人の話になる
「ドン・ニニ。俺は知りたいんだ。誰がどうしてあの人を…貴方達なら何か…」「はっ、わかるわけがねえ」「俺はあの人には恩がある。息子のように可愛がってくれて、手作りの菓子もご馳走になった」「そうか…。俺たちだってルナ伯爵夫人には色んなことを教えてもらったさ。弔い合戦は俺たちなりの方法でさせてもらう」「弔い合戦…」「俺たちの力でこのシチリアをひっくり返してやるのよ!」熱く語るドン・ニニ
「なるほど、面白い。金持ちどもに一泡吹かせようということなら、俺も多少は貴方たちの力になれると思うが」「ほう」「俺は南イタリアで抵抗運動を指揮していた。戦い方は知ってる」「あっちじゃ派手にやってるらしいな。いいだろう。そこまで言うならおまえさんの力がどれほどのもんか見せてもらおうか」
『彼らの信頼を得ない限り、何も話してはくれまい。暫く付き合ってみるのも悪くない。それにこれは、いい機会かもしれない』
ペトロニラとベネデットのシーン
線路事業をしているものの、線路泥棒に鉄材を狙われる。これ以上工期に遅れが出ないよう気をつける、とベネデット
線路の鉄材を盗み、運んでいく。ドン・ニニとアウレリオの会話。駕籠かき人夫や荷馬車引き等、町の人たちに協力してもらう
いつも絵を描いているアリス。鉄材の山
「ねぇ、あのアリスって人はアンタの何?」「古い馴染みだ。あれで中々頼りになる」「ふぅん…」とマリッキア
『金持ちどもに一泡吹かせようとする山賊たちの標的が、あの男であって何故悪い。ベネデット、シチリアの人々の苦しみにも、世話になったルナ伯爵夫人の死にも顔を背け、その座で富を貪っている。やはり奴だけは許せない』
枕木の犬釘を緩めてきた。日雇いの鉱夫に化けるアウレリオとピッポ
そこに現れるベネデット
声を変えて話すアウレリオ。「へえ、旦那様。以前港で荷下ろしを手伝わせていただいた折に、私ども日雇いに仕事をいただき、ありがとうございます」←声だけじゃばれない声質ですごい
『ベネデット…。見るからに仕立ての良さそうな服。すっかり上流の紳士気取りか。下々のことなど一々覚えてもいまい。君は本当に、もう俺の知る君ではなくなってしまったのか…』
【気のせいだ。顔の髭、日に焼けた逞しい体。彼とは全く別人だ。だが、あの強く光る目。深く頭を下げて、上目遣いにこちらを見たあの目は…。馬鹿げてる!彼は、アウレリオは、とっくにこの世を去ったのだから…】

 

 

○第七話○
『ベネデット…君がシチリアの近代化のためと嘯きながら、人々を踏みつけにして栄達の道を選んだなんて、俺はどうしても受け入れられない』
線路を盗み出そうとするも、見回りに出たピッポからの合図。全員撤退するも、ピッポは連れて行かれてしまう
サルバトーレに拷問されるピッポ。そこに現れるベネデット
「一緒にいた男はどういう奴だ?名はなんという?いつからお前たちの仲間に!?」ピッポに詰め寄る
【昼間のあの男が、アウレリオである筈がない。僕は何を恐れている】
アウレリオはピッポを助けに行こうとする。「あたしらは捕まったら最後、死ぬ覚悟はできてる。ピッポだってそうさ!」「我々が危険を逃れたのは、彼の警告のお陰だ。俺一人ででも助け出す!」「おぉ…そこまで言うか」「余所者にだけやらせるわけにいかない。父さん、あたしらも!」(俺一人ででも助け出す、って言うアウレリオがあまりにもかっこよすぎる)
アリスがジャルディーニ家の別荘の場所をアウレリオに伝える。そこが連れて行かれた場所だと当たりをつけて行ってみることに
「ただちに…」「殺すな!」「は?」「生かして捕えるんだ!」「そう言われましても…」「僕に二度言わせるのか?」アウレリオの影を感じる男を殺すことは絶対許さないとばかりに伝えるベネデット
ピッポを見つけて助け出すアウレリオとマリッキア。そこにサルバトーレとベネデット
「待て!」「!」「アウレリオ…君なのか…!」「ジュリオ!」マリッキアに呼ばれて、声を振り切って窓の外へ逃げるアウレリオ
「アウレリオっ…!!」叫ぶベネデット
隠れ家で皆で食事。ドン・ニニとの会話
「おめえさん引き時ってのを心得てやがるな。流石南イタリアで鳴らしただけのことはある」「なんだ、随分褒めてくれるな」「とっ捕まったやつを本当に取り返してくるとはたまげたぜ!近いうち、二人で飲み明かすとしようや」信頼を得たアウレリオ
ベネデットは帰宅。ペトロニラに抱きつく。震えている
「亡霊だ…」「亡霊…?」「ペトロニラ、そばにいてくれ。どこにもいかないでくれ」「えぇ、ここにいるわ。何も怖がることはないのよ」
【あれは本当に、アウレリオだったのか。或いは、僕の心が作り出した幻?かつて僕が語った理想に殉じたあの男の亡霊が、今になって僕を責め立てにきたとでも言うのか…】
絵を描くアリス。マリッキアが問いかける
「いっつもそんなに描いてるけど、何がそんなに面白いわけ?」「何って?見るもの全てよ」「はぁ?」「国にいると息が詰まって仕方ないの。色んな場所にいって、そこにしかないものが見たいの」
マリッキアの過去。行商に出ている間に憲兵に殺された母と弟たち
「ねぇ、アンタとジュリオは…その…」「そういうのじゃないわ。彼にはずっと、忘れられない相手が他にいるし。私にも大事な人がいるもの」「そう」
マリッキアは逞しくてしなやかで、私の好きな人に似ている。その人はシチリアの海辺の景色のように色鮮やかな人。愛情深くて誇り高くて意地っ張りで、私にはない強さと激しさを持っている。その人が幸せならいいの。とアリス。ペトロニラへの深い愛情
ドン・ニニとアウレリオのサシ飲み
ルナ伯爵夫人が誰にやられたかまではわからない。危険を承知で何故パレルモまで出てきたのか
亡くなる少し前に会った際、昔馴染みとこっそり会う約束をしていたと教えてもらう。4月4日の蜂起の頃からの付き合い
誰を思い浮かべている?教えてくれ、と言われベネデットの名を出す
「はっはっは!こないだピッポが世話になった相手じゃねえか。どうやらあちらさんとは深い縁があるようだな」とドン・ニニ
「よせ…その目で僕を見るな……アウレリオっ…!」酷く魘されるベネデット
ベネデットが寝るまで抱きしめてあげるペトロニラ
【あれから毎晩のように、彼が夢に現れる。あの強い眼差しで、黙って僕を見つめてくる。6年前の革命以来、激動の中で上に立つ者は次々に代わり、築いた地位を守るため、手段など選んでいられなかった。アウレリオ…この泥沼のような時代を知らず死んでいった君に、僕を糾弾する資格など…!】
「亡霊とな…」とエゼキエーレ司祭様。「まるで私が誰かに奪われるのを恐れてでもいるよう」とペトロニラ
うわ言で「アウレリオ」と呼んだと伝える
「あの6年前の4月4日、浅はかにも蜂起の計画を父に話し、彼を死に至らしめたことをずっと悔いてまいりました。私をこのような苦しみのうちに残して去った彼を誰より憎み……そして、愛することをやめられなかった。エゼキエーレ司祭様、アウレリオは…本当にこの世を去ったのでしょうか?」
黙っていることに耐えられず、ペトロニラに真実を伝える司祭様
一度だけ手紙を寄越したアウレリオ。シチリアの地を二度と踏むことはないと。それなら伝えないほうがいいと思った、と司祭様
『本当に彼が、ルナ伯爵夫人をパレルモに誘き出し、死に追いやったのだろうか。そうは思いたくはないが、やはりそうとしか考えられない。一体何故そこまでする必要があった、ベネデット…!』

 

 

○第八話○
『政府の手を逃れ、山荘で隠れるように暮らしていたルナ伯爵夫人は、ベネデットとの密会のためにパレルモへ赴き、そこで何者かに暗殺された。本当に彼があの人をパレルモへ誘き出し、死に追いやったのか。一体何故そこまでする必要があった、ベネデット…!』
ベネデットにアウレリオが生きていた事実を伝えるペトロニラ
「ベネデット、何故私に話してくれなかったの?」「君にだけは知られたくなかった!君はずっと彼を…」「馬鹿言わないで!」「折あるごとに、彼の墓に花を手向けていただろう」「知ってたのね…。過去に愛した人を悼むのが、そんなにおかしいこと?ベネデット、彼とのことは、私にとってもう遠い思い出だわ。私がどれだけのものを貴方と築いてきたと思っているのよ。彼が生きていたからといって、貴方の妻であり、3人の子の母である私が無分別な真似をするとでも?」
何のためにアウレリオは戻ってきたのか。ならず者と手を組んで何を企んでいるのか
どんな罠もふたりで退けてきた、とペトロニラ
【アウレリオ…君の目的は何だ?新政府で地位を築き、かつての恋人を奪った僕を妬んでいるのか?それとも、正義を気取って僕に裁きでも下すつもりか?訳はともかく、今の僕にとって君は敵だ】
ドン・ニニとアウレリオの話を聞いていたマリッキア。誰が仕組んだものかピッポに話す
立ち聞きをこっぴどく叱られた。今は待てと言われたが、さっさとやってしまいたいとマリッキア
今は動かないほうがいいと諭すピッポ
アリスとの会話。「俺が問いただしたいのは、あの人にそんな真似を働いて、平気な顔をしていられる奴の胸中だ」
ベネデットと話をしたいアウレリオ。エゼキエーレ司祭様に仲介を頼もうとする
もう二、三彼らの仕事を手伝ってからパレルモに戻るというアウレリオに、「健闘を祈るわね」とアリス
「私は一足お先にお暇しようかと。シチリアの山賊たちとの暮らし、中々楽しかったわ。大いに満足よ!」「どこへ行く気だ?」「この先に、800年前のアラブ時代の遺跡があるの。せっかくだから、もう少し足を伸ばしてみようかと。地中海の大商人が隠した財宝が眠ってたりして♪」「ひとりじゃ危ない」「適当に護衛でも雇うわ。貴方より、もっと頼りになる相棒を探さなくちゃね、ジュリオ」←奔放なアリスと振り回され気味なアウレリオの組み合わせ好き
サルバトーレにドン・ニニ達の居所を探させるベネデット
「つまらなくなるぜ、おめえさんがいなくなるとよ」「長らく世話になった」「おめえさんになら、マリッキアを嫁にやって俺のあとを任せてもいいかと思ってたんだが」「父さん!?何馬鹿言ってんの?あ、アンタなんか何処へでもいっちまいな!」「ははは!なんでい、満更でもなかったらしいな」「いい娘だ。俺なぞには勿体ない」←ここのやり取りめちゃくちゃ好き
予算削減で聖ロザリオの祭りを中止されてパレルモの連中が荒れてる。そこを突いてパレルモに繰り出せば、町の連中も乗ってきてくれるとドン・ニニ
計画を話しているところで、ピッポの姿が見えないことに気付く
ピッポ宅のテーブルの上に母親の形見のロザリオが置かれており、しかもオルシーニ爆弾が幾つかなくなっている
観劇帰りのベネデットとペトロニラ。馬車が近くになかった為歩いて移動
そこに現れるピッポ。爆弾を投げる
「あたしが余計なことを言ったから…!」と悔やむマリッキア
俺のもたらした情報でピッポが狙ったなら責任の一端は俺にある、とアウレリオ
ベネデットを庇い少しガラスの破片で怪我をしたペトロニラ
警察に取り押さえられる前に所持していた拳銃でピッポは自殺する
「アウレリオの仲間だ。きっと奴が後ろに…」「アウレリオが仕組んだことだと言うの?」「許せない…!僕だけならまだしも、君にまで危害を!」「どうして彼がそこまで……そうだわ。あの男、確かルナ伯爵夫人の仇と…」「……身に覚えがない。勘違いで…恨まれてはたまらない」「じゃあどうするの?」「奴らの居所は探らせた。既に目星はついてる」
ピッポの死に泣き崩れるマリッキア
ベネデットが本気で山賊狩りをする気だとアウレリオ。急いで身を隠すほうがいいとドン・ニニに進言
「マリッキア、あとは任せた」「俺の夢をこんなところで終わらせるわけにはいかねえ」残りの爆弾を使って全員吹き飛ばしてやるとドン・ニニ
「待て、俺が行く」「うちの手下がやらかしたことだ。けじめをつけなきゃなんねえ」「ベネデットの狙いは俺だ。決着は俺がつける」「……よし。ジュリオ、おめえさんと一緒なら派手な花火が打ち上げられそうだぜ」←ここのやり取りめちゃくちゃ好き
マリッキアに全てを託すドン・ニニ
ドン・ニニとアウレリオのたったふたりの猛攻を中々止められないサルバトーレ
「よぉし、あとはまとめて道連れにしてやらぁ。ジュリオ、あばよぉーっ!」「ドン・ニニ…!」大勢を道連れに爆破する
「くそ…これまでか」「待て!まだその男を撃つなっ!」「……ベネデット」「久しぶりだな、アウレリオ。再会を祝して、ゆっくり話をしようじゃないか」

 

 

○第九話○
「ドン・ニニの名にかけて…!」マリッキアは山賊を引き連れてパレルモに攻め入る
「怖かったわよね、爆弾だなんて」ペトロニラの見舞いに訪れるアリス。そこでアウレリオと行動を共にしていたことを伝える
場面変わってふたりで飲みに来ているアウレリオとベネデット。乾杯する
4月4日の後の話はエゼキエーレ司祭に概ねきいた。シチリアを離れて何をしていた?と問いかけるベネデット
南イタリアで、統一イタリア政府への抵抗運動に」「道理で逞しくなったわけだ」
「随分色々とやってくれたな。僕の事業を妨害し、別荘に乗り込み、馬車に爆弾を投げつけ…」「爆弾は俺じゃない」「本当か…」
負傷したペトロニラを心配するアウレリオ。「君たちが無事でよかった。誓って俺じゃない。身を寄せていたところの若い奴が思い余ってやったことだ」
何故アウレリオがこのような行動に出ているのか、最初はわからなかったが今は理解しているらしいベネデット
「覚えてるかベネデット。あの頃、俺たちはよくあの人の家に遊びに行っただろう」「手作りの菓子を、振る舞ってもらったなぁ。カンノーリにカッサータ。僕の母のより、美味しかったよ」「俺は母親に菓子を作ってもらったことがない。母とはこんな感じかと。我々の活動を支援しながら、あの人は俺たちを案じてくれた」「あぁ。命を大事にしろと」
「……そろそろ教えてくれ。アウレリオ、どこまで知ってる?」「郊外の山荘に隠れていたはずのあの人が、君と密かに会うべくパレルモに赴き、そこで刺客の手にかかったところまで」「よく調べたな…」「用心深い人だった。余程信頼する者の招きでなければ動くまい。相手が君なら得心がいく。ベネデット、深い理由があってのことだろう。俺に話してくれ。何故君はルナ伯爵夫人を…」「そう、その目だ。アウレリオ、君の燃えるような目の光。僕はいつも、心の奥底を見透かされているような気がしたよ」「ベネデット…」「君には何も隠せない…正直に言おう」
パレルモ市議会経済顧問の地位と、ジャルディーニ商会に対する政府からの多額の融資。政府はそれらと引き換えにルナ伯爵夫人暗殺の片棒を担ぐよう僕に求めた」「っ……何故応じた?」「どうしても必要だった。地位と富、揺るぎない力が」
それを求めるしか生き残る術がなかったとベネデット
「理解できないという顔をしてるな」「あぁ、信じがたい。俺の知るベネデット・シピオーニは、地位や力と引き換えに世話になった人を売り渡すような人間じゃない。ベネデット…俺は憧れていた。我々の手で社会の歪みを正そうと…このシチリアを、二千年の眠りから目覚めさせるのだと、そう言って俺に道を示してくれた君に…」「アウレリオ、今君の前にいるのは、最早あの頃の僕ではない。そんな青臭い理想を説いていた若者は、もういない」「何が君を変えた?何故そうまでして…。ベネデット、あまりに無様だ。嘗て我々が夢見たものとは程遠い今のシチリアで、虚しい栄光を追う君の姿は…!」「アウレリオ、本当にわからないのか?僕がどうして力を欲するのか。……彼女のためさ」
ペトロニラと、彼女の誇りを守るために力を欲したとベネデット
わかっていながらあの頃の僕は敢えて考えないようにしていた、とベネデット
「生まれによる垣根がなくなれば、ペトロニラとも対等になれる」と言っていたベネデット。ベネデットがイタリア統一運動に没頭したのは、身分の違い故に叶わなかった初恋の恨みを、理想で塗り固めて戦っていただけ
「アウレリオ、君の憧れには値しない」「やめろ…ベネデット。君にそんな風に言ってほしくない…」「あの革命で、新政府の樹立に貢献し、僕は社会的な地位を得た。僕との結婚に応じる以外、ペトロニラには身を守る術がなかった。手に届かないはずの人を得てしまった償いに、僕は心に誓った。彼女の誇りを、二度と傷付けさせないと。その為には、決して脅かされないだけの力がいる。何を犠牲にしてでも」「ベネデット…」「君にはわかるはずだ、アウレリオ。もし、ペトロニラと結ばれたのが僕ではなく、君だったなら…君ならどうした?」
急に表が騒がしくなる
場面変わって、ペトロニラに全て打ち明けたアリス。ルナ伯爵夫人のことも知る
ベネデットはいつも肝心なことは言わない。怪しげな男を雇って何かしていることは気付いていたペトロニラ。「彼がそんな恐ろしいことに手を染めるのも、元はと言えば、全て私のため。彼の罪は、そのまま私の罪だわ」
外が騒がしくなる。暴動が起こっている
暴動を率いるはマリッキア
ペトロニラが心配だと、まず家に帰ろうとするベネデット。撃たれてしまう
ペトロニラの元にマリッキア。「親父とピッポと、ジュリオの仇!」と銃を向ける。「これはあたしの仇撃ちだ!」
用件は訊くとペトロニラ
マリッキアの母と弟たちは父が留守の間に憲兵に焼き殺された
ペトロニラを撃とうとするマリッキアの前に出てくるアリス。「その人に手を出したら、貴方でも容赦しない」
「はっ…あたしを殺すの?」「友達を撃ちたくない…!お願いマリッキア、私に免じて下がって!」「……何さ、結局あんたも貴族様の味方…!」「貴族も山賊も関係ないわ。その人は私の…!」「アリス、幾らあんたの頼みでも…」「マリッキア!」「待って!ありがとうアリス、もういいわ」「ペトロニラ…!」「私の夫がしたことについて、言い訳はしません。罪はこの身で償います。それで貴方の気が済むなら、お撃ちなさい」「だめよ…!」
子供が泣き出す
「……やめた」「マリッキア…?」「あたしの家族を焼いた憲兵共と同じことをしちまうところだった。……アリス、さっき友達って言ってくれたね?」「えぇ…」
サルバトーレがマリッキアを撃つ
「マリッキア!」「奥様、ご無事で?」「サルバトーレ医者を!」「は…?」マリッキアに声をかけるペトロニラ
「いらないよ…同情はまっぴら…!」「マリッキア…」「アリス、あんた、あたしとこの奥様が似てるって?」「えぇ…似てるわ。激しくてしなやかで、私にはない強さが…」「アリス…あんたやっぱり、変な人…」事切れるマリッキア
血塗れのベネデットを背負い、エゼキエーレ司祭の元を訪れるアウレリオ
「申し訳ありません、エゼキエーレ司祭様…。ここ以外に思いつかず…」「よくぞ、儂を頼ってきた。暴徒と言えど聖ロザリアを敬う民衆は教会に手出しはすまい。神の御名において、儂がそなたたちを守ってみせようぞ」

 

 

○第十話○
「あ…アウレリオ…」「ベネデット、あまり喋るな」「懐かしいな…いつかも君と二人、警官に追われてこの教会に逃げ込んだ」「あぁ、そうだったな」懐かしい思い出を話すベネデット
「ベネデット、さっきの質問への答えがまだだった。もし俺が君の立場なら、ペトロニラと結ばれたのが君ではなく俺だったら、俺ならどうしたかと訊いたな。おそらく俺も、君と同じことをしたはずだ。彼女と、彼女の誇りを守るために、きっとどこまでも力を求めただろう。必要とあらば、母のように親身に世話してくれた人を死に追いやることも、或いはあったかも知れない」「そうか…僕の方も同じだ。もし君がペトロニラを得て、権力の座にしがみついているのを見たら…きっと君を許さなかった。君の罪を糾弾するために、どこまでも君を追いかけただろう」「ベネデット…」
6年前の4月4日。エゼキエーレ司祭様に助けられたのがベネデットで、ジャルディーニ家に運び込まれたのがアウレリオだったなら。「この教会に転がり込んだあの時、我々のかけくらべには、勝ち負けはついていなかったな。もしあの日まで戻ってやり直したなら…」「あぁ…もしかしたら…」
苦しむベネデット
「生きろ…アウレリオ…僕の、分まで…」
事切れるベネデット
『聖ロザリアの名の下に繰り広げられたパレルモ市民の暴動は、統一イタリア王国の軍勢によって、程なく鎮圧された。ペレグリーノ山の麓、海を臨むサンタマリアデイロートリ墓地。4月4日の蜂起で散っていった仲間たちが眠り、そして…アウレリオ・カーサデイの墓があるあの場所。パレルモの盟主であるベネデットの埋葬には、沢山の参列者が集まり、黒いベールに身を包んだ喪服姿のペトロニラに、悔やみの言葉をかけていた』
「ジュリオ。そんなところに立ってないで、そばに行っておあげなさいよ」と花を沢山抱えたアリス。共同墓地に葬られたマリッキアへ捧げるもの
目の前にいたのに助けられなかったというアリスを慰めるアウレリオ。そこにペトロニラが来て、アリスは席を外す
「アウレリオ。あなた、アウレリオね?」「……やぁ」「見違えたわ。すっかり逞しくなって。でも、その目は昔のままね」(やぁ、の言い方が含みがあって大変素晴らしい)
ベネデットの最期を看取った礼を言わせてほしいとペトロニラ
「礼なんて…。俺は何もしてやれなかった」
いつかこんな日が来る気がしていたペトロニラ。「来るべき時がきただけなのよ」
ベネデットとアウレリオの子、テオが来る。5歳。父親が亡くなったことをまだ理解できていない
「いいかいテオ、よく聞くんだ。君のお父さんは素晴らしい男だった。このシチリアの未来のために、理想を掲げ、命を燃やして戦っていた。強い意志と優しい心を持ち、自分のことを顧みず、愛する者たちのために尽くすことを知っていた。神話に出てくる英雄のような君のお父さんは、俺の憧れそのものだった。お父さんのことを誇りに思うといい。テオ、君はベネデットの息子、シチリアの男だ。これからは君が、お母さんや弟、妹を守るんだ」「わかった」「よーしテオ、いい子だ」
「ペトロニラ、それでは」「えぇ」「貴方と、3人の子供たちの未来に幸運を」「貴方にも。……さようなら、アウレリオ」
エゼキエーレ司祭様に別れを告げるアウレリオ
「後先考えず戻ってきたものの、既に目的は、曲がりなりにも解けました。弁護士、アウレリオ・カーサデイはとうに死に、このパレルモの街は最早、私が生きる場所ではなさそうです」「向かうあてはあるのか?」「長く南イタリアで抵抗運動に身を投じてきましたが、聞けばそれも遂に平定されたとか。シチリアの人々は、今回の暴動が鎮圧されても、新政府の圧政を正すために、きっとこの先何度も立ち上がるでしょう。彼らと共に戦い続けるべきなのかも知れませんが…」「無理をするな。ベネデットをあのような形で失っては最早そのような気にもなれまい。アウレリオ、そなたはこれまで十分に戦ってきた。もうよいのではないか?」「ふっ…ベネデットの奴は、最期に随分酷いことを言ってくれました。【自分の分まで生きろ】などと。最早何を為すべきかもわからない俺のような人間に」「彼の影に囚われすぎるな。ベネデットも、それは望まぬ。アウレリオ、そなたはそなたの人生を好きに生きるのだ」「私の人生…」「行きたいと望む場所へ行き、見たいと望むものを見るがよい。そなたの胸に棲まうベネデットと共に。その身がどこにあろうとも、そなたがそなたであることに変わりはない。神だけは常に見ておられる」「エゼキエーレ司祭様…感謝します。貴方様は幾度も私に新しい人生をお示しくださる…」「我が息子よ。いついかなる時も、儂はそなたの為に祈っておるよ」めちゃくちゃいい親子の会話だった…
旅に出る前に、ペトロニラに別れを告げるアリス。ロンドンで発刊されたばかりの不思議の国のアリスの本をプレゼントする。「アリス…貴方と同じ名前ね!」子供に読んであげてとアリス
「きっとこれを開くたびに、今アリスがどんな冒険をしているのか、貴方に思いを馳せるわ!」←流石アリスである
カモメの声。船の上
「まさか貴方が、私の旅に着いてくるなんて!人生はわからないものねぇ」「エゼキエーレ司祭様が仰ったんだ。行きたいと望む場所へ行き、見たいと望むものを見て生きろと。急に言われてもどうしていいかわからないが、そういう生き方をしている人間なら、俺は一人知ってる」「まぁ。私は構わないわ。えーっと、アウレリオ、ジュリオ…どっち?」「好きな方で呼んでくれ」「じゃあ、その時の気分で、適当に呼ぶことにするわね。いいことジュリオ?私はイギリス人の旅行者。貴方はその護衛兼下僕よ」「はっ…もうこの際何でもいい。……それでは奥様、この先のご旅程をお伺いしても?」←ここの言い方好きすぎるし、アウレリオとアリスの関係も好きすぎる
「まずは、ジブラルタル海峡から大西洋に出るでしょ?そこから喜望峰経由でアジアを回るの。インドのカルカッタやシャムのバンコク、シンの上海。今度こそ日本の横浜にも行きたいわ!」「なるほど?いつぞやの与太話を実現しに行かれるというわけですね。結構なことだ」「与太話とは何よ!上海までは、前にもほんとに行ったことあるんだから。イギリス政府の方から、幾つか頼まれごともあるし?あちこち寄港して人と会ったりもしないといけないし、予定は盛り沢山よ」「それはそれは」「この船旅の間に、今まで描いてきた絵と合わせて旅行記を書くつもりなの。下僕のジュリオも登場させてあげるわね?それでもし、出版した本が大当たりしたら、貴方へのお手当てもはずんであげる!」「素晴らしいご計画です、奥様?」
鐘の音。「船が出るわ!アウレリオ、パレルモの街と海も暫く見納めよ」
『街の背後、南に聳える山の上から日が差し掛かり、逆光の街は深い陰影を描いていた。光の当たる場所は目が眩むほどに明るく、光の強さの分だけ影は一層深い。それが俺と、俺の親しい人々が生まれ、生き、命を散らした場所だった』
ゲーテが手記に書いていたわ。パレルモの街は北向きだから、太陽の輝きは海の波に映らない。だから、紺碧の海がこんなに暗く重たく迫ってくるんだって。だけど私、ここの海が好きよ!人々の魂も、喜びも苦しみも、深い青の中に何もかも飲み込んで平然としている」「生憎俺は他の海なんて碌に知らない。世界の七つの海とやらを見た後なら、違いがわかるようになるのかな」「あっ…ねぇ!」「あれは…!」
『ペレグリーノ山の麓、ベネデットが眠る、サンタマリアデイロートリ墓地の前に広がる白い砂浜。喪服の黒いベールとドレスを風に大きく靡かせながら、彼女がそこに立っていた。彼女は我々の船に向かって、右手を高く掲げてみせた。まるで、誇り高く、愛情深く、時に気まぐれな、古の神話の女神のように』
ーーイタリア半島の南、地中海のただ中に浮かぶシチリア古代ギリシャの時代から、さまざまな民が行き交ってきた美しい島に、また新たな時代が訪れようとしている

 

END

 

 

 

 

 

 

 

加藤和樹GIGライブ2024〜Liberation〜大阪公演感想 5/23

和樹さんのライブツアーの感想まとめです。X(旧Twitter)に呟いたものをそのまま載せています。詳細な感想というより、呟きを勢いのままに残したものになっています。
5年ぶりの声出しGIGライブ!しかもバラードなしの本気仕様。久しぶりに座席で息を切らしました。とんでもないライブだった…。でも全力で暴れられて凄く満足できました。最初から最後まで全力フルスロットルで駆け抜けるのは爽快で、あぁこれぞ加藤和樹のライブだな…と。何より和樹さんが楽しそうにしている姿を見られたのが嬉しくて、幸せでした。
コロナ禍でさまざまな形のライブが増えてきたけれど、加藤和樹の原点はここだな、と。これからも皆が楽しめる、幸せになれるさまざまなライブを開催してくれたら嬉しいなと思います。GIGからプラネタリウムまで。誰にでも寄り添えるのが和樹さんの良さだと思ってるので!

 

 

 

 


Kazuki Kato Live "GIG" Tour 2024 ~Liberation~


◇心斎橋BIGCAT 5/23

Starlight Dreamer
knock knock knock!
DIAMOND

 

流星の先へ
HIGHER DREAM
Hang Glider

 

ReTaker
Twenty Flight Rock
Dead or Alive

 

Shake body!
マシマシLove Call

 

Carnation
BEACH
con・fu・sion〜心の叫び〜
Shining Star
Hello
BLUE MONDAY
Answer

 

エール
HERO
Laugh & Peace

 

 

 

 


マジでこのライブで3キロぐらい痩せさせようという“本気”を感じた
#KKダイエット断捨離ライブ
#加藤和樹
#KKTOUR2024

 

めちゃくちゃおもろかったです!!!ありがとうございました!!!

 

途中で和樹さんの顔はめパネルが出てきてそこに和樹さんが顔をはめた時に「うわ顔が良過ぎる人の横に顔が良すぎる人おる」となった
「俺は二人とか言われてますけど一人ですからね!」とか言っててかわいかったです!

 

アンコールでムキムキポーズ💪した時に袖がなくて「袖なーい」って客席から言われたんだけど、ドヤ顔で折り曲げてた袖をおろして「袖ありますぅ〜」って言ってたのめちゃくちゃおもろかったwwwなんのドヤ顔www

 

お着替え終えて出てきた時に、ボタンぷつぷつ外してお胸ご開帳してたの思わず「ワァーオ」って言ったよね。えらいことだったよねあれは

 

あー楽しかった。楽しかったけど、和樹さんが一番楽しそうなのが何よりだった!!よかったね和樹さん!

 

途中で噛んだ時照明全消しされて「あー懐かしいなぁー!!」って叫んでたのめっちゃかわいい。肝心なところで噛む加藤和樹!w

 

ダイエットーもがんばるからーの💪かわいい。💪←これかわいい

 

もし誰か覚えてる人がいたら教えてほしいんだけど、今日シンクロライトで花びらかなんかの歌詞のときに、シンクロライトが七色に輝いてて凄く綺麗だったんだけど、どの曲か覚えてないので誰か…笑
(※わかりませんでした笑)

 

本日の私の握手会レポート(但し推しに何を言われたかは覚えてないw曲名ネタバレあり)
「お疲れ様でしたっ!」
「ライブ楽しかったです!」
(ありがとう〜だった気がする)
「あの、shining starを歌ってくれてありがとうございました!」
「いやいやとんでもない〜」
「またいきます!」

 

和樹さんと対峙した時に、お目々が綺麗な透き通るような茶色で、おててあったかくて、ぎゅっとしてもらえて、「またいきます!」のあとににこっとして貰えたのは覚えてる。和樹さんから何を言われたかだけ綺麗に忘れてしまったwww

 

今日個人的にシンクロライトがあったからこその天才演出があったんですけど、shining starとshooting starで、腕を流れ星みたいに回すの。本当の流れ星みたいでめちゃくちゃ綺麗だった。明日みんなも是非回してほしい!

 

しかしまさか今日の握手、剥がしなしの自由握手会とは思わなんだ。撤収の時間余裕あったのかな?w

 

最初の衣装の時に、「あつい!」とどれだけインナーの色が汗で変わってるかを見せびらかしてきた和樹さん。半分くらい色が変わってる
その後ファンに「脱いでー!」と言われ、
「まだ半分あるから(ドヤ顔)」
だからなんのドヤ顔なのwwwおもろいwwww

 

一番ラストの紹介で、トオルさんの「ボーカル加藤和樹!」を待ってた和樹さん。トオルさんが完全に言うのを忘れてて自分から言い出してたのかわいかった🫶
「忘れてた💦💦」なトオルさんがかわいかったからヨシ!!!←

 

後半の和樹さん、汗でびっちゃびちゃで髪の毛セットもくそもなくて、乱れた髪のままこちらを見ながらニヤリと笑って舌ぺろってしてんの優勝だったな。視線こっちにきてないからこそ堪能できた。最高

 

和樹さんがラストに真面目に?話してる時に後ろでダンスみたいなのを踊ってたトオルさん。それを見たファンが笑って「後ろ後ろー」って言って振り向いて爆笑する和樹さん。かわいい
(※なんで「真面目に?」なのかというと、笑いすぎて忘れました話してる内容w)

 

もう20周年が見えてきたって話で、「俺もう40だぜ」と和樹さん。あっという間だったよねぇついこないだ10周年ツアーやった気がするのに
ファンの子がコロナ前にお腹にいた子がこの子ですって握手に連れてきてびっくりした話してた。子供の成長は早いよねわかる!

 

前半、ドラスティックスの挨拶の時に、誰だったかはちょっと忘れちゃったけど、膝から崩れて爆笑してる和樹さんがかわいかったなー!和樹さんのバカ笑いは健康にいい!

 

たこ焼きを買いに行った和樹さん。種類を答えてたんだけど(ネギポンとソースマヨだったかな)「ソースマヨを3つと…」って言った時にファンの子に1人で3つ食べたと勘違いされて「いくら俺が二郎食べるって言ったって全部1人で食べないからね!?みんなの分!食べれなくはないけど!」って言ってて可愛かった

 

今回MCなさすぎたから私でもある程度覚えてられたな。少しでも可愛いところが伝わってたらいいんだけど!

 

マシマシ、最後の畳み掛けのところで「カラメ カタメ ブタダブルで」か「アブラ ニンニク ヤサイ」のどちらかで指を一本二本三本って増やしていく仕草してたはず
あと「ダイエットも頑張るから」のお腹ぽんぽんぽん、ってしてムキムキポーズするのかわいすぎ。リリイベからやってるらしいけど好き

 

あと20周年あたりの流れでアンチエイジングの話もしてた!
「もう40になるからね。アンチエイジング頑張らなくちゃ」
和樹さん最近更にお綺麗になられましたけど韓国からいい化粧品とか仕入れてます???美しすぎて今日も最高でした

 

 

 

 

 

カムフロムアウェイ 全体感想


ミュージカル「カムフロムアウェイ」の全体感想です。書き始めたらあれもこれもと出てきて止まらなくなりました笑
私が覚えている範囲で。台詞や歌詞は曖昧です。うまく言葉にできないところもあったりして悔しかったんですが、この素晴らしさは少しでも残しておかないと後悔すると思ったので…。今の思いを書き連ねました。
加藤和樹さんのファンなので多少和樹さん目線が多いです(多少でもないかも)。映像は残らないと言われましたが、どうか音源は残してもらえますように。彼らが揃った奇跡を記憶だけじゃなく記録としても残せますように。

 

 


◆なるべく時系列ごとに、と頑張りましたがその通りにはなっていません。ご了承ください。
◆明らかに場面が飛ぶところや場面の繋ぎがわからないところは間隔をあけています。
◆何かしら間違っているところがあれば教えていただけると助かります。
◆好きなところを箇条書きにしました。作品をみていないと伝わり辛いと思われます。

 

 

 

 

・最初の「ウェルカムトゥザロック!わからないだろう」の入りのさとしさんかっこよすぎる
・ちえさんのビューラ関西弁でめっちゃ好き
・「ごめんビューラ!」って駆け込んでくるはまめぐさんのアネットかわいすぎ
・「クソみてえなスピード出すなバカ!」みつおさんのオズ、あまりにもガラが悪くて好き
・シルビアさんのボニーの違和感のなさis何?伝わるかわからないけどあまりにもボニー。「ワンワン、にゃーにゃー、お腹すいた、お腹撫でてーって」そのあとの「別にヤじゃない。愛してっから」この言い方好き
・とうこさんのクリスタル、最初あまりにイメージと違いすぎてとうこさんだと気付かなかった。すごい
おーはーよ町長さん
・みんなでペプシ
・浦井くんの声が浦井くんではなくめっちゃガース。初見びっくりした
・ジャニスかわいい!田舎からきてるから「信号無視しちゃっても大目に見てください」な新人さんかわいい。ゆうみちゃんお芝居がうまい
・最後のクリスタルの「ジャニス」呼び、クセになる
・みんながそれぞれの場所でニュースを聴いて、店に飛び込んでくるオズ
・「ダグお前今すぐ空港に向かえ!」と言われ慌てて管制室に向かうダグ。灯一つ、緊迫した雰囲気
・和樹管制官の「いいえこれは訓練ではありません!」大好きすぎる
・そのまま皆パイロットに。ここの切り替え凄いし演出としても好き
・ニュースを見てる場合じゃない、とテレビの、ラジオのスイッチを切る。緊迫感。今自分に何ができるのか
・女性たちが必要なものの準備をする曲、鳥肌が毎回立つ。好きな曲
・「もうトイレットペーパーは送ってこないでください!」ジャニス大変
・ショッパーにずっとおつかいに行かされるオズ
・「で俺は子供用のオムツを貰いに行ったんだ」ここの間が好き
・ビューラとアネットの「必要だと思うのよねーーーーー」(チラッ)好き
・オズが生理用品わからないのがとてもリアル
・小学校での受け入れ人数。「700人!?すし詰めになりますけど?」←このビューラの関西弁好きすぎる

 

・客室乗務員の「ニュー・ファウンド・ランド」の言い方クセになる
・「親父がいっつもいうんだ、ボブ、落ち着けって。でも客室乗務員が木の葉みたいに震えてる。あれを見たら俺が落ち着けなくてもしょうがないだろ」みたいなことを言うボブくん。20代の若者
・「詳しいことは言うなって言われてる」と客室乗務員。不安が広がる
・「世界大戦だっ!」「アフー!」和樹さんの言葉に被せるように入ってくるみつおさん好きすぎ
・エコノミーで28時間しんどすぎる。そりゃあ子供は通路で寝るしみんなファーストクラスに足を伸ばしに行く
・アルコールで酔っ払う。さとしさんとみつおさんに挟まれる和樹さんかわいい
・ここで謎に胸をどつきあったり頭ぽんぽんされてるのかわいすぎ。後輩和樹さん大好きだから嬉しすぎるもっと可愛がってください(歓喜
・飛行機内で頭打つ和樹さんかわいい
・ドアをあ!け!ろ!
・ここモリクミさんとゆうみちゃんが下着姿になったのめっちゃびっくりした。「ばかみたいでしょ〜?」
・はまめぐさんと座って笑ってる和樹さん。恋人設定?かわいい
・当時は携帯も全然なかったことを思い出した。「電池が切れた!」と和樹さん。28時間も持たないもんね
・「やる!こと!なに!もない!せめて免税店ーーー!」が物凄く頭に残るwww
・ニックがダイアンの隣に座ろうとする時に足を広げて邪魔しにかかるさとしさんめっちゃ好き

 

・バスを出す、出さないで揉める。スト中だからね。でも飛行機を降りてくる人たちには関係ないからとバスを出してくれるガース。終わったらすぐスト続行だと告げ去っていく
・車のライトに照らされる中、向こうもどんな人たちを受け入れるかわからない状態…みたいなボブの台詞が頭に残ってる
・パスポート確認、少しマタハリを思い出した
・万里生くんのアリ、いいわー
・電話を求めてみんな並ぶ。そりゃ電話したいよね。でも移動のために使用中止に
・バス移動。言葉が通じない。これはどこに連れて行かれるか不安になる。ここのムフムザのお芝居好き
・意思疎通。「そうやって俺たちは、同じ言葉を喋り始めた」のガースとムフムザのユニゾン台詞好き。あの一瞬でいい芝居を見た…てなる
・別のバス。みつおさんモリクミさんの「ヘラジカさぁ」。「退く準備ができたら言って」流石は時計が30分遅れてる町、のんびりしてるw
・ここでみんなヘラジカ見るのに後ろから覗き込んでるの好き

 

・何が起こったか、それぞれがテレビで見て、誰かがテレビを消すまでずっと見ていたの、私も東日本大震災の時そうだったな、と思い出すなどした
・皆がほしかったのは電話だった。時間と共に増える電話、インターネット。無事を伝える面々。そんな中で特に何も心配されてなかった禅さんニック…
・ずっと息子を心配しているハンナ。ハンナに寄り添うビューラがまたいいんだよなぁ…

 

・さまざまな言語の人がいる。その中でも「ニューファンドランド語を話せる人ー?」で客席が参加するのが楽しい
・黄色い服を着たスペイン語ができるマイケルズ先生、あまりにも面白すぎるwww
・マイケルズ先生に絡まれてきゃっきゃするアネットかわいすぎ
・そりゃあアネットの妄想機長ブリストル、あんな感じになるわ←
ブリストル機長、1回目はウィンク、2回目は投げキッスしてくれるの面白くて好き。2回目の帽子の被せ方が、くるくるくるって回転させていちいちかっこよくキメてて好きwww
・マイケルズ先生がいなくなってからのアネット「……何の話でしたっけ?」かわいい
・「靴下燃やしたい!!!」なボブかわいい。きれいな靴下もらえてよかったね
・どうやったら帰れる?と警官オズに詰め寄るケビンJとボブ。死ぬほど時間がかかることがわかってすごい険しい顔になってるの好き。「景色はいい!」って何の慰めにもなってないw

 

ウォルマート店員ブリトニーちゃん。あまりにも面白いしずるいw「うちでシャワーを浴びていきませんか?」めちゃくちゃ子供だしゆうみちゃんがうまい。流石すぎる。そして禅さんのなんとも言えない返しも流石すぎる
・家においでーってされるのには裏がある!ってなっちゃうニューヨーカーボブ。俺は騙されなかった!信じたら財布を盗まれるかも!
・ここのさとしさん町長七変化、みたいなのめちゃくちゃ面白くて好き。ノーマル、眼鏡、口髭
・アップルトン町長アームに「うちにアイリッシュウィスキーがある」「まぁ、こいや」とバンバン力強く叩かれるボブ。好き

 

・対比するダイアンとニック、ケビンTとケビンJ
・ウォークイン冷蔵庫!
・言い間違えちゃうジャニスかわいい
・動物を助けに行くボニー。かっこよくてシルビアさんほんとハマってるなぁ。妻に押されがちな禅さんダグもめちゃくちゃハマっててこの夫婦好き
・禅さんといえばニックととうこさんのダイアンの組み合わせもいいんだ。こういう役ほんと似合う…
・あと動物の鳴き声担当浦井くんとゆうみちゃん凄い
・食べ物を作りたいアリ。中々取り合ってもらえないの辛い
・「これは何ですか?」「タラと、チーズ」「……本当に料理を手伝っちゃいけませんか?」ここの間の取り方とかも好き
・ラストで料理長と知って「入ってー!」とテンション高く厨房へ誘導するビューラも、嬉しそうなアリも好き
・トイレ掃除のボランティアを募集するけどスルー。そしたら登場心臓専門医。バチバチにカッコつけて赤の手袋して出てくるの好きすぎる
・ドヤ顔で色気出して口元に手をやる和樹さん、オタク全員好き(決めつけ)
・みつおさんがトイレのスッポン持ってるのシュールすぎて好き
・こういう時のアネットちゃん必ずテンション上がってぴょんぴょんしてるのかわいい
・イライラもやもや。喧嘩になる。さとしさんと万里生さんアリの言い争いの時に最初は「おいやめろよ」って止めようとしてる和樹さん
・僕は卑猥な秘書!僕が教育したんだ!万里生さんのどの役も好き
・家族と話してる時の穏やかなケビンJの声も好き
・ケビンTが口を滑らせた時に「仕事仲間としてね!僕は卑猥な秘書!」って思いっきりやらかすケビンJ。「終わった…」
・ガンダーいちのゲイタウンに来ちまったらしい。「ここの水がそうさせるのかもね!」「だから俺はビールしか飲まないんだ」
・ダイアンが行くなら、で全部くっついてくニックかわいい
ボノボチンパンジーの糞入りバケツを渡されてどわーっ!てなるダグ。ここのボニーとのやり取り好きだー
・ちょこちょこ間に挟まってくるクロード町長と運転手ガースの口喧嘩。同じことを繰り返して言って「全くもう!!!」ってなってるの、仲良しかよってなってかわいくて好き
・あと和樹さんが地元の人たちの役をやる時にそっと腕まくりするんだけど袖を結構高くまで捲り上げてくれるから嬉しい。二の腕最高

 

・バーベキューをしようとなって、バーベキューグリルを集めてこいと町長に言われるボブ。「やだよ殺されちゃうよ!」「いいから、バーベキューグリル、とってこいや」バンバン。かわいそかわいい
・ここの悲壮な顔のボブ、あまりにも可愛すぎるからステフォください
・「撃たれちゃうかもしれない」とおそるおそる庭からバーベキューグリルを集めるボブ。家の人から声をかけられ固まる。「ごめんなさい殺さないで!」ってなるのに家人は「今お茶淹れてるから、飲んで行きな」
・「どこに行ってもお茶に誘われる。それだけじゃない、みんな俺がバーベキューグリルを盗むのを手伝ってくれる!」←めっちゃ好き
・「名前なんて書いてない!どうやって取り戻すのかもわからない!でもそれでバーベキューができた。そして俺は、その日から財布の心配をするのをやめた」(にこっ)←かわいい

 

・「祈り」のところ、後ろから出てくるみつおさんラビが歌うますぎていつもひっくり返りそうになる。めっちゃ好きだ…
・朝の祈りはいいけど昼は皆から好奇の目に晒されるアリが、静かな図書室に案内される。配慮
・そしてここの異教徒皆集まっての祈りのシーン、それぞれで別の言葉を話してるのにまとまりが凄くて好き。本当に技術者ばかりのアベンジャーズだなぁ…
ゆうみちゃんとシルビアさんの歌流石すぎる

 

・みんなで集まってパーティーするよ、って時に、電話を待ってないといけないから…と断るハンナ。それに静かに優しく寄り添って「付き合うわ」と机に腰掛けるビューラ。このシーン大好き
・一杯だけ!とケビンJを誘うケビンT。ケビンTに甘いケビンJ
アイリッシュウィスキー飲みすぎちゃってどうしよう!なボブくんかわいいね
・ここで奏者の皆さんが出てきて楽しく演奏し始めるところが大好きです
・ノリノリでダンス踊るのかわいい
・後ろの机に座ってノリノリなボブくんもかわいい。全部かわいい(ガバ判定)
・「ニューファンドランド人になりたい人ー!」「はーい!」あんなに警戒してたのに今はうきうきで参戦してくるボブくんが好きです
・「はーい!何で手あげちゃったかなぁ〜」かわいいケビンT
・ノリノリで参戦するダイアンとダイアンに引っ張られてくニック。明らかに飲み過ぎなダイアン
・後ろでニコニコで握手してるボブとケビンT
・黄色い帽子被せられて「前が見えない!」してるボブくん。かわいい
・登場するタラ。ここでジョーズのサメが出てくる時の音流れるの好き
・「タラとキスしたらもうキスしてあげないぞ!」なケビンJかわいい
・ダイアンとニックの熱いキス。フゥー!
・それを見つつ無言で会場を後にするケビンJ

 

ビバリーの曲、はまめぐさん歌がうますぎてほんと惚れ惚れするわ…うたがうまい(知ってた)
・色々乗り越えてきた強い女…はまめぐさんほんっっっっっとうに似合う
・女性陣がみんなで出てきて歌うの好きだー。かっこいいよーーー

 

・いきなりの出発準備。ボブ独白。「みんながお弁当を渡してくれた。お金を渡そうとしたら受け取らないっていうんだ!」
・「でも、俺あんたんちのお酒全部飲んじゃった」
「俺もあんたならそうするだろう」のやり取りでアーム町長と肩を組みながら笑顔ではけてくボブ。かわいい(ここのやり取りなぜきっちり覚えてないのか。悔やまれる)
・どうしてもと詰め寄られビューラが「それなら投書箱に。でも本当に気持ちだけでいいから、ありがとうって言ってくれればそれで」
・ここの「誰だってそうしたさ。君だってそうするだろう」が本当に考えさせられる。私は本当にそこまでできるのか。実際なってみないとわからないところも沢山あるよね
・身体検査。危険物(刃物とか)は置いていく。こここの税関職員みつおさんの「持ち主不明の荷物は爆破処理する」みたいな台詞がいい声すぎて好き
・「あの人と同じ飛行機には乗れない」とはっきり伝える乗務員。そして身体検査を受けるアリ。今までで一番念入りな身体検査
・この時の本当に辛そうなアリの表情。今にも泣きそうで、でもそれを我慢しての「もう行っても良いですか?」胸にぐっとくる
・「本当にごめんなさい」これはビバリーもつらい
・中々飛び立てない。結局飛び立てなくて戻ってきた時の地元の皆の「おかえりー!」(超笑顔)が好き
・ダイアンとニック。横顔を写真におさめながら
・ここ、みんなの椅子の連携技も見事だよね

 

・飛行機が飛ぶ前の言い争いで「民主主義は通用しません!」ビバリーかっこいい
・無事に離陸したあと、前に出てきて声が大きくてマイクキーンってなるボブ。「これ通じてる?(キーン)わぁっ通じてたね」みたいなの、かわいい
奨学金を!と黄色い帽子を掲げる。この子は本当にかわいいな
・小切手が入ってて「わぁ!」ってなるのも好き
・後ろで額へのキスは照準がズレてしまったのだと勘違いして熱烈なキスをするダイアンとニック
・熱いおしぼりに「あつっ!」となるボブ
・熱烈なダイアンとニックに「冷たいおしぼり?」と客室乗務員
・帰りの飛行機で幸せそうな和樹さんとちえさん。かわいい

 

・無事に着いた後
・ここから怒涛のボブ独白。覚えているところをなるべく流れに沿って残しておきます。残さないときっと後悔するので。手伝ってくれたフォロワーさんに感謝
・「飛行機の窓からマンハッタンの街並みが見えた。まだ煙が出ている。突然急に怖くなった。他にも怖がってる人がいた」
・「ニューアーク空港をよく知ってる。空港の脇の高速道路にトラックを停めて、そこから降りてくる飛行機にめがけて爆弾が撃てるようになってる。(コーラス)でも、何も起きなかった」
・ケビンT「ケビンを家まで送った。二人とも何も喋らなかった」
・ハンナ「息子の消防署に行った。私が知らされてないだけだと思って。でも誰もわかってなかった」
・離れ離れになったダイアンとニック。「自宅に戻った。ひとりの何も変わらない部屋。だけど何かが違う」「そして荷物から…カメラを見つけた」
・「レストランに行く前に娘を学校に送った。しかし怖がって入りたがらない。娘にどう説明すればいい?」なアリ
・「実家に帰って窓からマンハッタンを見た。生まれてこのかた見ている風景。でも何かが違う。何かが…足りないんだ」
・うまくいかず別れてしまったケビン達。「僕とケビンは別れた。彼はニューヨークに帰った」「彼が恋しい。あのジョークが恋しい」
・ダイアン「ニックとたくさん電話してる、でも辛い。私たちが出会ったのはあの恐ろしい事件のせいだから」
・「グラウンドゼロに行ってみた。この世の終わりみたいだ。文字通り、まだ燃えているんだ…」
・「親父が言うんだ、足止めされたところもまずまずだったのか?って。なんて言えばいい?まずまずなんてもんじゃない。ここよりずっと良かった!」
ビバリーが急いで現場復帰したのに利用者が全然いなくなってて、数少ないお客さんを呼び止めての「ご利用ありがとうございます」ぐっとくる
・ハンナの「終わったわ…」で毎回泣く

 

・やっと日常が戻ってきたガンダーの面々。テレビをつけたところで涙が出てくるの。どれだけ凄まじかったのかが伝わる
おーはーよ。いつもの日常
・皆が残したサンキューの文字を消す
・相変わらず喧嘩してるクロードとガース。「全くもう!」かわいい
奨学金とか手紙とかが大量に届く。ここでのアリのお手紙好き
・町長の「コマンダーガンダー」好き
・オプラウィンフリー!ってテンションあがるジャニスがかわいい。でも、皆にマイクを向けるの、私好きじゃなかった。と今の場所で仕事を続けると決めたところ、好き

 

・そして2011年
・みつおさんを持ち上げる力持ち和樹さん、推せる
・テレビ局の人たちが並ぶ中にいるジャニス、よき
・アップルトン町長とボブのマイクの前のわちゃわちゃ好き
・うまくいったダイアンとニック、よかったね!
・新しい秘書のロビンちゃん。「どうもぉ〜!」の一言で全部持ってっちゃうのあまりにも好きすぎるwww
・ケビンT、本当に卑猥な秘書がお好きですね……ってのがなんとなーくわかる新恋人のロビンちゃん、面白すぎるw
・ジャニスはガン睨みして、ケビンTには熱烈な視線を送りキスしようとするロビン、この一瞬で爪痕残しすぎてて草
・今も仲良くしてるハンナとビューラも凄く良かったな。ジョークを言い合える関係って素敵
・ここにあなたはいます。世界の果て、始まりの時
・最後のウェルカムトゥザロック。始まった瞬間にぶわって鳥肌が立って泣きそうになったのよね初見。めちゃくちゃ感動した
・その力強さと熱量は本物で、私はこの作品を生で観ることができてよかったなと。本当にいい作品に出会えました